チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアを代表する造り手です。
自然なワイン造りに傾倒しており、アンフォラ発酵はいち早く導入し、今では非常に高い完成度を誇っています。当初は、当時最先端のワイン造りを取り入れていて バリックが並び、カベルネを尊重していました。 1991 年には新たに「ヴィラ・フォンタネ」を購入。個性 の違った区画に育つ古樹を手に入れます。その後、ワインと自然の結び付きを感じ始め、ビオディナミに行き着きます。2000 年には古代のワイン造りを目指し、 シチリアで初めてアンフォラを導入。今ではバリックは全て売却され、150 個の「アンフォ ラ」が地中に埋められています。これは世界最大規模 のアンフォラ醸造所といえます。
《テクニカルデータ》
野生酵母のみで大きな四角いセメントタンクで発酵。品種毎に収穫のタイミングが違うので別々に醗酵します。その後、アッサンブラージュ(調合)してから、スラヴォニア産のオーク樽で18ヶ月以上熟成。伝統的造りで、若い内は繊細さが勝るものの、熟成すると重厚で深みが出てきます。