フライパンの種類や選び方は?
素材・コーティング別など
どれがいいかを比較して
おすすめ・使い分けも紹介!
リード文
フライパンの種類を知っていますか?今回は、フライパンの〈素材&材質・コーティング&加工〉などの種類や選び方を紹介します。フライパンの種類のおすすめ・使い分け方や、わからない場合の見分け方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
フライパンの種類の一覧
| 素材・材質 | 鉄・ステンレス・アルミ・銅・チタン |
|---|---|
| 形状 | 深型・浅型 |
| 大きさ | ・1人用:20〜22cm ・2人用:24〜26cm ・3〜4人用:28〜30cm ・パーティ用:30cm以上 |
| コーティング・加工 | ・フッ素樹脂コーティング ・セラミックコーティング ・ダイヤモンドコート ・チタンコーティング |
| 製造方法 | 板物・鋳物 |
| 持ち手 | プラスチック製・木製・金属製 |
| その他の機能 | 特定の料理に特化・省スペース・熱源への対応 |
フライパンの選び方に迷ったら、自分がよく作る料理の種類や暮らしのスタイルを思い浮かべてみましょう。普段の調理シーンをイメージしておくと、自然と必要な条件が見えてきます。自分にとって何を大事にしたいかを軸にすると、数ある種類の中から最適なフライパンを見つけるための選び方がわかります。
@鉄


ラバーゼ/la base 有元葉子の鉄のフライパン 片手径20cm
鉄フライパンは高温の調理に向いており、食材のうまみを引き出しながら料理をおいしく仕上げられます。調理中には微量の鉄分がフライパンから溶け出すので、毎日の料理を通じて、自然に鉄分を補えるのもメリットです。さらに、鉄はとても丈夫で耐久性に優れているので、金属ヘラを使っても傷つきません。丁寧な手入れを続ければ、一生ものとして使えます。
一方、鉄は金属の中でも重い素材で、中には2kgを超えるフライパンもあります。一般の家庭で使われている物が800g程度なのを考えると、その差は大きく、重い物が苦手な人には不向きです。鉄はサビやすい種類の金属で、使用後には水気を拭き取り、油をなじませておくといった手入れが欠かせません。
鉄のフライパンのメリット
・高温で調理でき、料理がよりおいしく仕上がる
・鉄分摂取に役立つ
・一生ものとして使える
・耐久性が高い
鉄のフライパンのデメリット
・重い
・手入れが大変
Aステンレス


ステンレス3層フライパン
ステンレスは鉄にクロムやニッケルを加えた合金で、鉄に比べてサビに強いのが長所です。また、熱伝導率が低い種類の金属のため、加熱に時間がかかるのが特徴で、十分に温めてから油をひかないと焦げ付いてしまいます。一方で熱伝導率が低い分、熱を逃しにくく余熱を生かした調理ができ、分厚いステーキやハンバーグも中までゆっくり火が通り、ジューシーに仕上がります。
鉄が含まれているので、耐久性があり傷がつきにくい種類のフライパンです。
ステンレスフライパンのメリット
・温度が下がりにくい
・サビにくい
・耐久性に優れている
ステンレスフライパンのデメリット
・食材がくっついて焦げやすい
・温まるのに時間がかかる
ステンレスフライパンのデメリットやメリットについては、次の記事を参考にしてください。
ステンレスフライパンのデメリットは?メリットや後悔しない選び方も紹介!
Bアルミ(コーティングなし)


(参考画像)
アルミは軽量な金属素材で、26cmサイズのフライパンでも約600g程度の重さです。野菜炒めやチャーハンなど、フライパンをあおるような料理でも、手首の負担を軽くしてくれます。さらに熱伝導率が非常に高い種類の金属で、熱まわりが早いのも特徴です。温まるのが早くすぐに調理が始められ、細かな火加減にも素早く対応できるのがメリットです。
ただし、アルミは酸やアルカリに弱く、変色しやすい性質があります。酢を使うと反応して傷みの原因になるため、料理によって別の種類のフライパンと使い分けることが必要です。さらに取っ手もアルミでできた一体型のフライパンは、熱がダイレクトに手元に伝わってしまい、素手で持つのは危険です。布巾や鍋つかみが必要で、少し手間がかかってしまいます。
コーティングなしのアルミパンのメリット
・軽量
・すぐに温まる
コーティングなしのアルミパンのデメリット
・変色しやすい
・取っ手が熱くなる
アルミフライパンのデメリットやメリットについては、次の記事を参考にしてください。
アルミフライパンのデメリットは?メリットやおすすめな人・体に悪いのかも紹介!
Cアルミ(コーティングあり)


ムテキバリアフライパン 特別セット
アルミ素材のフライパンの表面に、フッ素樹脂をコーティングしたフライパンもあります。フッ素樹脂のコーティングは一般にテフロン加工と呼ばれています。コーティング加工にもさまざまな種類がありますが、焦げ付きにくく汚れにくいのが共通した特徴です。調理もしやすく手入れも楽になるので、人気の高いフライパンの一つです。
ただし、コーティングは永久ではなく、1〜3年ほどで表面の加工が劣化するため、買い替えを前提に選ぶ必要があります。価格は比較的リーズナブルな種類の物が多く、気軽に買い替えられるのもメリットの一つです。
コーティングありのアルミフライパンのメリット
・汚れがつきにくい
・手入れも楽
・価格がリーズナブル
コーティングありのアルミフライパンのデメリット
・劣化が早い
D銅


(参考画像)
銅は他の種類の金属素材と比べても熱伝導率が非常に高く、銅製のフライパンは熱が素早く全体に広がり、食材を均一に温められます。さらに、銅には微量金属作用と言われる殺菌効果があり、水に触れると微生物の増殖を抑えられます。こうした作用を持つ調理器具は健康を意識する人や、子育て中の家庭にも向いています。
一方で、銅フライパンはアルミやチタン製のフライパンに比べかなり重く感じられます。購入する際には実際に手に取って確認すると良いでしょう。また銅は酸化しやすい種類の金属なので、手入れを怠ると青っぽいサビが発生する恐れもあります。
銅フライパンのメリット
・食材を均一に温められる
・抗菌作用がある
銅フライパンのデメリット
・重い
・サビがでやすい
Eチタン
フライパンの素材・材質の使い分け方
| 素材の種類 | 向いている料理 | 向かない料理 |
|---|---|---|
| 鉄 | 手早く炒める料理 | 水分や汁気が多い料理 |
| ステンレス | 焼く、炒める、煮込むなど 幅広い料理 |
でんぷん質が多く含まれる料理 |
| アルミ (コーティングなし) |
水分の多い料理 | 高温で焼く調理 |
| アルミ (コーティングあり) |
くっつきやすい料理 | 高温で焼く調理 |
| 銅 | 中心部まで火を通す必要がある料理 | 炒め物や煎り物 |
| チタン | 余熱を使う調理 | 強火で一気に仕上げる調理 |
フライパンにはさまざまな種類の素材が使われますが、それぞれ向いている料理と向いていない料理があります。おいしく料理を仕上げるには、用途や調理法に合ったフライパンを選ぶことも大切です。鉄は高温に強く熱伝導も高い種類の素材で、チャーハンなど手早く仕上げる料理に向いていますが、水分を多く含む煮込み料理には適していません。
ステンレスはクセが少なく、焼く、炒める、煮込むといった幅広い調理に対応できる万能な素材ですが、でんぷん質を多く含む料理はくっつきやすいのが難点です。コーティングのないアルミフライパンは熱伝導が均一なので煮込み料理に適する一方で、高温の調理では焦げ付きが起こりやすく、あまり向いていません。
コーティングが施されたアルミフライパンは表面が滑らかで、食材が張り付きにくく便利ですが、高温では加工が傷みやすいのが欠点です。銅は熱伝導が良く、全体的に火を通せますが、強火で一気に仕上げる調理では焦げやすくなってしまいます。チタンは蓄熱性があり余熱を生かす料理に適していますが、熱伝導率が低いため、強火による加熱が必要な調理には向いていません。
フライパンの素材・材質がわからないときの見分け方
| 素材 | 磁石につく | 見た目 | 感触 |
|---|---|---|---|
| 鉄 | 〇 | 黒っぽくマットな質感 | ザラっとしている |
| ステンレス | 〇 | 銀色で光沢がある | ツルツルしている |
| アルミ (コーティングなし) |
✕ | 銀白色 | ややざらつきがある |
| アルミ (コーティングあり) |
✕ | コーティング色が多様 | ツルツルしている |
| 銅 | ✕ | 赤茶色〜オレンジ色の光沢 | ツルツルしている |
| チタン | ✕ | 銀色で鈍い光沢 | ややマットでサラッとしている |
フライパンの素材となっている金属の種類や材質、加工方法が分からないときは、まず説明書や底面の表記を確認するのが基本です。古くて説明書が残っていない場合や、表記が見えにくい場合は、磁石を使ったり見た目や感触を手がかりにしたりすると判断しやすくなります。
フライパンの安全な素材・材質の選び方
以前はフッ素樹脂加工のフライパンに、PFOAやPFOSといった人体への悪影響が疑われる化学物質が含まれていました。現在、売られている製品では使用されていませんが、古い在庫品や海外製の商品には含まれる可能性があるので、製品の名前から一度調べてみましょう。PFOA・PFOSフリーなどの表記があるフライパンであれば安心です。
素材別に見ると、コーティング加工について「人体に有害な種類の成分が含まれているのではないか」と考えている人も多いようですが、通常の調理をしているかぎり、有害物質が発生するといったことはありません。乳児や幼児がいて心配な人は、鉄やステンレス、銅などのコーティングが施されていない種類のフライパンを選びましょう。
安全なフライパンについては、次の記事を参考にしてください。
安全なフライパンのおすすめランキング20選!テフロンは危険?素材別に比較して紹介!
@深型
A浅型


グリーンパンクリックシェフ 4点セット
フライパンのサイズで悩む人も多いのではないでしょうか。家族が2〜3人の家庭で普段の調理に使うのなら、26〜28cm程度のフライパンが便利です。焼き物や炒め物、主菜づくりにちょうど良いでしょう。一方、パーティーなどでまとめて調理する場合は、30cm程度の大きめのサイズのフライパンがあると重宝します。
サイズの選び方
・1人用:20〜22cm
・2人用:24〜26cm
・3〜4人用:28〜30cm
・パーティ用:30cm以上
フライパンのサイズの選び方については、次の記事を参考にしてください。
フライパンのサイズの選び方は?測り方や使いやすい大きさを人数別に紹介!


コレール フライパン26cm深型(ガラス蓋付き)
フライパンのコーティング加工は、フライパンに食材がこびりついたり、焦げ付いたりするのを防ぐのが目的ですが、さまざまな種類があります。ふだんよく作る料理や、特徴、価格などを考えて自分に合ったものを選びましょう。最もポピュラーなのがフッ素樹脂コーティングで、価格が安いものが多いのですが、耐久性で劣るため1年から2年での買い替えを見込んで購入しましょう。ダイヤモンドコートは従来のフッ素樹脂コーティングよりも耐久性が高く、2年から3年ほど使えますが、価格はやや高めになります。さらに、チタンを混ぜて強度を高めたチタンコーティングもあります。
セラミックをコーティングしたフライパンは、清潔感のある見た目やデザイン性の高さが特徴ですが、使い続けるうちに徐々に焦げつきやすくなってしまうのがデメリットです。
コーティングの選び方
・フッ素樹脂コーティング
・セラミックコーティング
・ダイヤモンドコート
・チタンコーティング
@プラスチック製
A木製
B金属製
@特定の料理に特化


MEYER/マイヤー マキシム エスエス ガラスふた付きエッグパン(ディノス特典付き)
一つのフライパンだけで調理するのではなく、料理ごとに特化した種類のフライパンを揃えるのも選び方の一つです。調理方法によってフライパンを使い分けると、よりおいしい料理ができあがります。
たとえば、卵焼き専用の四角いフライパンを使えば、形の良い卵焼きができあがります。ほかにもグリルパンは波型の焼き面で余分な油を落としながら肉を香ばしく焼くことができ、焼き目をつけるのも簡単です。オーブンや魚焼きグリル対応品も多く、フラットなタイプは煮込み料理にも使えます。中華鍋は炒め物を中心に、揚げたり蒸したりといった調理に向いています。
A収納しやすさ


GREEN PAN/グリーンパン クリックシェフ 5点セット
販売されている物の中には、重ねて収納できるようさまざまなサイズのフライパンがセットになった商品もあります。サイズ違いのフライパンをスタッキングすれば、コンパクトに収納することが可能です。さらに取っ手が取り外せる種類の物なら、ワンタッチで外せてよりコンパクトに収納できるでしょう。収納のしやすさも選び方のポイントの一つです。
ただし、フライパンを重ねると、フライパンの表面のコーティングが傷ついてしまう恐れがあります。間に布巾やシートを挟むなどの対策も忘れないようにしましょう。
取っ手が取れるフライパンのおすすめは、次の記事を参考にしてください。
取っ手が取れるフライパンのおすすめ2選!セットやおしゃれな商品も紹介!
B熱源への対応


GREEN PAN/グリーンパン Studio/ストゥディオ フライパン26cm
キッチンで使用する熱源がガスコンロの場合は、炎に直接フライパンが触れるため、耐久性の高い鉄やステンレスなどの素材が適しています。一方、IHコンロを使用する際は、鉄などIHに対応したフライパンを選びましょう。
IHは磁力発生コイルから発生した磁力を利用し、電気抵抗でフライパンや鍋自体を発熱させて、調理します。ほとんどの鉄やステンレスなど、磁石にくっつく金属製のフライパンであれば使用できます。さらに、オールメタル対応のIHなら、アルミや銅などのフライパンも使えます。「せっかく買ったフライパンが自宅のIHで使えなかった」ということのないよう、IHとフライパンの両方の取り扱い説明などを確認して、使用が可能かをあらかじめ確認しましょう。調理器具側の性能を確認することも、選び方では重要です。
IH対応のフライパンの見分け方については、次の記事を参考にしてください。
IH対応のフライパンの見分け方は?磁石や底面の形状・素材など紹介!
@鉄の片手フライパン26cm
Aステンレス3層フライパン22cm
Bグリーンパンクリックシェフ8点セット
Cウーウェンパン24cmガス用
Dビタクラフト深鍋24cm単品
キッチン用品・調理器具コラム