「金澤屋 U字まくら」を使ってみました
紫苑さん 枕使用レポート
「金澤屋 U字まくら」を
使ってみました
2025.5.23
本文&画像
眠れない夜は長い。何度も寝返りを打ち、寝心地のいい場所や角度を探すうちに、どんどん夜は更けていきます。
そんな辛さを味わった苦い経験があります。
年を重ねる心もとなさ、健康を損ねる不安におびえていた50代の頃です。
当時は夜が怖いとさえ思いました。
そんな不安も昼間に身体を動かすことでいつしか解消、そんな夜があったことさえ忘れていました。
ところが、70歳を過ぎた頃でしょうか。
夜中に目を覚ますことが増えました。
シニアは眠りが浅くなり、夜中に目が覚めることがあると聞いていたので、「来たな」とようやく年齢を実感したものです。
夜の眠りは、次の日の元気を左右する大切な要素です。
心地よく眠るための「儀式」めいたことをやるようになりました。
朝太陽の光を浴びる、昼間の運動、早めの夕食、眠る前にはスマホ、テレビなど脳に刺激を与えることは一切やらない。
ベッドのシーツを整え、布団をかけなおし、枕の高さ、柔らかさなど整えて「うまく眠れますように」と唱える。
でもこの一連の動作は眠りを意識し過ぎ、逆に興奮を誘っていたのか、うまくいかない夜が続きました。
そんな折、少し形の変わったまくらを見つけました。
U字の形が目を奪いました。
これは何?
このU字のUの穴のなかに頭を預けると、頭から首の辺りの緊張が解けまくらをしているというより、一体になっているようです。
初めて使ったとき、このU字まくらは、私には少し低すぎるように感じました。
そんなときのために、予備の綿が用意されています。それをまくらの中に入れ自分仕様に調節できるできるようです。
その綿の柔らかく、かつ弾力のあること。
ピローケースは横のリボンで着脱可能。こちらはフレンチリネンタイプのピローケースです
ピローケースを外し枕本体のファスナーを開けると、中の綿を出し入れできます
綿を足し、ほぐしながら自分仕様に整えていきます。新入りの綿は毛羽立つこともなく、先に入っていた綿と素直にすぐになじんでいきました。
頭と首にもすっかりなじみ、まくらを使っているというより何かに包まれているようです。
特に気に入ったのは、寝返りを打ったとき。私はよく寝返りを打つのですが、その際、いつもまくらの位置、角度を変えたりするため、その都度目が冴えてしまうことがありました。でも、このまくらはその寝返り姿勢も抵抗なく受け入れてくれます。これには驚きました。
綿は、自分でほぐしたり洗ったりすれば、すぐにふわふわに。その枕は今では一晩中私の眠りを守るだけではなく、次の日の元気を守ってくれる騎士(ナイト)のよう、手離せない存在になりました。
人生百年時代、眠りは人生の三分の一を占めると言われています。とすると残りの人生の眠りの時間は〜〜。
その時間は、残りの毎日を豊かにしてくれるに違いありません。