土鍋の焦げ付きの落とし方は?
重曹・酢での取り方や
原因・予防策も紹介!
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土鍋の焦げの落とし方を知っていますか?間違ったやり方をすると土鍋を傷めてしまいます。今回は、重曹・酢などを使った土鍋のひどい焦げの取り方や、焦げ付きの原因、予防方法を解説します。土鍋のカビや外側の焦げを取る方法も紹介しますので、参考にしてください。
@お湯でふやかして取る方法
A米のとぎ汁で取る方法
@重曹で取る方法


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重曹は、家中の掃除に役立つ便利なアイテムで、土鍋に付いた肉や魚、米などの焦げも落としてくれます。これらは酸性の汚れなので、弱アルカリ性の重曹は効果的です。また、土鍋にはお湯を入れるのではなく、水から火を入れることで炭酸が発生し、焦げをきれいに落とします。焦げを落としたら、最後の仕上げに目止めをしましょう。
重曹を使った落とし方
1. 土鍋の半分〜8分目くらいの高さまで水を入れ、重曹を大さじ2〜3杯加える
2. 弱火で10〜15分加熱し、重曹が溶けた水がしっかり沸騰するまで火にかける
3. 沸騰したら、火を止めて30分〜1時間放置する
4. 焦げが柔らかくなったら水を捨て、柔らかいスポンジや木べらで焦げをこする
5. 水で洗い流した後、水分を拭き取って乾かす
6. 目止めをしてひび割れを防ぐ
Aお酢(クエン酸)で取る方法


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重曹でとれない焦げ付きには、お酢を使うとよいでしょう。野菜や果物、キノコ類の焦げ付きはアルカリ性なので、酸性のお酢で中和されます。お酢の代わりにクエン酸やレモン汁も使用でき、水から火にかけて沸騰させることで汚れを落としやすくなります。ただし、強い酸は土鍋を劣化させるおそれがあるので、お酢でつけ置きし過ぎないよう注意しましょう。
お酢を使った落とし方
1. あらかじめアクリルたわしなどで軽く土鍋を洗う
2. 土鍋の半分〜8分目くらいの高さまで水を入れ、お酢やクエン酸を大さじ2〜3杯加える
3. 弱火で10分ほど煮立たせる
4. 火を止めたら30分〜数時間放置する
5. 焦げが浮いてきたら一度流して柔らかいスポンジで優しくこする
6. 水でしっかりとすすぎ、よく乾かす
@金たわしやクレンザーなどの研磨剤は使用しない
A急激に冷やさない
B中性洗剤・漂白剤につけ置きしない
@使う前の目止めを丁寧に行う
土鍋を使う際の目止めは、手順に沿って行うことが大切です。工程が多く、時間がかかるので大変だと感じるかもしれませんが、身近な材料で実施できます。ご飯をお粥にして目止めした場合は食べても問題なく、環境にも優しい方法です。土鍋を長持ちさせるために必要な作業なので、加熱時間に注意して丁寧に行ってください。
土鍋の目止め方法
1. 土鍋を水洗いしてしっかり乾かす
2. 中にお米のとぎ汁、または残ったご飯や片栗粉、小麦粉と水を入れる
3. 沸騰させた後、弱火にして途中でかき混ぜないよう30〜60分加熱する
4. 火を止めたら完全に冷めるまでそのまま放置する
5. 手で触れても熱くない程度まで冷めたら中身を捨てる
6. 土鍋を水洗いし、乾いた布でしっかり拭く
7. 風通しの良い場所で一晩しっかりと乾燥させる
土鍋の使い始めの目止めについては、次の記事を参考にしてください。
土鍋の使い始めの目止めとは?いらない?初めて使う時のやり方を紹介!
キッチン用品・調理器具コラム