12畳のリビング
・LDKのレイアウト
縦長&横長の長方形・正方形など
形状別に紹介!
リード文
12畳のリビング・LDKの特徴を知っていますか?今回は、12畳のリビング・LDKの広さなどの特徴や、〈縦長&横長の長方形・L字・正方形〉などのレイアウト・コーディネートを紹介します。12畳のリビング・LDKを広く見せる方法や、おしゃれにする方法も紹介するので参考にしてみてください。
12畳のリビング・LDKは2〜3人暮らしであれば狭くない
[幅120cm] 移動がしやすいキャスター付き昇降式テーブル
畳数 | 広さ |
---|---|
10畳 | 16.2u |
11畳 | 17.82u |
12畳 | 19.44u |
13畳 | 21.06u |
14畳 | 22.68u |
16畳 | 25.92u |
18畳 | 29.16u |
世帯数 | 生活のイメージ |
---|---|
一人暮らし | 生活に必要な家具を置いてもフリースペースを広く残せる |
二人暮らし | 二人用の家具を配置しても部屋に余裕がある |
三人家族 | 小さい子供がいる場合はベビーベッドや遊び場を作れる |
四人家族 | 生活に必要な家具を置くと少し狭く感じる |
12畳の部屋とは、畳12枚分の広さという意味ですが、実は畳の一辺の寸法は地域などによって大きさが異なり、面積は一定ではありません。このため、不動産業界では、業界内のルールとして、畳1枚の大きさを1.62u以上と定めています。これを基に計算した場合、12畳のリビングやLDKの広さは、最低でも19.44uとなります。
この広さであれば、一人暮らしの場合、余裕を持って生活に必要な家具を配置できます。二人暮らしで使う家具や、インテリアも十分置けるスペースがあるでしょう。
三人暮らしについては、小さい子供が使うベビーベッドを置いたり、プレイスペースを設けられる広さがあります。4人家族の場合は子供がまだ幼い時期であれば十分な広さですが、現実的に考えると、子供の成長につれて12畳では部屋が狭く感じられるかもしれません。
ただしリビングとLDKで12畳の広さは異なるので注意
木目が美しい丸形伸長式テーブル 径110(伸長時幅150)cm
間取り | 構成 | リビングダイニングの広さ |
---|---|---|
LDK | リビング、ダイニング、キッチン | 約8畳 |
LD | リビング、ダイニング | 12畳 |
L | リビング | 12畳 |
同じ12畳のLDKやリビングでも、間取りによって、部屋の使い方は変わります。1LDKであれば、LDKにも収納家具やベッドを置かなければならないことがありますが、3LDKなど部屋が多い間取りなら、ソファやダイニングテーブルをゆったりと置き、のんびりくつろげるスペースにすることも可能です。そもそも、LDKとはリビングとダイニング、キッチンのことなので、12畳と言ってもキッチンの分、リビングやダイニングとして使えるスペースが減ります。その点、リビングの広さが12畳ということであれば、キッチンは別にあるという意味になり、12畳分をリビングとして使えます。
また、リビングの隣が続き和室になっている場合、ふすまや引き戸を空ければ、リビングと一体的に使え、部屋が広く感じられます。和室なしの間取りの場合、開放的に部屋を使えないという点で、和室がある部屋に比べて狭く感じられるかもしれません。
【縦長の長方形】12畳のリビング・LDKのレイアウトの基本・ポイント
高さが6通りに変えられる オールシーズン対応モダンダイニングこたつシリーズ テーブル 80cm×80cm
12畳のリビングやLDKのうち、縦長の長方形タイプについては出入口から部屋全体を見通しやすいため、ドアから窓までの通路を意識してレイアウトを考えるのがポイントです。背が低いロータイプの家具やインテリアを中心に取り入れると、開放感のある部屋になります。
縦型の部屋は多くの場合、短辺側の壁に窓があり、長辺の壁を利用して家具を設置できます。壁に装飾品を取り付けるなどして、立体感を強調しても良いでしょう。
縦長長方形の12畳リビング・LDKのレイアウトのポイント
・ドアから窓までの通路を意識して家具やインテリアを配置する
・ロータイプの家具やインテリアで開放感を高める
・広い壁面を上手く活用する
【横長の長方形】12畳のリビング・LDKのレイアウトの基本・ポイント
消臭加工フローリング調 ダイニングラグ
横長長方形の12畳のリビングやLDKは、出入口から左右に部屋が広がるのが一般的です。ライフスタイルや部屋での過ごし方に合わせて、スペースを上手に区切りましょう。ソファやダイニングテーブルなどの大型家具を仕切り代わりに使うことで、ゆるやかにゾーニングができます。
仕切り代わりに使うソファやダイニングテーブルは、背面が低いロータイプのものを選びましょう。適度にスペースを仕切りながら、視界を遮らないので、室内の統一感も保てます。また、長辺に大きな窓が取り付けられることが多く、縦長長方形の部屋に比べて壁面をあまり利用できないため、家具を横並びにしにくい点はやや不便です。通路幅が狭くならないよう、部屋に置く家具は薄型のタイプを選ぶことも大切です。
横長長方形の12畳リビング・LDKのレイアウトのポイント
・過ごし方に合わせて空間を仕切る
・ロータイプのソファやダイニングテーブルで見通しの良さをキープ
・壁面が少ないため、通路幅が狭くならないようにレイアウトする
【正方形】12畳のリビング・LDKのレイアウトの基本・ポイント
LX 総革張り(セミアニリン厚革)コーナーソファセット 座って左コーナー
正方形タイプの12畳の部屋であれば、リビングとダイニングキッチンのどちらのスペースを重視したいかでレイアウトを考えるのがポイントです。リビング重視であれば大きいソファを、ダイニングキッチン重視であればテーブルやカウンターなどを広く配置することで、思い通りのコーディネートができます。
リビングとダイニングキッチンのエリアバランスが取りにくい場合は、両方の用途で使える家具を活用するのも一つの方法です。ソファは置かずダイニングテーブルにすれば、より部屋を広く使えます。
正方形の12畳リビング・LDKのレイアウトのポイント
・リビングとダイニングキッチンのどちらを重視するかを考える
・重視したいスペースで使う家具は大きく配置する
・部屋を広く使うなら一つの家具やインテリアを兼用する
【L字】12畳のリビング・LDKのレイアウトの基本・ポイント
家電やモバイルが使いやすいダイニングテーブル 幅150cm
L字型の12畳のリビングやLDKのレイアウトでは、ゾーニングによって使いやすさが大きく左右されます。家族で集まりやすい空間にするならソファを、料理の配膳や片付けをスムーズにするならダイニングテーブルを部屋の中心に配置すれば、暮らしのイメージに合ったレイアウトになります。
より明確にゾーニングする場合は、キッチンを部屋の中心にすると良いでしょう。リビングとダイニングが離れ、互いのスペースを気にせずに過ごせます。リビングで集中して作業したい人に向いているレイアウトです。キッチンからはリビングとダイニングの両方を一望できるので、家事をしている間も、家族とコミュニケーションが取れます。
L字型の12畳リビング・LDKのレイアウトのポイント
・生活イメージに合わせてゾーニングする
・ソファまたはダイニング、キッチンのどれかを起点にする
・交流のしやすさ重視ならソファ、作業効率重視ならダイニングテーブルを中心にする
12畳のリビング・LDKのテレビの大きさ
12畳のリビング・LDKのソファの大きさ
Asolise(アソリス) カバーリングソファ コーナーソファセット座って左
12畳のリビングやLDKに置くソファのサイズは、60〜200cmであれば余裕を持って配置できます。部屋の形やリビングスペースの広さによっては、200cm以上の3人掛けソファでも問題ありません。しかし大型のソファを置く場合は十分な通路や生活動線を確保するため、テーブルなど他の家具と近づき過ぎないようにすることが大切です。
縦長の12畳のLDK・リビングの場合
縦型の12畳のリビングやLDKであれば、2〜3人掛けのフロアソファを配置すれば、部屋の奥行きを邪魔しません。ダイニングやキッチンとのゾーニングを考えるなら、2.5〜3人掛けのL字型ソファを配置すれば、スペースを自然に仕切れます。
横長の12畳のLDK・リビングの場合
横長の12畳のリビングやLDKでは、2.5人掛けのハイバックソファを置いても、圧迫感はあまりありません。家族や友人との交流のしやすさを重視するなら、3人掛けのコーナー型ソファを配置し、ダイニングキッチンとの距離を近くしても問題はないでしょう。
L字の12畳のLDK・リビングの場合
L字型の12畳のリビングやLDKには、2〜3人掛けできるセパレートソファを配置しましょう。配置を変えることで、さまざまなレイアウトに対応できます。ハイバックソファを置きたい場合は1〜2人掛け程度のコンパクトなものを選び、来客時にはオットマンなどを併用すると、圧迫感を抑えられます。
正方形の12畳のLDK・リビングの場合
正方形の12畳のリビングやLDKには、3人掛けができるL字コーナー型のソファを配置すると、部屋全体のレイアウトのバランスが良くなります。2人掛けのカウチソファなら、ゆとりをもって配置できるでしょう。
12畳のリビング・LDKのダイニングテーブルの大きさ
家電やモバイルが使いやすいダイニングテーブル 幅150cm
12畳のリビングやLDKに置くダイニングテーブルは、2人〜4人掛けタイプであれば、ゆとりを持って配置できます。同じ使用人数であっても、デザインによって配置時のサイズ感が異なります。そのため、人が通る通路として60cm程度のスペースを確保できるかを確認した上で、コーディネートを考えましょう。
縦長の12畳のLDK・リビングの場合
縦型の12畳のリビングやLDKについては、ダイニングテーブルを出入口から見て縦に配置する場合は4人掛け、横に置くなら2人掛けタイプを選ぶと奥行きを生かせます。
横長の12畳のLDK・リビングの場合
横長の12畳のリビングやLDKの場合は、2〜4人掛けのダイニングテーブルであれば、十分なゆとりを持って配置できます。ダイニングキッチンのスペースが広く設けられている場合は、テーブルを囲むように5人掛けタイプの物を置いても良いでしょう。
L字の12畳のLDK・リビングの場合
L字型の12畳のリビングやLDKの場合は、コンパクトな4人掛けダイニングテーブルであれば、余裕をもって置けます。キッチンがリビングに近い位置にあるのなら、2人掛けの半円型やカウンター型のダイニングテーブルを壁やキッチン側へ置くと通路の邪魔になりません。
正方形の12畳のLDK・リビングの場合
正方形の12畳のリビングやLDKの場合、2人掛けまたは4人掛けのダイニングテーブルであれば、部屋全体のバランスに合わせてレイアウトを決められます。3人掛けまでであれば、円形ダイニングテーブルを配置してもリビングやキッチンスペースを圧迫しません。
@リビングとダイニングの動線を意識する
Kafis/カフィス ヘッドレストソファシリーズ 座って左カウチ
12畳のリビングやLDKは大型の家具も余裕を持ってレイアウトできますが、サイズ感を考えずに配置すると、部屋の中を行き来したり、家事をする際に動きにくく感じる原因となります。特にソファやダイニングテーブルは部屋のスペースを広く取るため、リビングとダイニングの動線を意識して配置を決めることが大切です。
動線を考える上で重要なのが、人が移動するために必要な通路幅です。一般的に人が正面を向いて通る際には、60cm以上の通路幅が必要とされています。12畳のLDKの場合、リビングとダイニングを人が行き来することも多いので、家族で暮らすなら、60〜100cm程度の通路幅を確保できるよう家具の配置を考えましょう。
A収納家具を1か所に集約する
Bインテリアや家具を斜めにレイアウトする
C背が低めの家具を選んで圧迫感を軽減する
D背が高いインテリアもアクセントとして取り入れる
E壁面収納や隙間収納で床が見える面積を増やす
テレビ上の空間を有効活用できるオーバーハングボードシリーズ 突っ張り式スペースラック 壁面用 幅89.5cm・3段
12畳のリビングやLDKに壁面収納や隙間収納を取り入れ、できるだけ床が見える部分を増やすと同じ面積の部屋でも広く見せられます。部屋を広く見せるためには、一般的に全体の3分の2以上の床が見えていることが理想です。12畳の部屋は大型家具を多く配置できるのですが、配置方法を工夫しないと狭い印象になってしまいます。
その点、壁面収納や隙間収納であれば、スペースをあまり取らずにレイアウトできます。より多くの床を見せるには、幅や奥行きがスリムな家具を選ぶとともに、壁や隙間も積極的に活用しましょう。
リビングの壁面収納については次の記事を参考にしてください。
リビング壁面収納の実例21選! 狭い・おしゃれ・造作の事例や何を入れるかもご紹介!
F間接照明で空間に奥行きを持たせる
G鏡やガラス素材で奥行きを演出する
@部屋のカラーを決めて統一感を持たせる
Aリビングの入口の対角に目立つインテリアや家具を置く
B絵画や壁紙でアクセントを出す
C観葉植物やアートインテリアで空間を彩る
D無垢材のインテリアや家具で落ち着いた空間にする
ウイスキー蒸留場から生まれた樽材オーク天然木こたつ 150×80cm
無垢材のインテリアや家具であれば、天然木特有の色や木目の美しさを生かせるため、温もりのある落ち着いた雰囲気になります。また、無垢材は光の反射率が低く、目が疲れにくいとされる素材です。リラックスしたい場所に、無垢材を使った家具を配置すると良いでしょう。
さまざまなテイストのインテリアや床材と調和するので、ソファなどのファブリック家具やダイニングテーブルなど、部屋のメインになる家具に合わせて取り入れてもおしゃれです。
ファブリック素材については次の記事を参考にしてください。
ファブリックとは? 素材・生地の意味やデメリット・インテリアも紹介!
おしゃれでモダンなリビングの作り方については次の記事を参考にしてください。
おしゃれでモダンなリビングの作り方|インテリアやかっこいい・レイアウトも紹介!
@【二人暮らし】ラウンジチェアでリゾート感を演出
A【三人暮らし】伸長式ダイニングテーブルでゆったり感アップ
B【一人暮らし】ハイバックソファ×スツールで圧迫感を解消
@【二人暮らし】ソファ代わりのクッションで部屋を広く見せる
A【三人暮らし】グラデーションで立体感のある空間に
B【一人暮らし】アクセントクロスで部屋に奥行きをプラス
@【二人暮らし】ソファダイニングでマルチに対応
A【三人暮らし】ベンチでダイニングスペースをコンパクトに
B【一人暮らし】ソファでさり気なくゾーニング
@【二人暮らし】気分で使い分ける2WAYコーディネート
A【三人暮らし】キッチン前ソファで家族の距離を近くする
B【一人暮らし】間仕切りでスペースの広さを切り替える
@収納付きハイバックソファコーナー
A伸長式ダイニング ベンチ付き6点セット
B大型テレビ置けるコーナーテレビ 幅110cm
Cレフテス昇降エクステンションテーブル
Dムール ソファ座って左ラウンド
E欲しい形を選べるコーナーカウチソファL
Fスマート伸長式テーブル 幅140cm〜180cm
Gベッド大画面シアタチェスト 高さ55cm幅80cm
Hブルックリン風テレビボード
Iダイニングこたつテーブル105cm×80cm
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