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日本では、乳がんにかかる女性が年々増えており、若い年代の乳がんにかかる率も年々上昇していると言われています。乳がんは、自分で発見できる数少ないがんの一つで、早期の発見と治療で90%以上が治る病気。
自分のためにも大切な人のためにも、日頃から関心を持ち、乳がんとしっかりと向き合うことが大切です。

乳がんはこんな病気です

乳がんは、だれでもなる可能性があります。まずは、乳がんという病気について、知ることから始めましょう。

乳がんについての基礎知識

・毎年約9万人の女性が乳がんにかかっています。
・女性の30歳から64歳の死亡原因第1位は乳がん。
・乳がんは自分で発見できる数少ないがんの一つ。
・乳がんは、早期発見と早期治療で90%以上が治るといわれています。

乳がんとは?

乳がんは乳房にできる悪性腫瘍です。乳がんの多くは、母乳を乳頭まで運ぶ「乳管」から発生します。
乳房の変化に気付かず放置していると、がん細胞が増殖して乳腺の外にまで広がり、
リンパや血液の流れにのって、肺や肝臓、骨など乳房から離れた臓器にまで及びます。

乳がんにかかりやすい要因

乳がんにかかる要因には、乳がんの家族歴のあるなど遺伝的要因と食生活や喫煙などの環境的要因の2つが挙げられます。
以下のどれかに当てはまる人は、特に注意が必要といえます。

乳がんの予防のために

乳がんにならない生活方法は残念ながらありません。しかし他のがんが食生活の欧米化によってかかる割合が増えているのと同様、乳がんも食生活の変化により、その危険が増すといえます。
脂肪の多い食事を避ける、飲酒は適量(日本酒で一合くらい)を心掛け、
豆腐・納豆など大豆系の食品を取る、緑黄色野菜を取るなど毎日の食生活に注意しましょう。
また、健康維持の点から喫煙は避けるべきです。また、日ごろから適度の運動を心がけることも大切です。

早期発見のために月1回のセルフチェックを習慣に

乳がんは自分で発見できる数少ないがんです。早期発見のために、月1回のセルフチェックを習慣づけましょう。
自分のバストを見るバスタイムなどのタイミングが気軽でおすすめです。

セルフチェックのタイミング

毎月1回、月経終了後4〜5日後くらいを目安に。
閉経後の人は毎月、日を決めて行いましょう。

セルフチェックの方法

セルフチェックと並行して定期的に検診を

セルフチェックと並行して必ず定期検診を受け、少しでも違和感など気になることがあったら、ためらわず専門医の診察を受けましょう。住民健診については市区町村の保健福祉部など、担当部課にお尋ね下さい。

検診はどのようするの?

2004年度に国の指針が改められ、40歳以上を対象にマンモグラフィ検査による検診を原則として行うことになりました。
2016年度から視触診は推奨されませんが、実施する場合はマンモグラフィ検査と併用します。

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