魚沼通信
2019年7月号
暑さに負けず とにかく草刈り!
テキスト
魚沼市では6月中旬に梅雨入りしました。昨年は20日以上晴天になり、記録的な水不足となりましたが、今年は雨が多く気温も平年並みとなっていたことから、生育は順調に進んでいます。
農家の皆さんは、魚沼米憲章のもと、朝早くから病気や害虫の温床となる畦畔の草刈りを行って稲を守っています。一度刈られた雑草は夏の暑さの中、すぐ生えてくることから月に2回程度おこないます。
田んぼの水管理も重要な時期となっており、しっかりした「中干し」を継続しています。
この頃になると、稲の中では穂の赤ちゃんが出来始めてきます。これを“幼穂”(ようすい)といい、この幼穂を育てるために“穂肥”(ほごえ)肥料を田んぼに追加します。穂肥を吸って稲と穂は大きく育っていきます。農家の皆さんは自分の稲姿を見て、生育診断を行ってから穂肥の散布時期と量を決めます。
新潟県とJAでは各地の特定の田んぼを一坪借りて生育調査や病害虫調査を行っています。そして各地で行われる「あぜ道研修会」で結果を報告し、参加した農家は研修会資料や定期的に発行される稲作情報、携帯メール情報を参考にして、今までの経験を活かした中で健全な稲の管理を行っていきます。
この手間が秋に成果として現れ、最高の品質と良食味を持った魚沼産コシヒカリとなります。
農家の皆さんはおいしいお米をつくるために、今日も田んぼを巡回しています。
あぜ道研修会の様子
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