〈オークリー〉この柄は安定感のあるシンメトリックな構図を使い、壁布やソファなどの室内装飾用の柄として、1902年イギリスで捺染されました。曲線美を強調した織表現と、緯糸に収縮糸を入れ凹凸感のある ファブリックスに仕上げました。
■ミュルーズ美術館■
フランス東部のアルザス地方ミュルーズは、フランスのテキスタイルプリント文化の中心であり、18〜19世紀にかけては、テキスタイルプリントの流行を生み出す発信地でもありました。世界中から蒐集した600万点の染織資料を所蔵しており、質の高さと豊富さは世界に類を見ない美術館として高く評価され、著名なオートクチュールメゾンをはじめ、世界中のクリエイターがこの美術館を訪れ、新たなデザインのインスピレーションを得ています。