魚沼通信
2019年4月号
魚沼の雪解けも間近
春はもうそこまで!
テキスト
全国各地で桜の便りが届く3月末、魚沼市は雪が降り真冬に逆戻りしました。しかし、今年は消雪の影響もあり例年1メートルを越す積雪も小出地区(平場)0cm、守門地区(山場)38cmとなり雪解け間近の魚沼です。※3月末現在
桜の開花予想は例年新潟市で4月上旬、魚沼では4月下旬から見頃を迎えます。魚沼の短い春をまだかまだかと待ちわびております。
破間川ダムの雪流れの様子
さて、先月からはじまった種もみの温湯消毒は順調に進み、この作業が終わると次は発芽(はつが)を揃えるための浸(しん)種(しゅ)作業に入ります。
田植えの時期から逆算して約10日間水に浸し、種もみをムラなく充分に水を吸収させることで芽を出やすくする作業です。この作業が不十分な場合は次の催(さい)芽(が)がうまくいきません。今年の「作」を決定する大事な種子なので緊張感を持って作業に取り組みます。
農業には昔から『苗半作』と言われ、「苗の出来によって作柄の半分が決まる」と伝えられており、それくらい作物栽培にとって健康な苗作りは重要であり、力を入れるべき箇所なのです。
浸種の様子
米づくりは田植えや稲刈りなどが主だった作業と思われがちですが、お米ができるまでは『米』の字のごとく八十八の作業があります。
我々JAは農家さんの想いや作業を伝え、みなさまに喜んでいただけるようこれからも生産者と消費者の架け橋になってまいります。
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