調理に欠かせない調味料ですが、種類が多すぎてどこに置いたらよいか分からない人もいるでしょう。種類に合わせて調味料の置き場所を決めると、キッチンをきれいに整理できます。キッチンの調味料の置き場所を踏まえながら収納アイデアも紹介します。

冷蔵庫に入れたほうがよい調味料としては、味噌や醤油、ドレッシングなどが挙げられます。味噌やドレッシングなどの調味料は、空気に触れると酸化してカビが生えてしまう恐れがあります。調味料の鮮度を保つためにも、日持ちしないものは冷蔵庫に置きましょう。

塩や砂糖、スパイスなどは温度変化に弱く湿気で固まるため、常温で保存しましょう。また、油やみりんなども常温保存できる調味料ですが、熱が加わると劣化する可能性があります。火を使うコンロ周りや日が差す窓際には置かず、コンロ下かシンク下で保管してください。

調味料を購入したら、はじめに保存場所はどこなのかラベルを確認しましょう。未開封時は常温保存でも、開封後は冷蔵保存と指定されている調味料もあります。醤油もそのひとつで、未開封時はコンロ下やシンク下に置き、開封後は味が落ちるので冷蔵庫にしまいましょう。

調味料の置き場所によって、キッチンが使いやすくなったり、生活感が出なくなったりします。上手に調味料を整理するため、次のような6つのポイントを押さえておきましょう。

・使用頻度に応じて配置する
・容器のサイズと形状を統一する
・収納スペースの高さや奥行きを意識して配置する
・よく使う調味料は手元にまとめる
・壁面や扉裏のスペースを有効活用する
・定期的に見直して整理する

調味料は使用頻度に合わせて置く場所を決めると、キッチンが使いやすくなり調理のスピードが上がります。毎日使う塩や胡椒などはコンロ周りに、特定の料理に使われるみりんや酢などはシンク下やコンロ下に配置するのがポイントです。

調味料を同じサイズと形状の容器に詰め替えて並べると、見た目が揃いおしゃれな雰囲気のキッチンになります。購入したままの調味料は色も形状も異なり、キッチンに置くと生活感が出てしまいます。入れ替える容器は自分の好きなデザインのものでよいのですが、透明な容器にすると残量が一目でわかって便利です。

調味料をキッチンに置く際、収納スペースの高さや奥行きを意識するのも大切なポイントです。奥行きの深い場所に調味料をしまうと、奥に入りすぎて取り出しづらい場合があります。収納スペースにあったサイズのファイルボックスやトレイを使って区分けすれば、奥にある調味料も取り出しやすくなります。

手際よく調理をしたいなら、よく使う調味料をコンロ周りに置きましょう。調理中でも火から目を離さずに塩や胡椒などを取れます。ただ、よく使う調味料の中でも油類は急激な温度変化で劣化しやすくなるため、コンロ周りには置かないようにしましょう。

コンロ近くの壁や冷蔵庫の扉裏のスペースを活用するのも、キッチンに調味料を置く時のポイントです。コンロ近くの壁にフックやラックなどを取り付ければ、塩や胡椒など小さな調味料を収納できます。また、冷蔵庫の扉裏のスペースにケチャップやマヨネーズを置くと、扉を開けたらすぐに取り出せます。

定期的に収納中の調味料の賞味期限は切れていないか、開封してから長い時間経っていないかを確認しましょう。キッチンに置く調味料は週に3回以上使うものに限定すると、収納スペースがきれいに整理されます。今後使わない可能性がある調味料は、すぐに処分しましょう。

冷蔵保存の調味料は、どのように収納すればよいのでしょうか。冷蔵庫に調味料を置くときの収納アイデアを3つ紹介します。

冷蔵庫の中に回転式の収納台を入れると、ぽん酢やマスタードなどの調味料がすぐに取り出せます。賞味期限が切れてしまう失敗も少なくなるため、普段調理しない人に最適な収納アイデアです。

冷蔵庫の中が食材で満タンという人におすすめなのが、省スペースラックを使ったアイデアです。土台が360度回転する省スペースラックを使うと、狭いスペースでもたくさんの調味料が入ります。また、組み立て不要の収納ラックを購入すると、DIYが苦手な人も気軽に収納に便利なアイデアグッズを試せます。

一人暮らしで冷蔵庫が小さいなら、上に収納ラックを置きましょう。扉付きの収納ラックを使うと、ホコリなどがかぶる心配もなく、調味料を保管できます。ただ、収納ラックには冷蔵機能はないので、常温保存できる調味料を入れてください。

油はねでベタベタになるという理由から、コンロ周りに調味料を置かない人もいます。しかし、調理中に調味料が取りやすい場所でもあり、悩ましいところです。コンロ周りに調味料を置くときの収納アイデアを紹介します。

コンロ周りに扉付きのスパイスラックを設置したアイデアです。スパイスラックの扉の中に調味料をしまえば、油汚れでベタつきません。また、シンプルなデザインで生活感も出ないため、おしゃれなオープンキッチンに仕上がります。

料理好きの人に最適なのが、オープンタイプの収納棚を使ったアイデアです。収納棚に液体調味料を並べて置けば、調理しながらでも簡単に取り出せます。また、ステンレス素材の収納棚を使うと、液体調味料をこぼしても簡単に掃除ができます。

対面式のアイランドキッチンを使っている人は、隠し収納庫を使うと良いでしょう。ダイニングから見えないため、キッチンにたくさんの調味料が並んでいてもスマートに見せられます。調味料の置き場所にも困りません。

台所のコンロ下にボトルタイプの調味料を収納すると、カウンターキッチンなどは、特に使い勝手がよくなります。コンロ下に調味料を置くときの収納アイデアを3つ紹介します。

小さい収納ワゴンを使うのは、家が賃貸でコンロ下に調味料の置き場所がないときに便利なアイデアです。コンパクトサイズの収納ワゴンを使えば、コンロ下が狭くても調味料が収まります。また、収納ワゴンにキャスターが付いていると、使わないときはリビングに移動させられます。

システムキッチンにはステンレス素材の引き出し収納が合います。引き出し収納のシルバーがキッチンを明るくし、友人に見せたくなるようなおしゃれなシステムキッチンになるでしょう。また、引き出しに調味料をしまえば、他のキッチン収納家具との調和も図れます。

コンロ下のデッドスペースを有効活用したい人は、伸縮ラックを使ったアイデアを試してみましょう。フックタイプのラックをコンロ下の引き出し収納のサイドバーに引っ掛ければ、使用頻度の高い小さな調味料を入れられます。また、すぐに取り出せるため、調理のスピードも上がるでしょう。

シンク下に調味料を置く方法もあります。シンク下を活用したいときに使える収納アイデアを紹介します。

シンク下に排水パイプを避けながら設置できる幅伸縮タイプの収納棚を置くと、大容量のボトル調味料が取りやすくなります。ラックが2段や3段になっているものもあり、しまいたい物に合わせて選べます。

几帳面な性格の人は、シンク下のデッドスペースに2段バスケットを複数個置くと良いでしょう。調味料を種類ごとに分けて保管できるため、シンク下をきれいに整理できます。また、引き出しタイプのバスケットを使えば、奥の方に調味料をしまっても手軽に取り出せます。

シンク下にボトルストッカーを置く収納アイデアもあり、油やオリーブオイルなどを置きたいときに最適です。ストッカーに収納した調味料は斜め上を向いているため、片手で取り出せます。また、収納スペースの幅を取らないコンパクトサイズの商品を選ぶと、シンク下がすっきりします。

キッチンでの調味料の整理の仕方について、よくある疑問をQ&Aで紹介します。

風水によると調味料や食品は火の気を持つアイテムのため、コンロ下に収納するのがよいと言われています。ただし、調味料をキッチン台の上に出したままにすると、汚いものが集まりやすくなり運気が下がります。収納ケースやボックスなどに入れて保管しましょう。

A.2　食卓の上に醤油や塩、胡椒などを置くと、味を濃くしたいときや、辛味を足して味変したいときに重宝します。ただ、大きいボトルのまま食卓に置くと邪魔になるので、小さいサイズの調味料を買ったり他の容器に移し替えたりしましょう。

・醤油
・塩
・胡椒
・七味唐辛子
・ラー油

dinosでは、キッチンに調味料を置くのに便利な収納棚を数多く扱っています。キッチンに調味料を置くときにおすすめの商品を紹介しますので、購入を検討している人は参考にしてください。