ベーシックとトレンド、オンとオフ、ドレスコードのあるシーン…様々なお洒落の経験を重ねたからこそ生まれる精神的な余裕と自分らしさの自由な表現。「DAMA プレミアム」が発信するのは、マチュアな美意識をもつ大人の女性達のためのファッションです。萬田久子さんは、その世界観を深く理解し、いきいきと楽しげに表現してくださっています。今回のコラボ企画では、自身のファッション観やお洒落への深い造詣、洗練された遊び心などを踏まえながら、創刊10号目という節目にふさわしい、大人の女性の新しいお洒落のきっかけとなる「帽子」を提案してくださいました。「私にとって帽子は、外出の時に靴を履くのと同じくらい欠かせない存在です（笑）」と語るだけに、その視点は、新鮮かつ具体的。『着こなしに合わせてブリム（つば）の広いハットで外出しても、飲食店に入ると邪魔に感じることがあるでしょう？かといって、帽子を脱いでしまうと、ヘアスタイルの崩れが気になりますよね』と、多くの女性が帽子を敬遠しがちな要因を指摘。一方、萬田さん自身は、長時間の外出の際、シーンによっては、「ここで帽子を着替えることができれば…」と1つの帽子で過ごす不自由を感じるそう。そこから、ブリムの取り外しで簡単にイメージチェンジできる2WAYデザインにたどり着いたのです。

2WAYのハットがあれば、日中や外歩き、乗り物での移動、ホテルのロビーなどのパブリックスペースでは幅広ブリムを重ねてエレガントに。オープンカフェやファッショナブルで気取らブルで気取らないレストランではさっと取り外して小粋に…と、スマートな所作でお洒落のスイッチが可能。帽子を気軽に楽しむきっかけにもなるはず！そうした、萬田さんと「DAMA プレミアム」の熱い願いを実現するために協力してくださったのが、石田欧子さん。オートクチュールの帽子を手がけるモディストの日本における先駆者で、世界的に有名な帽子デザイナーである故平田暁夫氏の一人娘。暁夫氏が興した「オートモード平田」の継承者です。現在は、2000年に自らのブランドとして立ち上げた「H･at」に加えて、偉大なる創業者が手掛けていた「Akio Hirata」の二代目クチュリエとしても活躍しています。

今回のコラボアイテムが「特別」であることを物語るのは、萬田さんが「若い頃に憧れて、今は嬉しく愛用しています」と語る、オートクチュールの帽子を手がける「Akio Hirata」ブランドであること。また、長く顧客である萬田さんの発案である「2WAYハット」は、欧子さんにとっても「新鮮な試み」とのことで、型を一から作るというオートクチュールのアプローチがなされていることです。欧子さんとのファーストセッションでは、カジュアルな装いにもエレガントな装いにも合うことを考えた中折れハットのイメージと、取り外しできる幅広ブリムを重ねた時のイメージを、綿密にすり合わせ。丹念な手仕事を駆使して3週間をかけた試作品を基に、細かい部分まで時間をかけてチェック。2WAYハットを単品使いしたときの、それぞれの印象はもちろん、2枚のブリムの重なり方、クラウンとブリムを同色にするのかバイカラーにするのか…など、意見交換と試作を重ねて完成したのが、今回ご紹介するデザインです。出来栄えを見て欧子さんも「TPOを大切にしたい私にとって、これは念願のアイテム。この優秀さを体験していただけたら、思いを共有してもらえると思います（笑）」と太鼓判。大人の女性のための、お洒落の新しい扉を開く自信作！

太陽が輝く季節に取り入れやすく、シンプルな着こなしをドラマティックに演出してくれるのが帽子です。今回のコラボ企画でご提案するのは、萬田久子さんの遊び心溢れるアイデアをトッピングしたハット。ブリムの取り外しで２つのテイストを楽しめ、幅広いシーンで愛用できる画期的なアイテムです！デザインと製作を手がけたのは、初代モディスト平田暁夫氏がパリで学んだオートモード（オートクチュールの帽子）の技術を誇る「Akio Hirata」のチーフデザイナー石田欧子さん。素材は、盛夏にも快適な通気性を備えた特注の麻ブレード。熟練したテクニックと研ぎ澄まされた感性を駆使し、重ね方やテンションを微妙に調節しながら丹念に縫い合わせて仕上げています。端麗なシルエットながらも、触れてみると柔らかな弾力がある…、これこそが、被っているうちにその人になじむ着用感、オートモードの技法の醍醐味です。ベースとなるハットは、右ページでご紹介している中折れタイプ。クラウンの中央に効かせたつまみと微妙なカーブを描いて反り返る約5.8�p幅のブリムが小粋で、大人カジュアルな装いにぴったり！約10�p幅のブリムを上に重ねると、傾斜が揃うように計算された2枚がきれいにフィット。ワンピースにぴったりなエレガントな表情に一新します。色はベージュとブラックの2展開。手仕事を尽くしているのでご用意できるのは、それぞれ40個ずつ…。早めのチェックをおすすめします！