「NIKKE（日本毛織（株））」などの糸や生地を扱うブランドパートナーは、羊毛オークションを通さず牧羊業者と直接取引を結びます。中間業者を省いた流通と長年に渡りパートナーシップを結ぶことで、安定した原料確保が実現され、品質の維持と向上に繋がります。

毛刈りされた羊毛は俵詰めされ、ロット番号で管理されます。原毛生産者は最終製品まで、ブランドは牧場まで、相互に把握できるのがメリット。

ZQ農家にとって羊たちは家族同然の大切な存在です。
恵まれた自然の中で放牧され、春夏は自然な牧草、冬は干し草を与えて栄養状態をコントロール。また牧場ごとに異なる立地条件に合わせた環境管理や、薬剤をできる限り使わず羊を傷つけない飼育方法で、不要なストレスを与えません。そして、牧場周辺への環境配慮も大切な条件とされています。

生育環境やストレスが羊毛の品質を左右します。
広大な土地で自由にハーブを食んで、のびのび育ったZQメリノは、繊度のバラつきや黄ばみがなく毛質が均一。
さらに、ニュージーランドでは陽気の緩む春先（8〜10月頃）、毛が汚れてしまう前に一斉に毛刈りを行うため、白度に優れた上質な羊毛原料となります。

刈ったばかりの羊毛は天然の油分を含むため、しっとりとしたタッチ。洗い上げることでより真っ白になります。

「NIKKE」を代表する名素材「MAF（マフ）」は、ZQ認証を受けたウールの中から、NIKKEが独自の基準（※）で更に厳選。※17.5ミクロン以下の細さなど
1988年に始まったニュージーランド政府との国際プロジェクトにより、研究と品種改良を重ねた末に完成された特別な素材です。