うなぎの種類・名前一覧!何種類?
国産の違いや見分け方も紹介!
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夏の風物詩として知られるうなぎですが、うなぎの仲間は何種類いるか、知っていますか?日本や世界で生息するうなぎや食べられるうなぎの種類などを紹介します。店頭でよく見るニホンウナギとヨーロッパウナギの違いなども取り上げます。
うなぎは世界で18種類あると言われている
うなぎは、ウナギ科ウナギ属に属する魚類の総称です。うなぎの分類にはいくつかの説がありますが、一般的には18種類もしくは19種類存在するとされています。主に熱帯や温帯にかけて分布しています。日本水産資源保護協会によると、うなぎは次の18種類に分類されます。
うなぎの種類
・ニホンウナギ
・オオウナギ
・インドバイカラウナギ
・ニューギニアウナギ
・ウグマウナギ
・ヨーロッパウナギ
・アメリカウナギ
・ニュージーランドオオウナギ
・オーストラリアショートフィンウナギ
・ニュージーランドショートフィンウナギ
・セレベスウナギ
・ボルネオウナギ
・インテリアウナギ
・ボリネシアロングフィンウナギ
・オーストラリアロングフィンウナギ
・ボリネシアショートフィンウナギ
・インドベンガルウナギ
・アフリカベンガルウナギ
・モザンビークウナギ
ウナギの仲間にはアナゴ、ウツボ、ハモなどがいます。 このうち、ウナギ属(Anguilla)には3亜種を含む18種がいます。 |
食用うなぎの主流はニホンウナギとヨーロッパウナギ
@ニホンウナギ|ジャポニカ種
Aインドネシアウナギ|ビカーラ種
Bアメリカウナギ|ロストラータ種
Cヨーロッパウナギ|アンギラ種
Dモザンビークウナギ|アンギラ・モサンビカ種
うなぎはフランスやイタリア、ベトナム、オーストラリアなどで食べられていますが、うなぎを食べる習慣のない国も多く、食用とされていないうなぎの生態は多くが謎となっています。また、現地で食べられていても、日本では食べられていないうなぎもいます。日本では食べられていない主なうなぎの名前とそれぞれの産地や特徴を紹介します。
食用以外のうなぎ
・オオウナギ
・ウグマウナギ
・アフリカベンガルウナギ
・ニュージーランドオオウナギ
・ニューギニアウナギ
・ニュージーランドショートフィンウナギ
・セレベスウナギ
・ポリネシアロングフィンウナギ
・ボリネシアショートフィンウナギ
・インテリアウナギ
・ボルネオウナギ
・オーストラリアロングフィンウナギ
@オオウナギ
Aウグマウナギ
Cニュージーランドオオウナギ
Dニューギニアウナギ
Eニュージーランドショートフィンウナギ
Fセレベスウナギ
Gポリネシアロングフィンウナギ
Hボリネシアショートフィンウナギ
日本に生息するうなぎは主に「ニホンウナギ」と「オオウナギ」
ニホンウナギとオオウナギの特徴の違い
「国産うなぎ」と「ニホンウナギ」の違いは?
「国産うなぎ」という蒲焼の表示を見たことがある人も多いと思いますが、これは必ずしも日本で取れたうなぎというわけではありません。
現在、蒲焼の原料の表示は原産地を明記することになっています。ですから、商品ラベルには産地や原産国などが書かれています。
それとは別に「国産」とステッカーなどが貼ってある場合、ほとんどの場合、国内で養殖されたうなぎという意味です。「中国産」という表示もよく見ますが、これは中国で養殖されたという意味です。このため、海外から輸入されたうなぎの稚魚を、日本で養殖しても「国産」と表示されます。
国産の養殖うなぎはほとんどがニホンウナギだとされますが、中国産の場合は品種まで明記されていないことが多いようです。ただし、中にはわざわざ「ニホンウナギ」とあえて表記して強調することもあります。
また、養殖とは違い、明らかに自然で育ったうなぎだと確認できる場合は「天然」と表示することも可能です。「天然」といっても、日本で取れたうなぎとは限らず、海外で取れたうなぎも「天然」として販売されています。
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国産うなぎの種類は「ニホンウナギ」で、中国産のうなぎは「ヨーロッパウナギ」が主
国産うなぎと中国産うなぎの特徴の違い
特徴 | 国産 | 中国産 |
---|---|---|
種類 | ニホンウナギ | ヨーロッパウナギ |
養殖方法 | ハウス養殖 | 露地養殖 |
大きさ | 1尾160g程度 | 1尾330g程度 |
味・食感 | 旨味が濃い・皮が薄く、身が引き締まっている | 脂が多い・皮や身が厚く弾力がある |
価格 | 1尾4,000円程度 | 1尾1,500円程度 |
旬・時期 | 天然うなぎは10〜12月・養殖うなぎは一年中 | 詳細不明 |
国産うなぎも中国産うなぎも餌は基本的に同じですが、個体の大きさが異なります。大きさの違いは、養殖期間が深く関係しています。国産うなぎの養殖期間は6ヶ月ほどであるのに対し、中国産うなぎは2〜3年です。また、養殖に必要なコストの差から、価格は中国のほうが安くなっています。
長く養殖される中国産うなぎは、国産うなぎよりも大きくなります。味の特徴としては、国産うなぎは風味が強く、中国産うなぎは脂が乗っていると言われています。
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@愛知・三河産 特選うなぎセット 1尾(190g以上)
A浜松「うなぎ藤田」江戸蒸蒲焼パック
B神田明神下「喜川」煮切りたれ国産鰻長焼 3本
C名古屋「四代目 菊川」 炭火手焼き一本うなぎ
D静岡産・産地指定 手さばき鰻蒲焼1尾
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