「紫外線対策」というのは、今では性別問わず誰もが気にしているテーマ。でも、そもそも紫外線のこと、きちんと知っているでしょうか？アイテムなどを提案していく前に、紫外線についての基礎知識をお伝えしますので、参考にしてくださいね。

紫外線、と一口に言うけれど……

よく化粧品表記で見かけるUVとは、Ultra Violetすなわち紫外線を意味しています。「それくらい知っているよ！」と言う方に、質問を一つだけさせてください。

「紫外線（UV）の3種類が私たちに与える影響について、それぞれ説明できますか？」

UVに複数の種類があることをご存知の方はいらっしゃるでしょう。でも、説明するとなると、ちょっと記憶があいまいだったりしませんか？

UVは、UVA、UVB、UVCと波長によって3つのタイプに分けられます。UVCは地上までは届かないので、私たち人間への影響はないものと考えられます。そして、残るUVAとUVBが私たちに影響を与えますが、それぞれ影響タイプが異なっています。

どちらも困った影響に変わりありませんが、UVAは「肌を黒くするもので、シワやたるみを増やす可能性をもつ」、UVBは「肌を赤くする（炎症を引き起こす）もので、シミやそばかすを増やす可能性をもつ」、と覚えておきましょう。

日焼けやシミの影響についてはまだしも、シワやたるみという影響については知らなかった方もいるのではないでしょうか。シワ、と言われてしまうと、いよいよ対策への意識が強くなってきますよね。

冒頭でも少し触れたように、紫外線に対する基本的な対策としては「帽子をかぶる、日傘を差す」といったものがあります。ただ、これだけでは心配ということで、化粧品で紫外線対策をしたり、長袖を着たり……とみなさん工夫されていることでしょう。

でも、こんな「気になること」もあるのではないでしょうか。

「紫外線対策を意識すると、ちょっと野暮ったい格好になってしまうけど仕方がないか……」
「化粧品は、紫外線対策ができていれば、それで十分かな……」
「室内でも日光は浴びたい。でも紫外線が気になるから、部屋が暗くなるけどカーテンを閉め切っている……」

これらのお悩みをどう解決すればいいか、一緒に考えていきましょう！

紫外線対策にまつわるお悩み別に、解決のためのアドバイスを挙げてみました。春から夏の季節を楽しむために、積極的に取り入れてみてください！

日差し対策はしても、オシャレは手放さない！

春先ならば、UVカット加工がなされている長袖ニットはマストアイテムです。日焼け防止を意識するなら首元の詰まったものがよさそうですが、タートルネックだと春の穏やかな気候にはちょっとミスマッチかも。やっぱり、オシャレも楽しみたいというのが本音ですよね。

というわけで、同じUVカット効果のある服でも、Vネックの薄手ニットを選びましょう。移動中はネックガードをきっちりと付けて、室内で友達と会う時やちょっと素敵なお店に入る時はネックカバーを外せば、春のオシャレ対策もバッチリです。

夏が近づいて、長袖はちょっと暑い……という場合に必須のアームカバーも、最近はかわいらしいデザインのものがあります。どうせなら、付けていてうれしいものを選びましょう。

「UVカット」というカテゴリーで服や小物を探していると、範囲を狭くしている分、好みの色やデザインに出会えないということもあるでしょう。そういった場合は、中途半端にバラバラの色やデザインで冒険せずに、すべて黒や白のカラーでシンプルなタイプのものに統一してしまいましょう。

ヘアアクセサリーやネックレスは帽子やネックカバーで覆われてしまうので遊びを取り入れにくい部分ですが、時計やブレスレット、ベルトでワンポイントの上品な色味を、あるいはイヤリングやピアスでお顔回りに輝きをプラスしましょう。

化粧品は紫外線を防ぐ、だけでいい？
化粧品は、UV対策表記のものを選んでいる方が多いでしょう。でも、それでは味気ない。化粧品を買う時や使う時、私たちは自分の肌に「こうなってほしいな」という願いを持っているものです。毎日使う化粧品、どうせなら、紫外線対策プラスアルファの効果があるものを選びませんか？

・化粧下地
くすみ防止効果を備えているものを選びましょう。肌に透明感を取り戻し、ぱっと明るい見た目になるものがよいでしょう。化粧下地の色味としては、イエロー系がオススメです。
・ファンデーション（BBクリーム）
日焼け防止＋美容液効果がある、2重にうれしいBBクリームを使えば、暑くなる季節もキレイを手に入れてテンションアップ。オールインワンタイプなので朝が忙しい方にも便利です。ウォータープルーフ効果があるものを選べば、この季節も無敵ですね。

冬が終わると見過ごしがちですが、夏場にも肌の乾燥が発生する可能性はあるので、これを補う化粧品をセレクトするのもよいですね。また、UV対策効果という言葉に安心せず、数時間ごとに化粧を直す癖をつけるようにしましょう。せっかく対策をしていても、化粧が落ちてしまっていたら意味がありません。

家の中を明るく！UVはシャットアウト

室内にいても紫外線対策は必要です。でも、カーテンをしたままだと部屋が暗くなってしまうかも……？とお悩みの方には、UVカット効果付きの白いレースカーテンをオススメします。

白い色のレースカーテンであれば、閉じていても日の光が入りやすいです。お部屋の中でもきちんと春気分になれる、穏やかな明るさを保てます。白色でも、外から室内が見えにくいように加工されたものが売られていますので、レースカーテンのみを吊るしておきたい日中も安心ですね。

家の中でも紫外線に対して油断は禁物ですが、リラックスしながら過ごせるように、無理なく対策をしていきましょう。

いかがでしたか？悩んでも紫外線は消えてくれません。紫外線対策は面倒で楽しくない、と思っていた方に、少しでもポジティブな気持ちで対策に挑んでもらえたら幸いです。

夏はもう目の前。対策をすれば紫外線も怖くありません。日焼けやシミを作らず、賢くオシャレに快適な毎日を送りましょう！