精霊馬とはご先祖様が極楽浄土と現世を行き来する乗り物とされ、迎えの馬(キュウリ)と送りの牛(ナス)の二つを合わせて「精霊馬」と呼びますが、地域によってはナスを「精霊牛(しょうりょううし)」と呼ぶ場合もあるようです。
『木彫り精霊馬』は本物さながらのリアルサイズ。4本の脚も割り箸などではなく「おがら」を模した迫真の造形となっています。
「おがら」は麻の茎を剥いで乾燥させた麻殻(あさがら)のこと。
仏教の教えでは「おがら」の煙が天界の霊を現世に降ろすと信じられており、精霊馬の脚に用いる素材として相応しいものとなります。
『木彫り精霊馬』は夏の暑さで傷む心配がなく、しっかりとした木製なのでご先祖様の乗り心地も上々!?
また木彫りならではの温もりある質感は工芸品的な趣も豊かです。
毎年使えるエコで便利な夏の季節飾りとしておすすめいたします。