5畳の部屋のレイアウトを考えるために、まずは5畳がどれくらいの広さなのかを確認しましょう。よく似ているワンルームと1Kの違いや、生活に必要な部屋の広さも紹介します。5畳の部屋のレイアウトを考えるために、まずは5畳がどれくらいの広さなのかを確認しましょう。よく似ているワンルームと1Kの違いや、生活に必要な部屋の広さも紹介します。

5畳の部屋の広さは約8.25平米

5畳と1Kでは使い勝手が大きく異なります。ワンルームは5畳の中にキッチンがあるため狭くなりますが、料理好きには適した間取りです。キッチンが別にある1Kは、居室だけで5畳とやや広く、家具を置くスペースにも余裕があります。

5畳のワンルームと1Kの違い
・ワンルームはキッチンと繋がっている
・ワンルームはキッチンを含めて5畳
・1Kは居室とキッチンが区切られている
・1Kは居室のみで5畳

5畳の限られた空間に家具をレイアウトするために、収納を増やす方法や、同じ大きさの家具でも部屋を広く見せる方法を紹介します。一人暮らしでたくさんの家具を配置したい場合でも、おしゃれな部屋作りができるヒントになります。

5畳の部屋のレイアウト・家具配置のコツ
・生活動線を考慮したレイアウトにする
・家具を壁に寄せて中央を広く見せる
・家具のサイズは奥行きと高さを意識する
・家具の色を統一して視覚的な広がりを作る
・収納は縦方向を意識して壁面や高さを活用する
・鏡やガラス素材を取り入れて視覚的に広く見せる
・部屋の形状の応じてレイアウトを変える

5畳の狭い部屋には、生活動線を確保できる位置に家具を置くと、スムーズな移動が可能です。部屋の中にメインとなる通路を作るイメージでレイアウトを工夫すると、すっきりと片付いた印象になります。家具や物を迂回する複雑な生活動線にならないように、サイズや位置をよく考慮してください。

ベッドやテーブル、机などの大きな家具は、部屋の両側、または片側に寄せてレイアウトすると中央が空いて広く見えます。家具を壁に寄せることで、生活動線を確保しやすくなり、使い勝手の良い部屋になります。壁に寄せる時には、家具で窓をふさがないように注意が必要です。

狭い部屋に置く家具は、奥行きが浅く、高さが低いものを選ぶと空間を広く使えます。奥行きが浅く、高さが低い収納用のチェストなどでも、横幅が大きいものであれば収納力を確保することが可能です。背の高い家具を置きたい場合は、ドアの近くに設置し、部屋の奥に背の低い家具を置くと奥行きが出て部屋が広く感じられます。

家具や壁、床の色を統一すると視覚的にまとまりが出て、部屋の中が広く感じられます。白やライトグレーなどの明るい色は開放感が生まれ、黒やネイビーなどの暗い色はシックなイメージです。家具の購入前に部屋のイメージを決めると楽ですが、悩んだときは床や壁の色に合わせましょう。

5畳のコンパクトな部屋でも、本棚や収納棚などの大容量な収納家具が欲しい人は、縦方向に背が高いものを選びましょう。天井近くまで壁一面を使うと収納力は上がりますが、圧迫感が出てしまうため、他の家具は高さを抑えるとバランスが良くなります。

鏡があると、部屋が映り込むことで奥行きを感じられ、5畳の狭い空間でも広く見せることができます。また、木材などの不透明なテーブルよりも、天板が透明なガラス素材のほうが抜け感があり、視覚的に広く見えます。鏡やガラス素材をうまく取り入れると、おしゃれなインテリアとしても楽しめるでしょう。

同じ5畳の部屋でも、正方形や縦長の長方形の部屋では、動線や使い勝手の面から最適なレイアウトの方法が異なります。正方形の部屋では、長方形よりも家具同士の距離が近く動線の確保が難しくなるため、コンパクトなサイズの家具選びが大切です。縦長の長方形の部屋では、中央にソファをレイアウトすると、寝るスペースと生活スペースを分けられます。

短辺と長辺があって、家具の配置が難しい縦長や長方形の5畳の部屋について、レイアウトの実例を紹介します。動線を確保しやすい方法やゆったり過ごせるレイアウトなど、普段のライフスタイルに合う方法を参考にしてください。

長方形の短辺にベッドを配置し、反対側の短辺に収納付きテレビ台をレイアウトすると、5畳でも部屋の中央に空間ができます。このレイアウトでは、配置できる家具が少なくなり、一人暮らしで荷物が多い人には難しいかもしれません。収納をさらに増やしたい場合は、ベッドを収納付きにするか、ロフトベッドを選びましょう。

長方形の長辺にベッドを置き、ベッドの足元には寝転がりながらテレビを見れるように、部屋の短辺にテレビ台をレイアウトします。ドアを開けるとすぐにベッド、ベッドのすぐ横にはテーブルと、移動が楽で自由な一人暮らしの時間をゆったりと過ごせます。5畳の狭さをメリットとして活用し、使い勝手の良い部屋になるレイアウトです。

家族で住む間取りの中で、5畳の部屋を寝室にする場合、2人で寝られるベッドだけをレイアウトします。ベッドの両サイドは人が出入りしやすいように、50cm以上の空間を空けましょう。大きなベッドを狭い部屋に置く場合、収納やインテリアは、壁を使って棚を付ける方法やフックにかける方法が適しています。

賃貸の物件でよく見る5畳の部屋は縦長の洋室が多く、スタイリッシュでおしゃれなフローリングが、友達を呼びたい人にも人気です。縦長の長さのある壁にベッドやテレビボード、テーブルなどの家具を寄せると、もう一方の壁側には人を呼べるスペースができます。

長方形の5畳の部屋は、真ん中にソファを置くと簡易的に部屋を分けられて便利です。ソファよりも奥にベッドをレイアウトすると、目隠しになり落ち着いて寝られます。ソファの手前にテーブルやテレビを置くと、寝るスペースと区別でき、生活スペースを快適に過ごせるでしょう。

正方形の5畳の部屋を、おしゃれにレイアウトする方法を5つ紹介します。1Kやワンルームの間取り、5畳をリビングとして使う場合など、さまざまな実例をまとめました。

正方形の5畳の部屋は、ドアから離れた壁際にベッドを設置し、ドア前を空けておくことで、空間を広く使えます。ドア前には小さなテーブル、その向こうにはテレビ台をレイアウトすると、セミダブル程度の大きさのベッドを設置可能です。

収納力がある背の高い家具はドアの近くに配置し、部屋の奥にはベッドなど背の低い家具を置くと、奥行きが出て広く感じられます。ドアの近くに大きな家具を置く時は、開閉時にぶつからないか、サイズやドアの開き方の確認が必要です。

5畳の部屋とキッチンが区切られている1Kの間取りは、移動が楽になるように動線の確認が大切です。片側の壁にはベッド、反対側の壁にはテレビを置き、キッチンの入口から部屋の中央へのスペースは空けておきます。また、ベッドの反対側にテレビがあると、ソファがなくてもベッドに寄りかかってテレビを楽な姿勢で見られます。

5畳の中に居室とキッチンがある手狭なワンルームの場合、ベッドなしで布団を使う方法もよいでしょう。日中は布団を畳んでおくことで、5畳の部屋でも生活スペースをしっかりと確保できます。

5畳をリビングにするには、壁際に大きなソファを配置し、動線を確保するために机は置かず、サイドテーブルをレイアウトします。反対側の壁にテレビや収納棚、窓際にはオットマンや一人掛けソファの設置が可能です。オットマンがあれば自由に移動ができて、狭いリビングを広々と使いたい人に適しています。

5畳の部屋を、小柄な女性や収納したい衣類の多い女性でも使いやすく、おしゃれにできるレイアウトを5つ紹介します。初めての一人暮らしで役立つ方法や、実家暮らしでもできる収納アイデアなど、参考にしてください。

5畳の部屋でクローゼットなしの場合は、ショップ風にハンガーラックやスチールラックを使うとおしゃれです。チェストやカラーボックスをレイアウトすると、さらに多くの衣類を収納できます。収納の家具が多い場合は、目隠しのカーテンで隠すと、狭い部屋でもすっきりと感じられます。

荷物がまだ少ない初めての一人暮らしは、5畳でもベッドの他に小さいテーブルと椅子、その横にキャビネットのレイアウトができます。軽い椅子なら、窓際に置いて生活の動線をふさいでいても、簡単に移動させることが可能です。キャビネットは、勉強やメイクの道具も収納できるものを選ぶと、隣のテーブルで効率良く使えます。

5畳でもおしゃれな空間にしたい女性は、透明や明るいカラーで全体を統一しましょう。透明なガラス素材の家具を使い、壁や床、家具のカラーを明るい白やグレーにまとめると開放感を得られます。窓際にローベッド、足元にコンパクトなソファ、ローテーブルをレイアウトしてもすっきりと見えます。

5畳の狭い部屋でもハイタイプのロフトベッドを使うと、ベッド下に本棚や収納、机をレイアウトできます。本や衣類などをたくさん収納したくても、小柄で高い棚の上の方が使いにくい女性は、ロフトベッドを選ぶとよいでしょう。

実家で模様替えがしにくい5畳の部屋の場合、レイアウトを変更しやすい壁面の収納を取り入れるのがおすすめです。天井まで届くほどの大きな家具を壁面に取り付けると、狭い部屋でも収納力を確保できます。さらに、女子中高生に人気の、写真やお気に入りの物を飾るスペースとして楽しめます。

男性向けの、5畳の狭い部屋でもおしゃれで使いやすいレイアウトの実例を紹介します。体格の良い男性がくつろげる工夫や、背の高い男性だからこそできる収納など、役立つ内容です。

5畳の部屋で高さに余裕があれば、ロフト付きベッドを使うと、ベッド下に秘密基地のような趣味を楽しむ空間が作れます。ベッド下には、収納棚や机と椅子をレイアウトすれば、趣味や仕事にも集中できます。細いフレームでスタイリッシュな見た目のロフト付きベッドは、おしゃれな部屋になると人気です。

狭い部屋でもたくさん収納したい場合、背の高い男性であれば壁一面を天井まで収納する方法が適しています。大きい収納棚の圧迫感が気になる場合は、他の家具をコンパクトサイズにすると開放感が生まれます。ベッドはロータイプ、テーブルは細長いものを壁付けにするか、折り畳みテーブルを選ぶとよいでしょう。

5畳の部屋へのレイアウトは難しいセミダブルベッドですが、他の家具を小さくすれば配置は可能です。コンパクトサイズのテーブルやチェストなど、最低限の家具に絞ると、セミダブルベッドと一緒に置けます。セミダブルベッドはシングルベッドよりやや大きく、体格の良い男性でも手足を伸ばして寝やすいサイズです。

5畳の狭い部屋でもゆったりできるベッドもソファも置きたい男性は、収納付きベッドなどを使ってソファを置くスペースを作りましょう。ヘッドボードのないベッドや、コンパクトサイズのソファ、一人掛けのソファを選ぶと、5畳の部屋にベッドとソファを設置できます。

5畳の居室とは別にダイニングキッチンがある1DKは、2部屋を繋げて、素材や色を統一すると開放的な空間になります。ダイニングには2.5人掛けのソファを置いても2部屋間の動線を妨げず、体格が良い男性の一人暮らしでもくつろげます。

5畳の部屋をレイアウトするときによくある質問を、ソファやベッド、収納について詳しく紹介します。5畳の狭い空間を利用して、どのようなレイアウトができるか、参考にしてください。

5畳の部屋でソファを諦めようとしている人は、コンパクトな一人掛けソファや、奥行きが浅い二人掛けソファを検討しましょう。また、一人暮らしではソファベッドを置くと、夜はベッドとして、日中はソファとして使えて、生活感が出にくくなります。

5畳の部屋で収納がない場合は、収納付きベッドを選ぶか、壁面に取り付ける収納を取り入れましょう。特にロフトベッドを設置すると、ベッドの下が1.5畳分くらい空き、収納スペースとして使えます。またコンパクトな家具を選び、必要な物だけを最低限レイアウトすると、5畳の部屋でも収納が可能です。

5畳の狭い部屋でもおしゃれなレイアウトにできる、おすすめ商品を10点紹介します。くつろぎの空間や作業スペースとして、5畳をうまく使える工夫がされている商品です。