ミニマリストの部屋に、ソファは必要ないのでしょうか。本当にミニマリストにソファはいらないのか、考えてみましょう。ミニマリストの生活に憧れるけれど、ソファが必要か悩んでいるという人は、参考にしてください。

ミニマリストとは、無駄な家具をなるべく置かずに最小限のもので暮らす人のことを指し、ソファがいらないかは状況によって異なります。例えば、一人暮らしで部屋にソファを置くと圧迫感が出てしまう場合は、必要ありません。一方で、リビングにリラックスするスペースを作りたい場合は、ソファは必要です。

ソファなどの大きい家具を購入して後悔しているというミニマリストの声がSNSで聞かれます。 ミニマリストは、ソファを必要としないのでしょうか。ミニマリストが「ソファはいらない」と言う理由を紹介します。

・部屋を広く使える
・掃除やメンテナンスが楽
・処分に困らない

ソファは家具の中でもサイズが大きく、部屋に置くと窮屈に感じることがあります。 そうした場合、ソファをなくせば使えるスペースが増え、リビングなどを広く使えます。 特に小さい子供が家庭にいる場合は、ソファからの転落などケガのリスクも軽減できるでしょう。

ソファの下は狭く、掃除機をかける際に移動させなければなりません。 しかし、ソファがなければ、腰をかがめる必要がなく、楽に掃除機をかけられます。 特に掃除する頻度が多い人やハウスダストなどのアレルギーがある人にとっては、ソファがない方が快適に暮らせるかもしれません。

さらに、レザー製のソファは定期的に専用のクリームを塗るなどの手入れが必要です。 布製のソファもカバーの洗濯が欠かせません。ソファがなければメンテナンスをする手間も省けます。

いらなくなったソファは、リサイクルショップで売ったり、粗大ごみとして処分したりできますが、どちらにしてもソファは大きく重たいので、 運搬の手間がかかってしまうのがデメリットです。

自治体によっては、大きなソファを粗大ごみとして回収してもらえなかったり、手数料がかかることもあります。 特にミニマリストで引っ越しなどを頻繁にする人は、処分の際の負担が大きいのでソファの購入は避けたほうが良いでしょう。

ソファをリビングに設置しなければ、部屋を広く使えたり、掃除やメンテナンスが楽になったりと良いことも多いのですが、デメリットもあります。 ミニマリストにも「ソファはいる」という人もいます。ソファがないと困るケースや理由を5つ紹介します。

・来客の際に困る
・くつろぐスペースがない
・PCやテレビが見にくい
・冬の寒さを感じやすい
・立ったり座ったりが面倒

ソファはリビング全体の雰囲気を和ませ、リラックスできる場所にもなります。 しかし、ソファがない場合はリビング全体に落ち着ける場所がなく、居心地が悪くなる可能性があります。 来客が多い人やゲストを床に座らせることに抵抗がある人は、心地良く過ごせる場所としてソファを設置したほうが良いでしょう。

ソファがない場合は、くつろぐスペースがなくなり、床に座ることになります。しかし、床は座り心地が悪く、長時間座ると身体が疲れてしまいます。 仕事や家事で疲れた身体をリラックスさせたい人は、ソファなど快適に休める場所を作りましょう。

ソファがないと、床に座った状態でPCやテレビの画面を見なければなりません。 見上げる姿勢は画面が見えにくいばかりか、首や肩に負担がかかり疲れてしまいます。 一方で、ソファがあればPCやテレビとの目線の高さが合いやすく、リラックスしてテレビを見たり、PCでの作業も快適に行うことができます。

床に座って過ごすスタイルは寒さを感じやすく、ホットカーペットを敷いたり、こたつを設置したりして、底冷えを防ぐ対策が必要です。 特に冬は、床からの冷気で身体が冷えてしまい、体調が悪化する要因にもなります。

高齢者など足や腰に不安がある人にとっては、床から立ったり座ったりするのは大きな負担です。 ソファがあれば、立ったり座ったりする際の動作がスムーズになります。 たとえミニマリストでも足腰に不安があるのなら、立ったり座ったりしやすいリクライニング付きソファなどの購入を検討しましょう。

ソファがあれば寒さを感じにくかったり、立ち座りがしやすかったりと便利ですが、一人暮らしなどで部屋が狭く、 設置するスペースが確保できない場合もあります。そうしたときにソファ代わりになるアイテムを紹介します。ミニマリストにおすすめです。

・ソファベッド
・座椅子
・クッション
・リクライニングチェア
・マットレス

ソファベッドはソファとベッドの両方の機能を兼ね備え、シンプルで機能性が高く、ミニマリストにも人気です。 狭い部屋でもスペースを効率的に活用でき、置く家具を減らすことができます。また、収納機能付きのソファベッドは、座面下に小物や衣類などを収納すれば、室内がすっきりした印象になります。

座椅子は、機能性が高くコンパクトなのが特徴です。背もたれや座面にボリュームがあれば、長時間使用しても疲れにくく座り心地も快適です。

また、折りたためる商品もあり、使わないときはしまっておけば場所もとりません。ただし、洗うのが難しく、小さい子供がいて、すぐに汚してしまうという場合には不向きです。ミニマリストで、椅子は座るときにだけ出せればよいと考える人は、座椅子で十分でしょう。

リビング以外の場所でも休息をとる人や、掃除のしやすさなどを重視する人は、持ち運びしやすいフロアクッションやビーズクッションを使うと良いでしょう。フロアクッションは、枕としても使え、壁と背中の間にはさめば背もたれにもなります。

また、ビーズクッションは、体勢を変えても中のビーズが動いて体の形にフィットするため座り心地が快適です。へたっても中身を補充するだけで手軽にメンテナンスできます。さらに、クッションはソファより処分しやすく、できるだけ家具を減らしたいミニマリストに向いています。

ミニマリストの中でも長時間座ることが多い人や足腰が弱い人は、快適性と機能性を兼ね備えているリクライニングチェアを検討してみましょう。リクライニングチェアは背もたれの角度を細かく調整でき、体圧も分散されるので腰への負担も軽減されます。また、ソファほど場所を取らないのも良い点です

リビングで過ごす時間が長いミニマリストは、寝具とソファの兼用アイテムとして万能なマットレスを使うのも一つの方法です。マットレスは弾力があり、復元性、耐久性に優れたへたりにくい商品が多く、長く使えます。

また、三つ折りマットレスを畳んだ状態で使用すれば、底付き感がなくソファのような快適な座り心地になります。使わない際は、折りたたんだり、壁に立てかけたりすれば部屋を広く使えます。

一人暮らしのミニマリストがソファを選ぶ際は、素材や機能性を重視すると良いでしょう。 一人暮らしのミニマリストのソファの選び方のコツを紹介します。

・処分がしやすいものを選ぶ
・ソファベッドを利用する
・ダイニングソファを利用する

コイルの入っていないオールウレタン製の商品を選ぶと、ソファが不要になったとき、自分で解体して一般ごみとして処分することが可能です。コイルの入った商品や電動リクライニングソファは解体するのが難しく、モーター部分やスプリングの取り出しが必要で手間がかかります。

一人暮らしのミニマリストで、できるだけ家具を減らしたいと考えている場合は、ソファベッドの利用を検討してください。一人暮らしの狭いスペースに、ソファとベッドの両方を設置すると、圧迫感が出て窮屈に感じます。

ソファベッドなら通常のソファよりもコンパクトなサイズに設計されているため、限られたスペースを効率的に使えます。また、急な来客の際はソファとして、友人が宿泊する際にはベッドとして、臨機応変に使えるのも便利です。

最低限のもので暮らしたいミニマリストには、一台で二役をこなすダイニングソファが適しています。ダイニングテーブルには椅子を組み合わせるのが定番ですが、ソファとセットのテーブルなら、食事とくつろぐ場所を兼ねるのでフリースペースが増やせます。ダイニングテーブルでPC作業や読書などをすれば、作業用デスクを別に購入する必要もありません。

dinosでは、ミニマリストにおすすめの機能性が高いソファやコンパクトなサイズの商品を扱っています。dinosの取り扱い商品の中からおすすめのソファを紹介しますので、参考にしてください。

収納付きハイバックソファは、テーブルと合わせてダイニングソファとしても使える機能性の高い商品です。座部下には収納スペースがあるので、リビングに散らかりがちな雑誌やブランケットなどの収納もできます。また、張り地には合成皮革を使用しているので、食べこぼしなどの汚れは拭き取るだけで簡単にクリーンに。

こちらのソファは、一人暮らしのミニマリストにおすすめの商品です。座面が広々しているので、あぐらや体育座りでゆったりしたリラックスタイムを過ごせます。幅170cmのコンパクトサイズで、引っ越しや模様替えの際の移動も楽。脚を取り外せば、圧迫感のないロータイプのソファとして使えます。

シンプルでミニマリストにぴったりのソファ。脚の高さが19.5cmで掃除がしやすく、リビングに置いてもすっきりとした印象で、部屋を広く見せられます。、カバーは汚れても洗えるので、小さい子供がいる家庭のミニマリストにもおすすめです。

LeClass（ルクラス）のソファは、中世のヨーロッパ家具のようなクラシック風のデザインがおしゃれ。 座面の内部には、鋼製のバネやウレタンフォームが使用されており、やや硬めのしっかりとした座り心地が特徴です。

限られたスペースを効率的に活用できるソファベッド。ソファの足元のフレームを伸長させれば、カウチソファにも、ベッドにもアレンジができるので、一人暮らしのミニマリストにおすすめです。また、パイン天然木を使用したナチュラルな雰囲気も魅力。床板はすのこ状なので通気性が良く、オールシーズン快適に使えます。

ミニマリストでペットを飼っている人におすすめのソファがこちら。は、引っ掻き傷に強いベロア生地を使用している、Valerie（ヴァレリー）のラブソファです。 裏地には起毛したニット生地を使用していてボリューム感があり、身体にフィットするような優しい座り心地。を実感できます。

Arietta（アリエッタ）のカウチソファは、部屋に圧迫感を出したくないミニマリストにおすすめの商品です。どんなインテリアにも合うシンプルなデザインで、バランスの良いクッション性とホールド感が特徴です。 また、カバーは汚れても取り外して手洗いできます。

和室でも洋室でも使える便利なローソファベッド。特にベッドとしての快適性を考えて作られているので、寝心地を重視したいミニマリストにはおすすめで、来客用ベッドとしても使えます。また、座面が低いので、部屋を広く見せられるのもメリット。

ミニマリストでデザイン性の高いソファを探しているのなら、Moule（ムール）のソファはいかがでしょうか。丸みのあるデザインで、ベンチのようなしっかりとした硬めの座り心地が特徴です。

Skrevet（スクレベット）のソファベッドは、上品なツイード調の張り地を使用しており、シンプルな雰囲気なのでどんなインテリアにも馴染みます。寝ても座っても、沈み込みが少ない硬めの質感が特徴的。 さらに、高さが抑えられた設計で、リビングに置いても圧迫感を感じません。

Febo（フェボ）のソファは、座面にポケットコイルとウレタンを使用しており、へたりにくく長持ちします。 また、北欧のヴィンテージスタイルで、リビングの中央に配置しても見映えのするデザインです。

重厚感のあるアッシュ天然木とラタンを組み合わせたソファ。 日本と北欧の魅力をミックスさせたデザインのアームレスソファで、住まいを美しく演出します。 ロータイプなので、部屋を広く見せられるのも魅力です。

こたつ対応の天然木ソファです。ソファの下にファブリックを張ることで、こたつの熱が逃げないようにしています。オフシーズンは座面の底面に収納できるので、すっきりとした印象に。また、背もたれのフレームが薄めに設計されており、限られたスペースでも置きやすく、ゆっくりくつろげます。

頭部、背部、脚部の3か所にリクライニング機能が付いたデラックスな座椅子です。ソファの快適性を重視するミニマリストにおすすめの商品で、テレビ鑑賞やうたた寝する際に重宝。軽いので女性でも持ち運びがラクにできます。

高級感のある華やかなデザインが印象的なイタリア製ソファ。リビングやゲストルーム、玄関先などさまざまな場所で使用できます。背もたれの高さは55cmで、優しく包み込まれるような座り心地が特徴です。

ソファは何年で買い替えるのが良いのかなど、ソファについて、知っておきたいことがある人もいるでしょう。ミニマリストのソファに関するよくある質問に、Q&A方式で回答します。

A.1　ソファは購入してから6年以上経ったら、買い替えを検討してください。 ソファの寿命は素材や使い方によって異なりますが、ファブリック製の場合は約6〜8年、本革のソファは約10年とされています。

しかし、適切な買い替え時期に関しては、寿命だけでなくソファの状態によっても異なります。 ソファの座面がへたってきたり、張り地の汚れや擦り切れが目立ったりしてきた場合は買い替えが必要です。

ソファの寿命に関しては、次の記事も参考にしてください。

A.2　昼寝など10〜30分ほどの短い時間なら、ソファで寝ても問題ないでしょう。 しかし、ソファで長時間寝るのは寝返りが打てず、疲れや腰痛の原因になるので良くありません。 就寝用としても使用する場合は、座面の広いソファやソファベッドなど身体に負担がかかりにくい商品を選びましょう。

ソファベッドに関しては、次の記事も参考にしてください。