ランドリーラックは商品によって耐荷重が決まっていて、耐荷重を超えて重すぎる物を置くと倒れてしまう可能性があります。洗剤など洗濯機周りに収納したい物は重い物が多く、突っ張り型のランドリーラックでは耐えられない可能性があります。一般的に、据え付け型に比べて耐荷重が小さいことが多く、デメリットに感じる人がいるかもしれません。ランドリーラックが倒れると危険なので、耐荷重には注意しましょう。

突っ張り型のランドリーラックは壁や床に完全に固定されていないので、ぐらつきでボトルなどが落ちる恐れがある点もデメリットです。使用中に収納物が落ちるのを防ぐため、ぐらつきがないようにしっかりとランドリーラックを設置するとともに、定期的に緩みなどがないか確認しましょう。安全面が気になる場合は、補強フレームの付いているランドリーラックを使用し、支柱を安定させることも大切です。

突っ張り型のランドリーラックは、天井や壁に突っ張っていてある程度の安定性があるものの、地震が起きると支柱が外れて倒れる可能性があります。床などに固定する据え置き型のランドリーラックと比べると、安定感が劣る点がデメリットの1つです。耐荷重をチェックするとともに、ぐらつきがないように設置するなど、地震に備えた対策やチェックも欠かせません。

隙間を使って収納スペースを確保できる突っ張り型のランドリーラックは便利ですが、天井や壁に突っ張り部分の跡や傷が残る場合があります。特に賃貸の物件に住んでいる場合は気を付けましょう。

突っ張り型のランドリーラックをネジで固定していると、洗濯機を使用している際に振動でネジが緩みやすくなるのもデメリットです。ネジが緩まないようにしっかりと設置し、たまに緩みがないか確認し、ネジを締め直すなどのメンテナンスが必要です。

突っ張り型のランドリーラックによっては、ネジの位置が低いため洗濯機が邪魔になり、うまく設置できないこともあります。伸縮の調整をするネジの位置など購入前にサイズをしっかりチェックしておくと良いでしょう。

突っ張り型のランドリーラックは、洗濯機周りのスペースが狭かったり、梁が出ていたりすると高さや奥行きを調整しづらい場合があります。突っ張り棒の伸縮が可能な範囲で設置できるか、洗濯機周りの構造やサイズをよく確認してから、ランドリーラックを購入しましょう。

突っ張り型のランドリーラックは、突っ張り棒が緩んですぐに倒れて長持ちしないというデメリットを感じる人も少なくありません。倒れないようにしっかりと設置しても、収納物の重みや洗濯機の振動により、突っ張り棒が緩む場合があり注意が必要です。

また、簡易な作りのことが多く、あまり長持ちしないことが多いのもデメリットです。

ランドリーラックが緩みやすい、外れやすいというデメリットの対策には、突っ張り棒と壁の間に耐震マットやゴムを挟むと良いでしょう。耐震マットやゴムには弾力と強度があり、突っ張り棒をしっかりと固定できて緩みやずれを防ぎます。

突っ張り棒がしっかりと固定されていてもランドリーラックがぐらつく場合は、L字金具で補強する方法もあります。L字金具で固定すると、ランドリーラックの横揺れを抑えることが可能です。

突っ張り型のランドリーラックは、支柱を固定した部分に圧力がかかり壁や天井が傷みやすいのが欠点ですが、保護シートを挟むことで防げます。保護シートは100円均一ショップでも手軽に購入できます。突っ張り棒が落ちにくくなる効果も期待できるでしょう。

突っ張り型のランドリーラックの耐荷重を超えないよう、事前に収納したい物の重さを簡単に計算しておきましょう。ランドリーラックの耐荷重を守ることが、転倒や破損のデメリット対策では重要です。

ランドリーラックを置くスペースが狭く、洗濯機が使いにくくなりがちというデメリットに対しては、棚の高さを調整できる商品を選ぶと良いでしょう。突っ張り型のランドリーラックは、収納する物に合わせて棚の高さを変えると、より一層使い勝手が良くなります。

突っ張り型のランドリーラックは、地震対策のストラップで固定すると転倒を防いで安全に使えるでしょう。釘を使わず強力粘着シートで固定する地震対策ストラップなどであれば壁や天井を傷つけず、賃貸の物件でも使用できるかもしれません。

突っ張り型のランドリーラックにはデメリットばかりではなく、もちろんメリットもあります。メリットとデメリットを比較して、設置を検討している場所が突っ張り型ランドリーラックに向いているかどうかを慎重に判断しましょう。

突っ張り型のランドリーラックは、高さを生かして、洗濯機の上の空間を収納スペースとして使えます。お洒落な見た目のランドリーラックも多く、生活感を抑えて収納スペースを増やせると人気です。

突っ張り型のランドリーラックは、ドライバーやネジなどの工具を使わずに簡単に設置ができます。突っ張り棒を壁や天井に固定するだけで壁に穴を開ける必要もないので、DIY初心者や女性でも取り付けが可能です。

突っ張り棒の部分でサイズ調整ができ、さまざまなランドリースペースに柔軟に合わせられるため、引っ越し先でも使用できます。突っ張り型のランドリーラックの中には、左右の突っ張り棒をそれぞれ調整できるタイプもあります。段差のある天井や、片側だけ洗濯機下の防水パンに乗せなくてはならない場所でも設置できて便利です。

突っ張り型のランドリーラックは、棚の位置などのサイズ調整ができて縦横どちらのタイプの洗濯機でも使えます。ドラム式の横型洗濯機にはランドリーラックの幅を広くし、縦型洗濯機には蓋の開け閉めをしやすいように棚の位置を高く調整します。洗濯機を買い替えてもそのまま使えるため、一度購入したランドリーラックを長く愛用できて、経済的です。

立て掛け型は壁にラックを立て掛けて支える仕組みです。突っ張り型と同様、狭い場所にも置けて便利です。突っ張り型と立て掛け型は、簡単に設置できる分、耐荷重と安定性が少し劣ります。一方、据え置き型は一般的に4本脚で、倒れないよう脚部分が丈夫に作られています。その分、サイズも大きめで重量もあります。組み立て式の場合は手間が掛かり、設置するのに広いスペースも必要になりますが、安定性が高く、多少重めの物を乗せても耐えられます。

賃貸の物件に住んでいて、突っ張り棒の跡が気になる場合は、据え置き型や立て掛け型が適しています。大人数で住んでいて収納する物の数が多い場合は、据え置き型が良いでしょう。一人暮らしなど少人数で暮らしている場合は、設置が楽で、スペースもあまり取らない突っ張り型や立て掛け型が適しています。

突っ張り型のランドリーラックを失敗せずに選ぶためのポイントを７つ紹介します。普段の洗濯機周りの動線を考えてランドリーラックを選ぶと、後悔することもないでしょう。耐荷重のほかにも、棚の高さや素材など見落としがちなポイントも紹介します。

突っ張り型ランドリーラックの選び方
・収納量に合った耐荷重を計算する
・天井高と梁の位置を正確に測る
・棚の段数と高さをチェックする
・素材の違いで耐久性を見極める
・幅と高さを調整できるタイプを選ぶ
・アジャスターやハンガーバーの有無を確認する
・採寸ミスと耐荷重オーバーを防ぐ

ランドリーラックがどれくらいの重さに耐えられるかを示す耐荷重は、棚1枚ごとにも異なる場合があります。実際に何をどの棚に収納するかを事前に想定して、耐荷重を計算しておくと失敗せずに購入が可能です。

購入後に置けないという失敗も良くあります。実際にラックを設置する部分の天井の高さや梁等の位置を、事前に正確に測っておきましょう。天井の高さが、突っ張り棒の伸縮が可能な範囲にあるのかを確認することも必要です。そのほかにも、梁や照明、洗面所のドアの位置など、問題なくランドリーラックを使えるか、設置後のイメージをしながら計測しましょう。

突っ張り型のランドリーラックを選ぶ際は、収納する物の大きさに合わせて棚の段数と高さをチェックすることも大切です。柔軟剤や洗剤のボトルは大きめのことが多く、狭い棚では出し入れが難しく感じられるかもしれません。タオル類や洗濯ばさみなどの小物はカゴがあるラックの方が使いやすいでしょう。実際に何をどれくらい置きたいのか、明確にしておくと失敗せずに購入できます。

幅や高さを調整できるタイプの突っ張り型のランドリーラックは、洗濯機や収納する物が変わっても長く使えます。収納する物のサイズに合わせて棚の高さを変えられると、出し入れがしやすく使い勝手がよくなり便利です。また、サイズを調整すると見た目の雰囲気も簡単に変えられて、模様替えのような感覚で気分転換にもなります。

洗濯機周りの動線がスムーズになるアジャスターや、ハンガーバーなどの機能が付いているかどうかも、大切なポイントです。アジャスターがあると高さの調節やぐらつきを防止でき、ランドリーラックが転倒しにくくなります。ハンガーバーは、空いたスペースを使って少量の洗濯物を干したり、スプレータイプの洗剤を掛けておいたりできます。

突っ張り型のランドリーラックを購入する際は、設置する場所や物をしっかりと把握し、採寸ミスや耐荷重オーバーを防ぎましょう。洗濯機の蓋の開け閉めが可能かどうか、蛇口やホースのスペースがあるかどうかなど細かい点まで確認しておくことが必要です。収納したい物が多い場合は、S字フックで吊るす収納に変えるなどして、棚ごとの耐荷重をオーバーしないよう気を付けましょう。

洗濯機周りをきれいに整頓できる突っ張り型のランドリーラックを15点紹介しましょう。見た目がお洒落なタイプや、スペースを上手に活用して多くの物を収納ができるタイプなどを取り上げます。