サイドボードは、収納だけでなく多くの目的に使える便利な家具です。機能性とデザイン性に優れ人気がありますが、種類が多く選ぶのに迷う人も少なくありません。サイドボードとはどのような家具なのかを詳しく解説しましょう。

サイドボードとは、一般的に高さが60〜90cm程度の低めの収納家具です。リビングやダイニングを中心に、収納家具やディスプレイ棚として幅広く使われています。サイドボードには、引き出しや棚もあり、食器や書籍、日用品などを収納するのに適しています。

サイドボードはもともとレストランなどでダイニングボードの横に置き、料理を並べたり提供したりする際に使われていました。ビュッフェとも呼ばれていましたが、現在ではリビングやダイニングでさまざまなものを収納するための家具として使われるようになり、ディスプレイ棚としても幅広く利用されています。

収納家具にはサイドボードやキャビネット、チェストなど、さまざまな種類があり、それぞれ異なる用途や特徴があります。サイドボードと他の収納系家具の違いを押さえておきましょう。

リビングボードは、リビングルームに置かれる収納家具を総称する名称で、サイドボードやローボード、テレビボード、さらには壁一面を活用した壁面収納家具も含まれます。高さや機能もさまざまで、収納や飾り棚として幅広く活用されています。

ローボードはサイドボードと同様に低めの家具ですが、主にテレビ台として使われることが多い家具です。ローボードは、サイドボードよりもさらに低く、横長のデザインが特徴です。収納スペースも備えているので、DVDやゲーム機などもまとめて収納できます。

テレビ台・テレビボードは、テレビやAV機器の収納に特化した家具で、ローボードタイプ、ハイボードタイプ、壁面収納タイプがあります。設置場所や部屋の雰囲気、収納予定の機器などに合うタイプを選ぶと良いでしょう。テレビなどを設置できるだけでなく、配線を整理したり、リモコンやメディアを収納できる引き出しや棚が備わっている点が特徴です。

食器棚は食器や調理用具の収納に特化した家具で、高さやデザインもさまざまです。棚や引き出し、ガラス扉付きのタイプなどがあり、開き戸や引き戸を選べるものもあります。サイドボードが低めでディスプレイや雑貨収納に使われるのに対し、食器棚は背の高いものが多く、主に食器や調理器具を収納するために使われます。

サイドボードにはさまざまな活用方法がありますが、選ぶ際に最も重要なのは何を入れるかを考えることです。また、機能性だけでなくインテリアのアクセントとしてサイドボードを取り入れることで、居心地の良い空間を演出できます。
例えば、次のような使い方ができます。

・雑貨や植物を置く
・部屋のスペースを仕切る
・テレビボードとして活用する
・本棚として活用する
・食器・調理用具を収納する

サイドボードは、収納だけでなく、ディスプレイ棚としても活用できる優れた家具です。お気に入りの雑貨や観葉植物を置けば、部屋に温かみや個性を加えられます。季節に合わせてディスプレイを変えると、部屋の雰囲気を変えることができ、訪れた人に新鮮で魅力的な印象を与えられます。

サイドボードは部屋のスペースを仕切るのにも効果的で、例えばリビングとダイニングの間にサイドボードを置けば、空間を柔らかく仕切りながらも開放感を出せます。背の高い家具ではないため、圧迫感を与えずに空間を分けられ、さらに収納もできる点が魅力です。

サイドボードには高めや低めのタイプがあり、テレビボードとして活用することも可能です。ソファやダイニングチェアなど椅子の高さに合わせて設置することで、快適にテレビの視聴を楽しめます。さらに、サイドボードは優れた収納力があるので、テレビ周辺のDVDやゲーム機、リモコンなどを整理するための十分な収納スペースも確保できます。

サイドボードは書籍の収納だけでなく、ディスプレイ機能も兼ね備えており、リビングや書斎に置けば本棚としても活用できます。また、コンパクトなサイズのものを、ベッドサイドに置けば、邪魔にならず、限られたスペースを有効に活用できます。

サイドボードは、お気に入りの食器や調理器具、テーブルクロスなどのキッチンアイテムをまとめて収納できます。キッチンやダイニングに設置する場合は、頻繁に使用するアイテムを取り出しやすい位置に配置すると、日々の家事がスムーズになります。ガラス扉付きのサイドボードなら中身を見せながら収納でき、「見せる収納」として部屋の雰囲気に個性をプラスできるでしょう。

サイドボードを選ぶ際は、配置場所や収納する物を踏まえ、部屋の雰囲気に合ったデザインやサイズの商品を選ぶことが大切です。具体的には次のようなポイントに気を付けるといいでしょう。

・置く場所で選ぶ
・収納するものに合わせて選ぶ
・デザインで選ぶ
・サイズで選ぶ
・機能性で選ぶ
・素材で選ぶ
・価格で選ぶ

サイドボードは、リビングや寝室、ダイニングなどの設置場所に合わせたり、または用途に応じて、最適なものを選ぶのがポイントの一つです。まず、設置スペースの寸法を正確に測ったうえで、家具の幅や高さ、奥行きを確認しましょう。部屋のレイアウトに適したサイズを選べば、圧迫感を与えずに快適な空間づくりが可能です。

サイドボードは、収納したい物に合わせて選ぶことも大切です。食器、衣類、書籍、雑貨など、収納したいものがしっかり収まり、さらに取り出しやすい設計になっているかを確認しましょう。また、棚や引き出しのサイズや配置だけでなく、引き出しのスムーズな開閉や棚板の調整機能など、使い勝手の良さもチェックしてください。

サイドボードのデザインは、部屋の雰囲気を左右する重要なポイントです。シンプルなものはモダンな空間に、豪華なものはクラシックな空間に調和します。収納する物やインテリアとのバランスを考慮し、機能性とデザイン性を兼ね備えたものを選びましょう。

サイドボードを選ぶ際は、サイズも重要です。部屋が小さい場合は圧迫感が出ないようスリムでコンパクトなデザインのものが良いでしょう。一方、広い部屋では存在感のある大きめのデザインを選ぶことで、空間のアクセントとなります。

また、サイドボードの高さや奥行きも確認し、他の家具との調和を取ることも大切です。収納力とデザインのバランスを考えながら、部屋に最適なサイズの商品を選びましょう。

サイドボードを選ぶ際には、機能性もしっかり確認しましょう。収納家具としてだけでなく、飾り棚として活用できるようにデザインされた商品もあり、収納力と部屋の雰囲気づくりのどちらを重視するかによって、機能性も変わります。特に収納力を重視する場合は、食器や本、雑貨など、何を入れるのかを具体的に想定し、サイズや収納方法、仕切りの有無などを確かめることが大切です。

サイドボードを選ぶ際、素材も大切なポイントです。木製はナチュラルな印象で温かみがありますが、ラッカー仕上げやオイル仕上げなどの商品もあり、仕上げで見た目や手触りが異なります。一方、ガラスやメタル素材はモダンでスタイリッシュな印象を受けるため、洗練された空間によく合います。耐久性やお手入れのしやすさも考えて選びましょう。

サイドボードを選ぶときには、価格も大切なポイントです。天然木無垢材は高級感があり、使うほど味わいが増すため長期使用に適していますが、比較的高価です。特にウォールナット材は美しい木目と上品な質感が特徴で、高級材として知られています。

予算を抑えたい場合はプリント紙化粧合板の商品を選ぶといいでしょう。木目調や白、黒など色やデザインが豊富で、おしゃれなインテリアにもなります。価格とデザインのバランスを考え、自分に合ったサイドボードを選びましょう。

サイドボードは、収納力とデザイン性を兼ね備えた優れた家具です。機能性やデザイン、素材にこだわったおすすめのサイドボードを5つ紹介します。部屋に最適な一台を見つけて、快適な空間を作りましょう。

ウォールナット材を贅沢に使用した、幅120cmのLEDダウンライト付きサイドボード。部屋の雰囲気を一段とシックなものにしてくれます。89cmの高さがもたらす存在感は、空間に重厚感を与え、LEDライトが大切なコレクションやディスプレイアイテムを美しく照らし出します。

日本の伝統的な素材である桐を使用した、温かみがあるサイドボード。古民家風デザインがおしゃれな引き戸式食器棚で、格子が美しいガラス扉の収納部は、飾り棚としても楽しめます。丈夫な箱組み引き出しなど、国産ならではの丁寧な作りが際立つ、実用性とインテリア性を兼ね備えた商品です。

Abbey wood（アビーウッド）のサイドボードは、洗練されたデザインが魅力です。まるでヨーロッパのインテリア雑誌から飛び出したような、おしゃれな空間を演出してくれます。幅130cm、奥行47cm、高さ71cmの程よいサイズで、コンパクトながらも食器や雑貨、書籍をすっきりと収納できます。日本国内ではDINOSだけの取り扱い商品です。

シンプルで上品なカラーのサイドボードは、どんな空間にも調和し、インテリアのアクセントになります。石目調の天板は、傷や汚れに強く、手入れも簡単です。内引き出しと可動棚を備えた収納部は、書類やファイルなどをスマートに整理するのに役立ちます。