布団にいる虫の正体は?
小さい・細長い・茶色など
見た目別の種類と
駆除・予防方法を紹介!
布団に小さい虫や細長い虫がいて気になった経験はありませんか?ダニなのか、それ以外の虫なのか、正体が気になる人もいるでしょう。布団の中で、茶色や黒、白ゴマのような虫を見かけることがあります。そうした虫を見た目で見分ける方法や、虫を放置したときのリスクや駆除方法、繁殖する原因などを解説します。布団に虫を寄せ付けない予防・対策方法や、買い替えにおすすめの布団も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


(参考画像)
| 名前 | 見た目 | 特徴・被害 | 刺すか |
|---|---|---|---|
| ダニ | 種類により0.2〜8mm、肉眼で見えない物もいる | 死骸や糞がアレル物質になる。 | 種類により刺す |
| ヒメマルカツオブシムシ | 成虫は楕円形、体長2.5mm、濃赤褐色か黒色で白色〜こげ茶色のまだら模様の毛でおおわれる | 幼虫がウールや絹などの衣類、羽毛、毛髪、鰹節を食べ、衣類に穴をあける。 | 刺さない |
| シバンムシ | 体長2〜3mm、茶色、楕円形で硬い | 乾燥食品や穀粉、乾麺、香辛料、干しシイタケ、漢方薬、タバコ、ドライフラワー、藁床の畳、そばがらの枕を食べる。 | 刺さない |
| チャタテムシ | 体長1〜2mm、白色〜薄茶色で半透明、非常に小さい | カビ・ホコリ・食品カスをエサにする。 | 刺さない |
| カツオブシムシの幼虫 | 細長い、黄色みを帯びて白や茶色の毛が全体に生えている | 羊毛、カシミヤなどの衣類、絨毯、羽毛、髪の毛、ホコリ、鰹節などの乾物を食べる。 | 刺さない |
| トコジラミ | 体長5〜8mm、赤黒〜茶色 | 人を刺して吸血する。 | 刺す |
| タカラダニ | 体長約1mm、赤い | コンクリートや岩石、煉瓦など乾いた高温の場所に発生する。潰すと赤い体液が出る。 花粉や昆虫を食べる。潰すと赤いシミになる。 | 刺さない |
| アリガタバチ | 体長約2mm、赤褐色 | 雌は翅がなくアリに似ている。 シバンムシの幼虫に寄生する。 | 刺す |
| ノシメマダラメイガの幼虫 | 体長約10mm、淡い乳白色、ずんぐりした円筒形 | 穀類、穀粉、乾燥果実、菓子類などの食品を加害し、包装用紙を食い破って侵入する。 | 刺さない |
布団にいるダニの代表として、屋内塵性ダニ類のヒョウヒダニが挙げられます。成虫の体長は0.3〜0.4mmと小さく、肉眼ではほとんど見えない大きさです。チリダニ類は布団やカーペット、じゅうたんなどに多く生息し、人のフケやアカ、ホコリなどの有機物を餌としており、人を刺すことはありません。
ただし、ダニのフンや死骸を吸い込むと鼻や気管の不調につながることがあります。一方、ヒョウヒダニやコナダニなどを捕食するツメダニは、他のダニを捕食して生息していますが、人の血を吸うことはありません。ただし、まれに人を刺して体液を吸うことがあり、皮膚の不調を引き起こす恐れがあります。
羽毛布団のダニ対策や退治方法については、次の記事を参考にしてください。
羽毛布団のダニ退治・対策方法は?乾燥機はOK?防止のコツやおすすめ商品も紹介!


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| 布団に付いた虫の駆除方法 | 適した状況・虫 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|---|
| 掃除機、粘着テープ | 目に見える虫、死骸、フン | 手軽にすぐできる | ゴミはすぐ処分する必要があり、生きている虫を完全に駆除するのは難しい |
| 熱処理 (乾燥機、アイロン等) |
ダニやトコジラミなど熱に弱い虫 | 布類は熱湯、スチームや乾燥機等による熱処理により駆除できる | 布団の素材によっては傷む可能性があり、表示されている取扱い温度や方法を守る必要がある |
| 殺虫剤、燻煙剤 | 部屋全体に虫が広がっている場合 | カーバメイト系など適切な殺虫剤を用法、用量を守って使用すれば広範囲の駆除が期待できる | 殺虫剤の過度な使用は、健康や生活環境に影響を及ぼす可能性がある。使用後は換気や掃除が必要。燻煙剤はトコジラミの駆除には使用しない |
| 専門業者への依頼 | トコジラミなど自力駆除が困難な場合 | 早急に専門業者に駆除を依頼することで高い効果が期待できる | 費用がかかる |
| 布団の買い替え | 被害が深刻している、布団を長年使用している場合 | トコジラミが侵入し施設内に広がった場合は、発生した箇所だけでなく周辺の部屋等の布類を交換することで被害の拡大を抑えられる | 新しい布団の購入費用がかかる |
ダニやヒメマルカツオブシムシの幼虫など、熱に弱い害虫は、布団乾燥機や乾燥機、スチームアイロンなどを使って駆除が可能です。害虫の種類や加熱方法によって、必要な温度と時間は異なり、ダニは、50℃以上の環境に一定時間さらすことで死滅します。
布団乾燥機を使う場合は、ダニ対策モードなどを選びましょう。機種によっては、途中で布団を裏返したり、温風を当てる位置を変えたりすると、熱が届きにくい部分まで加熱しやすくなります。また、スチームアイロンの蒸気を当てて、害虫を駆除する方法もあります。しかし、高温の蒸気によって生地が変色したり、中綿が傷んだりする可能性があるので、アイロンを使用できるのか、洗濯表示などを確認することが大切です。
コインランドリーの乾燥機でも害虫を駆除できます。布団に対応した乾燥機を使い、店舗や機器に表示された時間に従って操作しましょう。素材によっては過熱や局部的な高温で劣化や焦げの原因になることがあるため、事前に耐熱表示や取扱説明書も忘れずに確認します。
熱で退治する手順
1.布団乾燥機の場合は、説明書に従い、ダニモードなどで運転する。途中で布団を裏返しながら乾燥させると、効果的な場合もある
2.コインランドリーの乾燥機の場合は、素材が対応しているかを確認したうえで、高温コースまたはダニ対策モードで運転する
3.熱処理の後に掃除機でダニの死骸やフンを丁寧に吸い取る
布団乾燥機の時間については、次の記事を参考にしてください。
布団乾燥機の時間は何分が目安?ダニ退治・コインランドリーとの違いも紹介!
布団は定期的に干して湿気を発散させると、ダニなどの増殖を抑えられます。ただし、天日に干しても布団内部まで高温にはなりにくく、ダニの完全な駆除にはつながりません。
羽毛布団は直射日光による側生地や羽毛の劣化を防ぐため、掛け布団カバーをつけたまま月に1〜2回、晴れた日の午前10時〜午後3時に風通しの良い場所で1〜2時間の陰干しを行います。住居や天気の状況で外や室内で干すことが難しい場合は、洗濯表示を確認したうえで、取扱説明書に従って布団乾燥機を利用する方法もあります。
布団の干し方については、次の記事を参考にしてください。
布団の湿気対策はどうする?布団の湿気を取る方法や床・フローリングの結露対策も紹介!