うなぎの刺身とは?
血液に毒がある?
生食がない理由はなぜかや
味も紹介
リード文
うなぎにはどんな栄養素が含まれ、どのような効果・効能があるのでしょうか。毎日食べるとどうなるのか、体に悪いのか、気になる人もいるでしょう。うなぎの蒲焼きや白焼き、ひつまぶし、うな重などの調理法による効果・効能の違いや、骨や肝、皮の栄養素などについて紹介します。
うなぎの刺身はあまり見かけないが存在する
うなぎの刺身には毒が含まれる場合があり注意が必要
うなぎの血液には「イクチオヘモトキシン」という毒が含まれる
うなぎの血液の毒が体内に入った場合の症状
厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルには、ウナギ目魚類の血清毒の具体的な中毒症状が記載されています。
ウナギの新鮮な血液を大量に飲んだ場合、下痢、嘔吐、皮膚の発疹、チアノーゼ、無気力症、不整脈、衰弱、感覚異常、麻痺、呼吸困難が引き起こされ、死亡することもあるといわれている[1]。 |
体重60kgの人間が約1000mlのうなぎの血液を飲むと、死に至る危険性もあります。普通の食生活をしていれば、うなぎの血液による食中毒を発症するとは考えにくいですが、興味本位で血液を飲まないように注意しましょう。
無気力症は、何事にも意欲が起こらない状態になる病気です。チアノーゼとは皮膚や粘膜が黒い紫色に変化する症状で、全身や局所的に見られます。
うなぎの血液の毒が体内に入った場合の症状
・麻痺
・痙攣
・呼吸困難
・下痢
・嘔吐
・発疹
・不整脈
・チアノーゼ
・無気力症
うなぎの血液に触れた場合の症状
厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルでは、ウナギ目魚類の血液が目、口、傷口に入った場合の具体的な症状を掲載しています。
血液が目や口、傷口に入ると局所的な炎症が引き起こされる。目に入ると激しい灼熱感を覚えるとともに、結膜炎、流涙、まぶたの腫れが引き起こされる。目に異物が入った感じは数日残る。口に入ると灼熱感や粘膜の発赤、流涎が、傷口に入ると炎症、化膿、浮腫などが引き起こされる。 |
うなぎの血液が目に入ると、最悪の場合は失明するおそれがあります。うなぎの調理人の間ではよく知られている症状で、うなぎの血液の毒は公衆衛生の点で問題視されています。
自分で釣ったうなぎを捌く際にも、肌や目に血が付着すると危険です。生のうなぎを捌いて調理するときは、血が飛びにくい背開きにして、ビニール手袋などを付けて作業することが重要です。うなぎの血が付いた手で食べ物に触れ、その料理を食べると中毒症状が起こるおそれもあります。
うなぎの血液に触れた場合の症状
・灼熱感
・結膜炎
・炎症
・化膿
・浮腫
ただしうなぎの血液の毒は加熱により解毒される
うなぎの刺身を食べる際は完全に血抜きをする必要がある
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