引っ越しを機に家具を買い替える場合、既存の家具は売却や処分などをするため荷物の量が減るのがメリットとしてあげられます。
ほかにも、家具の掃除や運ぶための分解、旧居から新居への運搬や搬入といった手間も省けて、引っ越しにかかる労力を減らすことができるのもメリットです。
ベッドやソファなど大型の家具は運び出したり設置したりするのが大変なので、引っ越しの際に買い替える家具の候補としておすすめです。

引っ越しの料金は、時期や移動距離と合わせて荷物の量によっても変動するため、荷物の量が減ると料金が安くなる場合があります。
なぜなら、荷物の量が少なくなればなるほど、運搬や搬入にかかる人手やトラックなどのリソース的な負担が減るためです。しかし、繁忙期の場合は荷物が少なくても全体的に料金が割増になる傾向があるため、引っ越し料金を抑えたい場合は荷物の量以外にも、引っ越しするタイミングを見計らうのがおすすめです。

新居に合わせて家具を買い替えれば、新居基準で家具を用意できるので搬入や設置などがしやすくなるのもメリットの1つです。
既存の家具を旧居から持ってきて新居に設置しても、スペースが余って綺麗に設置できなかったり、大きすぎて家具自体が置けないなどの事態が起こらず、快適に生活を始めることができます。

家具を新調する場合、買い替えのコストがかかります。荷物が減れば、引っ越し費用が安くなる場合もありますが、家具を新調する方が出費としては大きくなりやすいです。
長年使った家具であれば金額以上に利用できている可能性はあるものの、購入してからそれほど年数が経っていない家具であれば、総合的にコストが高くなりやすいです。

引っ越しの際に家具を買い替えるのは手間がかかり、負担となる場合が多いです。
なぜなら、入居する期間までで新居に合わせた家具を選んだり、配送の手続きをしたりする必要がありながら、引っ越し作業も並行して行わなければならないからです。
新居を決めてから買い替えを始めるため、事前の準備が難しく、配送手続きなどを含めると家具を選ぶ時間は限定的といえます。

家具のサイズが大きすぎると、ドアや窓などから入れられず新居への搬入ができないなどのトラブルにつながりかねません。そのため、家具を買い替える際は家具がどの程度まで分解して運べるか、新居の搬入経路の大きさがどの程度なのかを把握しておきましょう。
配送手続きや入居するタイミングなども考えると、新居の情報が分かった時点で家具の買い替えに向けて動き始めるのがおすすめです。

家具を買い替える前に、新居で家具を置けるスペースがどのくらいなのかを確認しておくと、実際に生活し始めた際のトラブルを防げます。
分解して搬入は出来ても、組み立てたらスペースが足りないなどの場合も考えられるでしょう。家具が大きすぎたり多すぎたりすると、家に置き場がなかったり、置けたとしても生活が不便になったりしてしまいます。

引っ越しで家具を買い替える際に注意したい点が、購入した家具が家に届くタイミングです。
ベッドやソファなどの大型の家具は、購入しても自分で運ばずに指定の場所まで配送してもらうのが一般的です。しかし、届くタイミングを誤ると新居に引っ越していないのに家具が届いてしまう場合があります。受け取りに関するトラブルや家具の一時置き場の確保などに困る可能性があるので注意しましょう。

引っ越しの際に不要となった家具の処分方法としてあげられるのが、ゴミに出してしまうことです。
自治体によってゴミ出しの規則は異なるほか、大型の家具は粗大ごみとして通常のゴミとは別に申請や手続きなどの手順が欠かせない点に注意が必要です。
特に、粗大ごみは正しい手順を踏まないとゴミとして回収してもらえないため、家具ごとの処分方法を確認しておきましょう。

引っ越しを依頼している業者に、不要になった家具をそのまま引き取ってもらうのも1つの方法です。
しかし、引っ越し業者によっては家具の引き取りサービスを行っていない場合もあり、引き取りを行っていたとしても家具の種類によっては対応していない可能性もあるため、事前に業者へ確認しておくのをおすすめします。

不要になった家具の処分方法として、リサイクルショップやフリマアプリなどへの売却があげられます。
ベッドやソファなどの大型の家具の場合は、店舗への持ち込みや購入者への発送などがあり、手間がかかります。一方で、リサイクルショップでは出張買取としてやってきて、査定から家具の運搬まで行ってくれる場合もあります。

不用品回収業者に依頼するのも、不要な家具の処分方法の1つです。
家具の種類や状態にもよりますが無料で回収を行ってくれる場合もあり、特に状態が優良な物に関しては回収ではなく買取してくれる可能性もあります。しかし、業者によっては古物商を取得せずに営業していたり、回収物を違法な手段で第三者へ売却する、売れなかった物を不法投棄するなど、様々なトラブルにつながるケースもあるため、信頼できる業者を選ぶのが大切です。