現存するバローロ、バルバレスコの造り手の中で最も古い歴史を持つと言われるオッデーロ社。
「ヴィーニャ・リオンダ」「ブルナーテ」「ブッシア」「ヴィレッロ」「ロッケ・ディ・カスティリオーネ」とバローロの重要なクリュ(畑)の良い区画を所有します。今も1700年代に建てられた当時のカンティーナで醸造しています。初めてボトリングしたのは1878年。
所有畑は35ha。
先代から1997年に栽培・醸造を受継いだ娘の「マリアクリスティーナ」が全ての畑をナチュラルな栽培に切り替えました。古いスロヴェニア産の大樽を主に、オーストリア産ストッキンガー社の大樽を使用。透き通った色調の彼等のワインは、過度な凝縮や抽出を嫌い、最低限のルモンタージュのみで発酵を続けています。
《テクニカルデータ》
クリュ(優良畑)の概念がない頃から造られていた色々な畑のアッサンブラージュ・バローロなので、クラシコと名付けています。畑はカパロット、サンタ・マリア・ブリッコ・キエーザ(ラ・モッラ)とブリッコ・フィアスコ(カスティリオーネ)。醸造は畑毎に分けて20日間マセラシオンして発酵。29度以上にならないように温度管理。スロヴェニア産大樽とオーストリア大樽で30ヶ月熟成。