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布団の綿の打ち直しとは?
自分でできる?
相場や買い替えと
どっちがいいかを紹介!

リード文

古くなった布団の綿の打ち直しをしてみたいと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、最近はどうやって頼めばよいのかわからないという人も少なくありません。古い綿布団の打ち直しの依頼方法のほか、敷布団や掛け布団・座布団の綿の打ち直しの費用の相場などを説明します。買い替え・クリーニングとどっちが良いかについても取り上げますので、ぜひ参考にしてください。

古い綿布団の打ち直しの目安は購入から約3〜5年

  • 古い綿布団を打ち直しに出す時期は、購入または前回の作業から3〜5年です。掛け布団は5年、体重がかかる敷布団は3年程度で打ち直しに出すと良いとされます。内部の綿が皮脂や湿気で固まったまま放置するとカビやダニの原因になるので、早めに打ち直しを依頼しましょう。

    打ち直しの時期の目安となる状態
    ・天日干ししても膨らまない
    ・購入時より重く感じる
    ・保温性が下がり寒く感じる
    ・表面の生地に破れや汚れがある

綿50%以上なら打ち直し可能!できない布団との見分け方

  • 手持ちの布団が打ち直し可能かどうかは、内部の素材の割合を確認すればわかります。品質表示のタグを見て、綿の割合が50%以上であれば多くの場合、打ち直しが可能です。一方で、ポリエステルなどの化学繊維が50%を超えていたり、ウレタンや羊毛などが使われていたりする場合は、機械で繊維をほぐせないので一般的にはできません。

    もし、品質表示のタグが消えていて確認できない場合は、生地の上から触ってみましょう。こすり合わせたときに乾いた音がするのなら、ポリエステルの可能性が高く、音がせずしっとりとした手触りなら綿の可能性が高いでしょう。不安な場合は業者に相談しましょう。

@新品を購入するより高くなる場合がある

  • 専門の業者に依頼して打ち直しを行う場合、その費用が量販店で安価な新品を購入するよりも高くつく場合があります。古い綿の解体、除塵、殺菌、新しい綿の補充、新しい生地の縫製と、職人の手作業や専用の機械を用いた多くの工程が必要なのが高くなる理由です。

    選ぶ生地の素材やランク、追加する新しい綿の量によっても費用は変動し、場合によっては想定以上の出費になるかもしれません。ただし、高品質な天然素材の布団を新しく買い直すよりは安く済む場合が多く、手持ちの布団の品質と依頼にかかる費用を比較して検討するのが大切です。

A仕上がりまでに数週間〜1ヶ月程度の時間がかかる

  • 打ち直しの依頼をしてから布団が手元に戻ってくるまでに、ある程度の期間が必要になる点もデメリットの一つです。引き取りから解体、洗浄、乾燥、仕立てといった工程を経るので、一般的に数週間から1ヶ月の時間がかかります。季節の変わり目など、業者の繁忙期にはさらに時間がかかる場合も珍しくありません。

    その間は別の布団で代用しなければならず、予備の布団を持っていない場合は、生活に支障が出る可能性があります。冬用の布団は夏に、夏用の布団は冬に依頼するなど、使わない時期を見計らって計画的に打ち直しに出すのが賢明です。

Bポリエステルなど打ち直しできない素材がある

  • 全ての布団が打ち直し可能なわけではなく、中身の素材によっては打ち直しができない場合があります。ポリエステル100%の化学繊維や、ウレタン、羊毛などが使われている布団は、専用の機械で繊維を解きほぐせず、打ち直しができません。

    また、綿が使われていても長年の使用で繊維が極端に短くちぎれて粉状になってしまった場合や、カビや汚れが内部まで広範囲に侵食している場合は再生できません。依頼する前に、必ず品質表示タグで素材を確認し、生地を触って内部の状態をある程度把握しておく必要があります。

@ダブルからシングルなどサイズを変更する

  • 綿布団の打ち直しでサイズ変更も可能です。サイズ変更するときは、余分な綿を減らしたり、逆に綿を足したりします。ライフスタイルの変化にともない、布団のサイズを変えたいと思うこともあるでしょう。たとえば、子供が独立して夫婦別々のベッドで寝るようになった場合などは、ダブルサイズをシングルサイズに変えられます。
    逆にシングルサイズの布団をダブルサイズに大きくすることも可能です。いずれの場合も新しい綿を多く追加する必要があり、新しい生地の面積も増えるので、費用が高くなります。費用については、あらかじめよく確認しましょう。

B使わなくなった綿布団を座布団にする

  • 押し入れの奥で眠っている使わなくなった掛け布団や敷布団を、全く別の用途に作り替えても古いふとんの有効活用になります。使わなくなった綿布団を打ち直して座布団にすれば、上質な天然素材を無駄にしません。

    シングルサイズの掛け布団1枚なら、標準的な大きさの座布団が4〜5枚作れます。来客用の座布団を新調したいときや、リビングで寛ぐクッション代わりにしたい場合に便利です。好きな和柄やモダンな柄の生地を選べば、部屋のインテリアにも合わせられます。

敷布団(綿敷き布団)の打ち直しの相場は約10,000〜15,000円

  • 体重を支える敷布団は内部の綿が固まりやすく、定期的な手入れが必要です。一般的なシングルサイズの敷布団の打ち直しの相場は10,000〜15,000円です。この料金には、古い綿の解体や洗浄、防ダニ、防菌加工、新しい生地での縫製までが含まれています。

    足し綿が必要な場合や、追加の防ダニ加工、高品質な生地を選ぶ場合は追加料金が発生します。事前に複数業者の料金表を確認し、基本料金に含まれる作業や材料を十分に把握しておきましょう。

真綿敷布団の打ち直しの相場は約15,000〜25,000円

  • 絹で作られる高級な真綿を使用した真綿敷布団の場合、打ち直し作業には高度な技術と繊細な扱いが求められます。真綿敷布団の打ち直しの相場は15,000〜25,000円と、一般的な木綿布団より高額です。

    真綿は保温性と吸湿性、軽さが特徴で、適切に手入れすれば長く使い続けられます。新品の真綿布団は数十万円する場合もあり、打ち直しをして使う方が経済的でしょう。デリケートな素材なので、専用の生地や特別な洗浄方法が必要になる場合もあり、必ず専門知識を持つ業者に依頼しましょう。

綿掛け布団の打ち直しの相場は約10,000〜15,000円

  • 厚手の綿掛け布団も長年の使用でボリュームが減り、保温性が低下します。シングルサイズの綿掛け布団の打ち直しの相場は10,000〜15,000円と、敷布団とほぼ同じ価格帯です。掛け布団は軽さと弾力性が重要で、綿のふくらみを回復させる作業が念入りに行われます。

    羽毛混の特殊な布団や、ダブル、クイーンサイズの場合は数千円から一万円ほど高くなる場合があります。また、掛け布団用の生地には柔らかい素材が選ばれる場合が多く、シルク混などの上質な生地を指定すると、追加料金がかかるので注意しましょう。

綿座布団の打ち直しの相場は1枚約2,000〜4,000円

  • 押し入れで場所を取っている使わなくなった布団を、リビングや和室で使える綿座布団に作り替えるサービスも人気です。綿座布団の打ち直しの相場は1枚2,000〜4,000円です。銘仙判や八端判など、仕上がりのサイズによって価格が微妙に異なります。

    布団1枚から複数枚の座布団を作れるので、来客用としてまとめて用意したい場合に良いでしょう。座布団用の生地には、耐久性の高い丈夫な素材や、和洋どちらの部屋にも合うモダンな柄の物が数多くあり、部屋の雰囲気に合わせて選べます。少額の予算で上質な座布団が手に入り、経済的です。

業者の打ち直し工程は「解体・除塵・殺菌・足し綿・仕立て」

  • 専門業者に打ち直しを依頼すると、布団は複数の工程を経て新品同様の状態に生まれ変わります。複数の専門的な工程を経た布団は清潔さや心地良い弾力、保温性が復活します。

    専門業者の作業工程
    1.解体:古い生地を剥がし、中身の綿を取り出す
    2.洗浄、除塵:綿を洗い、ダニの死骸や微細なホコリを機械で徹底的に取り除く
    3.殺菌、乾燥:高温の熱風で殺菌し、綿の繊維をふっくら乾燥させる
    4.足し綿:劣化した繊維の分を補うため、新しい綿を追加しボリュームを出す
    5.仕立て:職ַ人が綿を均等に広げ、新しい生地で丁寧に縫製する

専用の機械が必要なため、綿布団の打ち直しを自分でやるのは難しい

  • 自宅で綿布団を打ち直して、費用を節約できないかと考える人もいるでしょう。しかし、大きな布団の打ち直しを自力で行うのは困難です。固まった綿を細かくほぐし、内部のミクロのホコリやダニを完全に取り除くには、強力な専用機械が必要です。

    手作業で綿をほぐしても均一にふくらませるのは不可能に近く、ホコリが舞い散り健康を害する恐れもあります。大きな生地を均等に縫い合わせる高度な裁縫技術も必要です。綿布団の打ち直しを自分でやるのは諦め、専門業者に任せましょう。

座布団の綿の打ち直しを自分でやる場合は手でほぐして天日干しする

  • 大きな布団の打ち直しは困難ですが、小さな座布団ならある程度自分で打ち直しが可能です。座布団の綿の打ち直しを自分でやる場合は、まず生地の縫い目をほどき中身の綿を取り出します。取り出した綿を手で優しくちぎるようにほぐし、固まった繊維に空気を含ませます。

    その後、ほぐした綿をザル等に広げ、風通しの良い場所で天日干しして湿気を飛ばしましょう。厚みが出たら、新しい生地のカバーに均等に詰め直し、口を縫い合わせます。ホコリを吸い込まないよう、必ず屋外や換気の良い場所でマスクを着けて作業することが大切です。

クリーニングは「汚れを落とす」打ち直しは「ふっくら蘇らせる」

  • 二つのサービスは目的が異なります。汚れや臭いが気になるだけなら丸洗いで十分ですが、保温性が失われた場合は綿布団の打ち直しが必要です。状態に合わせ綿布団のクリーニングと打ち直しを使い分けましょう。

    目的と違い
    クリーニング:専用洗剤で丸洗いし、汗や皮脂、ダニを落とし清潔にする
    打ち直し:古い生地を外し中の綿を取り出し、新しい綿を足し新生地で縫製し、厚みや弾力を蘇らせる

    布団のクリーニングサービスの詳細については次のページをご覧ください。
    布団丸洗い専門店の宅配クリーニングサービス|中わたまでしっかり洗えてふとんの汚れもすっきり!

愛着がある・高品質な綿なら打ち直しがおすすめ

  • 愛着があり、高品質な綿素材が使われている綿布団の場合は打ち直しサービスを考えましょう。上質な綿素材は繊維が丈夫で、打ち直しを行えば新品同様の寝心地を何度でも取り戻せます。同じ品質の綿布団を買い替えると高額になるので、打ち直す方が経済的です。

    良い寝心地にこだわりたい人や思い出の品を大切にしたい人は、買い替えより打ち直しが向いているでしょう。

安価な布団・ポリエステル混紡なら買い替えがおすすめ

  • 量販店などで手頃な価格で購入した布団は、新品に買い替えるほうが経済的です。打ち直しは手間がかかり、安価な布団の買い替え価格より打ち直し費用が高くなる場合が多いでしょう。

    ポリエステルなどの化学繊維が多く混じった綿布団は、機械で繊維をほぐせないので、たいていの場合、業者に断られます。長年の使用で生地が破れ、中の綿が粉々に劣化した状態になった場合も再生が難しいので買い替えが必要です。予算や素材を確認し、打ち直し、買い替え、どっちが適切か判断しましょう。

布団の綿の打ち直しについて知ろう

  • 古くなった布団も適切な打ち直しを行えば、新品のような弾力と温かさを取り戻せます。中の綿の素材や品質を確認し、買い替えとどちらが得策かを見極めることが大切です。打ち直しも上手に使って、布団を長く大切に使い続けましょう。

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