タッパーはおかずや食材を保存するのに便利ですが、使わない時はかさばって収納しづらいと感じることもあるでしょう。ここでは、タッパーを整理してすっきり収納する方法やコツのほか、かさばる時の対処法についてご紹介します。

タッパーを収納する際は、ブランドや形を揃えることがポイントです。同じブランドのタッパーを揃えれば整理しやすいうえに、統一感が出て見た目も良くなります。違うブランドのタッパーでも、サイズや幅が同じものを選んだり、蓋の色を揃えれば、綺麗に収納することができます。

色々なサイズのタッパーを購入すると収納しにくくなるため、サイズは３種類程度にし、保存したい食品の形状やおかずの量に合わせて使い分けるのがおすすめです。

タッパーの収納方法を見直す前に、使っていない不要なタッパーは処分すると良いでしょう。不要なタッパーが残っていると場所を取るうえに、使いたいタッパーを取り出しにくくなってしまいます。家中のタッパーを集めて、サイズ・テイスト・色味などを確認し、使いにくいものや収納するときに統一感がないものは捨てて、新たに買い直すのもひとつの手です。

タッパーを収納するときは、本体と蓋を別々にすることがポイントです。タッパーの蓋を閉めて収納すると、場所を取るうえに、残った水分が原因でカビが生えたり、臭いがつく場合があります。タッパーの蓋を外して本体と蓋をそれぞれ重ねると、小さいスペースでも収納しやすくなります。

ブランドが異なるタッパーを持っている場合は、似たようなサイズごとに収納すると良いでしょう。特大・大・中・小などのサイズ別に分けて収納することで、すっきり収納できて省スペースにつながり、蓋も探しやすくなります。特に頻繁に使うサイズのタッパーがある場合も、取り出しやすくなるのでおすすめです。 タッパーをボックスなどに入れて保管する場合は、同じメーカーのボックスを選び、サイズも同じにすると統一感が出ます。

タッパーを選ぶ際に、以下のような収納しやすいタッパーを選ぶことも重要です。
・蓋と本体が分離できる
・本体を重ねられる

本体に蓋が付いた一体型のタッパーの場合、蓋が付いたままの状態で保管する必要があるため、場所によっては収納できない可能性があります。色々な場所にしまえるように、蓋と本体が完全に分けられるタイプのタッパーを選びましょう。

また、多くのブランドのタッパーは、本体を重ねてコンパクトに収納できるようにように作られていますが、中には重ねられないタッパーもあります。そのためタッパーを揃える際は、重ねて収納できるかを確認して選ぶと良いでしょう。

タッパーを引き出しに保管したい場合は、どのように収納すれば良いのでしょうか。ここでは、タッパーを引き出しに収納する際のアイデアを6つ紹介するので、参考にしてください。

タッパーを収納する引き出しのスペースが広い場合やタッパーの数が少ない時は、蓋を閉めたまま収納してもいいですね。タッパーの容器内にほこりや汚れが入りにくいため、衛生的な収納方法です。タッパーを使う時に、蓋と容器のサイズを確認する手間も要らず、すぐに使える点も便利です。

タッパーを収納する際に、なるべくスペースを取らずに整理したい時は、蓋を外して収納する方法がおすすめです。蓋と本体を分けてそれぞれを重ねるとコンパクトになり、狭い場所でも収納しやすくなります。

ファイルボックスにタッパーを立てて収納すればすっきり収納することができ、引き出しを開けた時にタッパーの種類が一目で分かるため、使いたいタッパーをすぐに取り出すことができます。

引き出しの中に「蓋用のボックス、本体用のボックス」を設置し、タッパーの蓋と本体をそれぞれのボックスにしまうと、すっきりと収納することができます。さらに、タッパーのブランドや種類・サイズなどに分けてボックスに収納すれば、目当てのタッパーがどこにあるかがより分かりやすくなります。

タッパーのブランドを同じもので揃えている場合は、より収納しやすくなります。蓋と本体を分けた後に、同じサイズのものを重ねて収納します。蓋を探す手間が要らないため、効率的にタッパーを収納することができます。

タッパーの蓋と本体を分けた後、本体を重ねてひっくり返して収納する簡単な方法です。タッパーをひっくり返して収納することで、保管している間にほこりや汚れが入りにくくなります。また、片手で取り出してひっくり返せば、そのまま食材やおかずを入れることができます。

吊り戸棚は、壁の上部や天井に取り付けられた収納棚のことを指し、ウォールキャビネットと呼ばれることもあります。ここでは、吊り戸棚でタッパーを保管する時の参考になる収納アイデアを紹介します。

高い場所にある吊り戸棚にタッパーを収納する際は、取っ手付きのカゴを使うのがおすすめです。取っ手付きのカゴにタッパーを入れて収納すれば、出し入れしやすくなります。プラスチック製のタッパーは軽量なので、高い場所に複数収納しても取り扱いがラクにできます。

吊り戸棚は位置が高く、タッパーをボックスに入れて収納すると、どのボックスに入っているか分からないことも。そのようなことにならないために、ボックスにラベリングをすると良いでしょう。ボックスにラベリングをすれば、タッパーがどのボックスに入っているかがパッと分かり、家族にも認識しやすくなります。

蓋付きの大きめのボックスも、タッパーの収納に活用できます。ボックスの蓋をトレイ代わりにしてボックスを乗せて、吊り戸棚へ収納します。高い場所の吊り戸棚でも、トレイ代わりに使っている蓋を引っ張り出せば、ボックスを簡単に取り出すことができます。不透明で深さのあるボックスを使うと目隠しになり、見た目もすっきりとするのでおすすめです。

ファイルボックスに丸い穴が開いているものもタッパー収納に便利に使えます。ファイルボックスの穴に指をかけて引き出せば、高い吊り戸棚でも取り出しが簡単。ファイルボックスの外側にラベリングをして中身の内容を明確にしておけば、さらに便利です。

タッパーにはポリエチレンやガラス、ホーローなどいろいろありますが、種類によって使用頻度が異なる場合は、あまり使わないものだけを吊り戸棚へ収納する方法もあります。頻繁に使うタッパーは取り出しやすい食器棚へ、予備のタッパーはボックスなどに入れて吊り戸棚へ収納することで、使いやすさや収納効率をアップすることができます。

タッパーをシンク下に収納する際は、どのように保存すると良いのでしょうか。ここでは、タッパーのシンク下での収納アイデアを6つ紹介するので、参考にしてください。

シンク下のような深さのある場所には、タッパーの蓋と本体を分けて、ブックスタンドを使って立てて収納するのがおすすめです。タッパーを立てると一目でサイズが分かるうえに、簡単に取り出すことができます。

シンク下が観音開きや片開きの扉の場合は、3段棚など棚タイプの伸縮ラックを設置して、タッパーに蓋を付けたまま収納する方法もあります。大きいタッパーはそのままラックに収納し、小さいタッパーがいくつかある場合はボックスなどにまとめて入れるようにすると取り出しやすくなります。

タッパーの数や種類が多い場合は、シンク下のスペースにファイルボックスなどを設置して、そのボックスにタッパーを入れて整理するのもおすすめです。形やサイズ・ブランドなどでタッパーを分けてボックスに入れると、使いたいタッパーをすぐに見つけることができます。

大きいサイズのタッパーをボックスの代わりにして、小さいサイズのタッパーを入れるだけの簡単な収納アイデアです。タッパーを収納した後、ボックス代わりにしたタッパーのスペースが余った場所に蓋を立てて入れると、さらにコンパクトな収納が実現します。

シンク下の扉の裏に、ボックスやワイヤーカゴなどを取り付けて、蓋と本体を分けて重ねたタッパーを収納するアイデアもあります。観音開きの場合は、片側にタッパーの蓋、もう片側にタッパー本体を収納して使い分けるのも良いでしょう。

システムキッチンなどの深い引き出しに鍋やフライパンを入れると、その上部にデッドスペースができがち。有効活用するにはインナーラックを使用して、２段構造にするのがおすすめです。２段目をタッパーの保管場所にすれば、かさばるタッパーがすっきり片付きます。

タッパーの購入を検討している方は、収納や整理しやすい種類のタッパーを選ぶのがおすすめです。ここでは、収納しやすいタッパーとその特徴をご紹介しますので、タッパー選びの参考にしてください。

本体を重ねて収納できる省スペース設計のタッパーです。場所を取らないので、キッチンの収納スペースを有効活用することができます。両サイドをパチンパチンとロックすることができる「クリップ式」を採用しているのでしっかり閉められるのもポイント。

サイズの異なるタッパーのセット。サイズ違いのタッパーを上手くスタッキングできるように作られているので、冷蔵庫の保存でも、収納するときも重ねやすくて便利。冷凍保存に対応しており、蓋を外せばレンジで加熱することも可能です。

世界中で愛されているタッパーブランド「タッパーウェア」の大型タッパー。こちらは、5.5Lと11Lのサイズで、お米の保存、お漬物を作るぬか床、手作り味噌など、さまざまな保存容器として活躍します。閉めるときは蓋の中央を押すだけでしっかり密閉することが可能。取っ手付きなので移動もラクチン。

かさばりがちなタッパーを整理して収納したい時は、蓋と本体を分けたり、サイズ別に保管するのがおすすめです。タッパーを保管する場所によっても整理の仕方が異なるので、今回紹介した内容を参考に、タッパーが使いやすくなるように収納してみてくださいね。