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購入前に必読!使い勝手に差が出る、
整理収納アドバイザー的、
「食器棚」を選ぶポイント

一度購入すると気軽に買い換えができない食器棚。慎重に選んだつもりが、使い始めたらなんだか使い勝手が悪い、そんな失敗や後悔は避けたいですよね。

今回は購入前にぜひ考えてほしいポイントをご紹介します。

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1.収納したいモノをリストアップする

食器はもちろんだと思いますが、電子レンジや炊飯器、トースターなどの調理家電、食材やお米、カトラリーなど、収納したいモノをリストアップしてみましょう。ごみ箱を収めたい場合は、分別の種類や容量なども考えておくとよいですね。

ここでひとつオススメしたいことは、食器棚を選ぶ前に今持っているモノの整理をすること。使っていないモノや不要なモノはありませんか?先に整理をしておくと、ムダに大きな食器棚を買わなくてすむかもしれませんよ。

2.置く場所を測る

食器棚を置く場所の幅、奥行き、高さを計測します。作業動線に合わせた向きに配置できれば使いやすさもアップします。コンセントや照明のスイッチなどの位置にも気をつけて、設置後に不便のないようにしたいですね。

3.メリット・デメリットを考えてタイプを選ぶ

収納するモノの種類や量、置く場所を考えて、どんなタイプにするか検討します。それぞれにメリット、デメリットがあるので、下記を参考に何を優先するか考えてみてください。

・ハイタイプ

背の高いハイタイプの食器棚は収納量が大きいのがメリットです。ただ、高い位置に収納したモノが取り出しにくく、死蔵品になってしまう場合も多いようです。取っ手つきの収納グッズを活用する、すぐ取れる場所に踏み台を置くなど、出し入れしやすいよう工夫するとよいですね。

また、収納スペースに余裕があると、余計なモノまで溜め込む要因になりかねませんので、収納したいモノがそれほど多くなければ、無理にハイタイプを選ばなくともよいかもしれません。

ハイタイプでは特に災害時の安全対策も必須です。地震で倒れたり、モノが飛び出したりしないよう、事前に備えておきましょう。

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・ロータイプ

腰高程度のロータイプの食器棚は、圧迫感がないのがよいですね。天板を作業台としても使えます。収納量が少ないのがデメリットとなるかもしれませんが、余計な食器やモノを増やさずに済む、という点ではメリットにもなり得ると思います。天井高を気にする必要がないので、お引越しが多い方にもオススメです。

・下部オープンタイプ

下部がオープンになっているタイプも便利です。ごみ箱、ウォーターサーバー用の水のボトルや飲み物の買い置きなどもスッキリ収めることができます。その分、食器などの収納スペースが減るので、モノの量とのバランスでご検討ください。

4.扉の形状や収納タイプで選ぶ

・観音扉タイプ

両開きの場合は特に、開口部が広いので探しやすく、食器などの出し入れもしやすいと思います。ただ開閉のためのスペースが必要なので、前面にそのためのスペースが十分に取れるかご確認ください。

地震の揺れなどで開きやすい場合もあるので、大きな揺れを感知すると自動で扉にロックがかかる耐震ラッチ付きのモノを選ぶか、後付けで対策すると安心です。

・引き戸タイプ

引き戸式は開閉に場所を取らないので、狭いキッチンにオススメです。開けっ放しでも扉がジャマにならないので、調理中などに何度も開け閉めする手間を省くこともできます。開けたときに、扉が被って開ききらず、真ん中のスペースが出し入れしづらい場合があるので、収納の際はあまり使わない食器を置くなど配慮しましょう。

・引き出しタイプ

下部が引き出し式になっているモノも多いと思います。引き出しは、上から見て全体を見渡すことができるので探しやすく、奥のモノも出し入れしやすいのが利点です。浅い引き出しは小皿などを収納するのにも便利です。深い引き出しは食品の収納などにも活用できます。前面に引き出すためのスペースを十分に取れるかご確認ください。

5.隠す収納か、見せる収納かで選ぶ

・隠す収納

中が見えない扉で隠す収納にするとスッキリ見えます。家電も隠せる商品もあるので、さらに生活感を減らすことができますね。中が見えないので、何が入っているのか忘れてしまう、なんてことのないようにご注意ください。

・見せる収納

オープン式やガラス扉等のモノは、中が見えるので探しやすい反面、入れ方によってはごちゃついて見えることも。きれいに見せたい場合は、日ごろからの配慮が必要だと思います。美観か実用性か、ご自身の性格や習慣なども加味して、何を優先するかご検討ください。

・組み合わせ

隠す収納、見せる収納を組み合わせた食器棚を選ぶのもよいですね。来客用のステキな食器は見せる収納で、普段使いの食器は隠す収納で、などと分けて収納できます。

人それぞれ、

人それぞれ、持っているモノも習慣も違いますし、お住まいの広さや環境も違います。誰かにとっての「使いやすい」が当てはまらないことも多いので、自分にとってどうか、わが家にとってどうか、という視点でぜひ選んでみてください。ご参考になれば幸いです♪

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