フライパンの空焚きとは?
してしまったらどうなる?
対処法やなぜ危ないかも紹介!
フライパンの空焚きとは何かを知っていますか?今回は、フライパンを空焚きするとどうなるのかや、なぜ危ないのかを〈テフロン・ステンレス・鉄〉など素材別に解説します。空焚きしてしまった場合の対処法や、フライパンがまだ使えるのかも紹介するのでぜひ参考にしてください。
化学製品PL相談センターによると、テフロンやフッ素樹脂加工のフライパンを空焚きするとコーティング自体が傷むだけでなく、350度を超えると、呼吸困難やめまいなどを引き起こす有毒ガスが発生する恐れがあるとされています。
| フライパンなどの加工に使われるフッ素樹脂は主にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)またはPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)ですが、これらの使用上限温度は 260℃です。350℃を超えると熱分解が始まり、有害な微粒子状物質やガスが発生するといわれています。 |
ステンレスフライパンは高い耐久性がありますが、何度も空焚きをしていると劣化が進みます。一般的にステンレスの融点は1400〜1450度とされているので、家庭用コンロの火力では溶け出すような心配はありません。しかし高温で空焼きをすると、フライパン本体が変形したり茶色に変色したりする場合があります。
ステンレスフライパンを使う際、中火で空焚きをして予熱することがありますが、その場合は水滴テストで温度をチェックして熱し過ぎないようにすることが大切です。フライパンの表面に少量の水を垂らし、水滴が転がれば適温になったサインです。
ステンレス製のフライパンを使う際の注意点
・空焚きを続けるとフライパンの内側が焦げ付きやすくなる
・予熱で空焚きをする場合は適温に調節する
ほとんどの鉄フライパンには表面に錆び止めが塗られており、使い始める前には空焚きをしてコーティングを焼き切らなくてはいけません。使い始めの手入れの際、何分まで空焚きをしても良いかは、フライパンの構造にもよりますが、一般的に10〜15分が望ましいとされています。
鉄フライパンは耐熱性も高いことから、空焚きをしても本体にほとんど影響はありません。しかし、高い温度で長時間加熱すると、メンテナンスの際に馴染ませた油膜が傷んでしまい焦げ付きやすくなります。また、空焚きによるやけどや火災にも注意が必要です。
鉄のフライパンを使う際の注意点
・手入れの工程に空焼きがあるため、空焚きには強い
・油膜を守るためにも長時間の強火での調理は避ける
・空焚きによるやけどや火災などに注意が必要
クッキングシートやフライパン用シートで調理する際は、必ず食材を載せた状態で加熱しましょう。シートの熱伝導率が高いため、食材を載せずに加熱するとフライパンの温度が上がってしまい空焚きのような状態になります。
クッキングシートは食材の水分がある状態で使うのが前提で、空焚きの状態だとシートが燃えたり変色したりする原因になります。また、シートが縁からはみ出しているとコンロの火によって燃える恐れがあるので、フライパンの内側にしっかり収めましょう。
フライパン調理におけるクッキングシートの使い方については次の記事を参考にしてください。
フライパンにクッキングシートは燃えるからダメ?大丈夫?使い方や注意点・代用品も紹介!
ホイル焼きをする場合、アルミホイルの底部分がフライパンの内側に接しているかを確認してから加熱しましょう。特にテフロンなどフッ素樹脂コーティングのフライパンを使う場合、アルミホイルが接していない部分が空焚き状態になってしまい、コーティングが剥がれる原因になります。
どうしてもコーティングが施されたフライパンを使いたい場合は、あらかじめフライパンに水を張ってから食材を包んだホイルを入れると、空焚きを防げます。加熱中に水が蒸発してフライパンが空にならないよう、必要に応じて水を足しましょう。
フライパン調理におけるアルミホイルの使い方については次の記事を参考にしてください。
フライパンで普通のアルミホイルを使って大丈夫?溶ける?敷く方法・注意点も紹介!