煙が出ないカセットコンロ型の焼き肉グリルとして、爆発的なヒットを記録したイワタニ「やきまる」。その基本構造を踏襲しつつ、さらにマルチな機能を追加した「マルチスモークレスグリル」が登場したとのことで、早速使用させていただきました。

特筆すべきはなんといっても、本モデルのマルチ機能として追加された、写真左のたこ焼きプレート。計19個の穴型を備え、大人数でのパーティーでも楽しめそう。さらにメーカーのホームページでは、「ベビーカステラ」にもオススメとのこと。家での時間を如何に楽しむかが問われる今の時代、小さいお子様がいるご家庭では重宝すること請け合いです。

ちなみに我が家では先輩モデル「やきまる」（写真左）も所有していたので、改めて本モデルとの違いを比較してみました。基本構造と焼き肉プレートのサイズは変わりなし。大きな違いは、その形状とカラーリング。スクエアフォルムにマットブラック1色で統一した「マルチスモークレスグリル」のルックスは、よりシャープで男前な印象にモダナイズされています。

側面には“IWATANI”のロゴタイプをエンボスで表現。ツーバーナーやランタンなど、キャンプ用の火器にも同社製品を使用している僕的には、こんな男前なデザインが超ツボ。めちゃくちゃカッコいいです。

アヒージョといえば通常、多くても4〜5品くらいの食材をオリーブオイルで煮るものですが、「マルチスモークレスグリル」のたこ焼きプレートなら、最大19品目が個別で同時に調理可能。というわけで、思いつく限りの食材をザザッと調達。エビやマッシュルームなどの定番から、カマンベールチーズにアボカド、カニ、新生姜まで、さまざまな食材にトライします。

それぞれの穴型に粗く刻んだニンニクを敷いたら、色とりどりの食材を投入。さらにオリーブオイルをトロトロと注げば準備OK。アヒージョパーティーの始まりです。ちなみに味付けは岩塩のみのシンプルスタイル。

今回は子供も一緒だったので、鷹の爪は各々で。家族総出でわいわいガヤガヤとさまざまな食材をアヒってみた結果、最も美味しかった変わり種食材はタケノコでした。カマンベールチーズや豆腐、コンニャク、生姜の酢漬け、明太子などもGOOD。逆にイマイチいただけなかったのは、油揚げとはんぺん。お気をつけください。

最後は、たっぷりと食材の味が滲み出たオリーブオイルを塗りたくったバケットでパーティー終了。子供も楽しかったようで、「次はあれをアヒりたい！」と、早くも次回のメニューを提案されました。お子様がいらっしゃる家庭はもちろん、大人だけのパーティーでも、是非一度お試しください。

※水分が多い食材は、油が跳ねることがあるのでご注意ください。