敷布団の上に敷くマットレスは
NG?
正しい使い方や
寝具のおすすめを紹介!
敷布団の寝心地が悪く、敷き布団の上にマットレスを重ねてもいいのか、悩んだことがある人も多いのではないでしょうか。重ねるのなら、どちらを上にするのが正しいのかも気になるところです。敷布団の上に敷くマットレスの選び方や、重ねるときの順番を、重ねたときの湿気対策やおすすめのマットレスとともに紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ベッドマットレスは、スプリングや密度の高いウレタンなどを中素材に使い、1枚で体を支えられるよう厚みと硬さが設計されています。敷布団も同様に、布団だけで体を支えることを想定しています。そのため、敷布団とベッドマットレスを重ねると、どちらの良さも十分に生かせません。
床に敷いて敷布団と同じように使うタイプのマットレスも、その上に敷布団を重ねず、1枚で使います。布団やマットレスは厚ければ厚いほど良いわけではありません。柔らかすぎると体重のかかる部分が深く沈み、寝ているときの姿勢が崩れることもあります。
敷布団とマットレスの違いについては、次の記事を参考にしてください。
敷布団とマットレスの違いとは?組み合わせや選び方・メリット・デメリットを解説
人は寝ている間に、コップ1杯分にあたる約200mlの汗をかくと言われます。敷布団とマットレスを重ねると、単独で使用する場合に比べて通気が妨げられ、湿気が抜けにくくなることがあります。特に敷いたままの状態が続くと、マットレスと敷布団の間に湿気がたまりやすくなり、カビが発生する原因にもなりかねません。
カビが生えやすいのは湿度65%以上の環境といわれ、繁殖に適した温度は20〜25度です。一度発生したカビを完全に除去するのは難しく、カビが生えにくい環境を保つことが肝心です。
湿気の対策とカビが生えたときの対処については、次の記事を参考にしてください。
マットレスやベッドの湿気対策はどうする?カビが生えてしまった時の対処法も紹介!


洗濯してもアイロンいらず!スーパーソフトコットンのカバー&シーツ ベッドシーツ 無地タイプ
寝具には名前や見た目の似たものが多く、どれをどの順で敷けばよいのか迷うこともあります。寝具の役割はそれぞれ異なり、目的や役割によって敷く順番も変わります。
敷布団とマットレスを重ねて使う場合は、厚手のマットレスをさらに重ねるのではなく、上に重ねることを前提とした薄手のものを重ねましょう。シーツや敷きパッド、ベッドパッドなども、必要に応じて使用し、すべてを重ねる必要はありません。
敷布団とマットレスを重ねる順番と上に敷くもの
・一番下に敷布団を敷いてマットレスを重ねる
・直接寝ると汗や皮脂が染みるのでシーツを重ねる
・汗や汚れが気になるなら敷きパッドを使う
・寝心地を整えたいときはベッドパッドを使う
・おねしょや飲みこぼしなどの汚れ対策にはプロテクターを使う
シーツは、敷布団やマットレスを覆い、睡眠中の汗や皮脂などが寝具本体に付着するのを抑えるためのもので、直接肌に触れます。汚れたら外して洗えるので、寝具を清潔に保ちやすくなります。
敷布団とマットレスを重ねて使う場合は、2枚をまとめて覆えるボックスシーツがあると便利です。ただし、シーツには対応できる厚みが決まっているので、重ねた寝具全体の厚みに合ったサイズのものを選びましょう。マチが足りないと外れやすくなり、反対に大きすぎると生地が余ってシワになりやすくなります。
洗濯頻度に決まりはありませんが、肌に直接触れるものなので、汗をかきやすい季節や汚れが気になる場合はこまめに洗濯しましょう。
シーツの種類と選び方については、次の記事を参考にしてください。
シーツとは?布団カバーや敷きパッドとの違いは?種類や選び方も紹介!
敷きパッドはシーツの上に重ねて使うのが一般的です。中わたなどに汗を吸収する素材を使ったものもあり、寝汗や湿気が気になる場合に適しています。四隅のゴムバンドなどで固定するものが多く、シーツのように寝具全体を覆う必要がないため、取り付けや取り外しも比較的簡単です。敷きパッドには洗濯機で洗える製品が多い一方、乾燥機については、製品によって異なります。洗濯する際は洗濯表示をよく確認しましょう。
敷きパッドをシーツの下に重ねて使える製品もあります。ただし、敷きパッドは本来、肌に触れる位置で使うことを想定したものが多いので、シーツの下で使えるかどうかは製品の仕様を確認しましょう。
敷きパッドとシーツの使い分けについては、次の記事を参考にしてください。
敷きパッドがあればシーツはいらない?マットレスにパッドのみのメリットや違いを紹介!
ベッドパッドは敷布団やマットレスとシーツの間に敷いて使います。寝汗などの水分や汚れが寝具本体に付着するのを抑えるほか、素材や厚みによっては寝床の肌触りや寝心地を調整する目的でも使われます。敷きパッドとの大きな違いは、敷く位置です。敷きパッドはシーツの上に敷き、肌に直接触れるのに対し、ベッドパッドは基本的にシーツの下に敷きます。
ただし、ベッドパッドを重ねることで、マットレスの硬さそのものを大きく変えられるわけではありません。硬さや反発性を変えたい場合は、寝心地の調整を目的としたマットレストッパーなど、用途に合った寝具を選びましょう。
ベッドパッドは厚みや素材によって通気性が変わるため、重ねる寝具が多くなりすぎないよう注意が必要です。使用する場合は、製品の使用方法をよく確認しましょう。
ベッドパッドの要不要と選び方については、次の記事を参考にしてください。
ベッドパッドは必要?いらないとされる理由や選び方を紹介!
マットレスプロテクターは汗や汚れ、水分などからマットレスを保護するための寝具です。防水タイプは、おねしょや飲み物をこぼしたときなどに、水分がマットレス本体まで染み込むのを防ぐ目的で使われます。
一般的には、敷布団やマットレスの上にプロテクターを敷き、その上からベッドパッドやシーツ、敷きパッドなどを重ねます。肌に直接触れることを想定していない製品もあるので、使用する位置は製品の仕様を確認しましょう。
防水タイプは水分を通しにくい一方、製品によっては蒸れを感じることがあります。汗による湿気が気になる場合は、透湿性を備えたものを選ぶか、吸湿性のある敷きパッドなどと組み合わせるとよいでしょう。また、「防水」と表示されていても、縫い目やファスナー部分などから水が入る製品もあるので注意が必要です。
プロテクターの使い方については、次の記事を参考にしてください。
マットレスプロテクターとは?いらない?ベッドパッドとの違いや使い方を紹介!
敷布団のへたりが進み、腰やお尻などが深く沈み込むようになった場合は、上や下に寝具を足すだけではあまり寝心地は改善しません。敷布団そのものの買い替えを検討しましょう。
へたりとは、敷布団の中材がつぶれるなどして、使用前の厚みや弾力が戻らなくなった状態です。干したり、手入れをしたりしても厚みや弾力が回復しない場合は、へたりが進んでいる可能性があります。
買い替えを検討する際は、へたりやへこみだけでなく、表面の傷みや汚れ、においなども確認しましょう。使用年数だけではなく、寝心地や敷布団の状態を総合的に判断することが大切です。
綿や羊毛などを使った敷布団なら、打ち直しによって中わたの状態を整えられる場合があります。ただし、すべての敷布団が打ち直しできるわけでなく、状態や素材によっては難しいこともあります。買い替えと打ち直しのどちらが適しているか、専門業者に相談してみると良いでしょう。
敷布団の状態を見直したり下に和式マットレスを敷いたりしても寝心地が改善しない場合は、敷布団とマットレスを組み合わせる方法自体が適切ではないのかもしれません。1枚で使えるマットレスなら、敷布団とマットレスを重ねる必要がなく、1枚で体を支える構造になっています。床に直接敷いて使うタイプのほか、ベッドフレームに載せて使うタイプもあります。
また、マットレストッパーや和式マットレスは布団やマットレスの上に重ねて使うことを前提としていることが多く、単体で敷布団の代わりに使えるとは限りません。敷布団から1枚で使えるマットレスに替える場合は、床やベッドフレームに単体で使用できることを、取扱説明書などで確認してから選びましょう。
マットレスの選び方|暮らしに合わせた種類選びのポイント