魚沼通信
2019年6月号
いよいよ田植えも山場を迎えます。
テキスト
5月中旬より始まった田植えも平場では終了し田んぼは緑色に色づきました。
今年は例年にない4月の降雪もあり、苗の育苗に影響は出ましたが、その後の天候により順調に成育し立派に育った苗がどんどん田んぼに植えられていました。
これから田植えは、山地に移り6月中旬頃には全地区で田植えが終了します。
田植えが終わると、農家は初夏の作業を迎えます。畦の草刈りや畑の除草作業を行い、梅雨に入る前に行う作業が″中干し″と″溝切り″です。
″中干し″とは、田んぼの水を一定期間抜き、田んぼに少しだけヒビが入る程度まで乾かすことです。
中干の様子
田んぼから水を抜くことで″余分な分げつ″(株分れして穂にならない茎)を抑制し、良い茎だけを残して充実した穂を作る働きがあります。また、地中にたまったガスを抜き、根に酸素を与えさらにその根は水を求め地中を張り巡ることで根の張が良くなり、丈夫な稲に育ちます。
″溝切り″は梅雨対策に必要な作業です。田んぼに溝を掘ることで、″中干し″をするための排水や田んぼに水をスムーズに行き渡せることが出来ます。夏の乾季に水不足になった時でも少量の水が溝を伝って走り、田全体に水が広がり、稲を健全に守ることが出来ます。
蒸し暑い6月、農家の皆さんは、おいしいコシヒカリを作るために滝のような汗を流しながら日々がんばっています。
溝切りの様子
【お米の保存方法について】
お米を密閉できる容器や、ペットボトルに移して、冷蔵庫で保管することをオススメします。
特に夏場は、お米に寄ってくる虫が増える時期でもあるので、お米の保存には十分に気を付けましょう!
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