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専門家植物を上手に育てる!園芸・ガーデニングQ&A

「強剪定」とか「弱剪定」って、どういう意味?

日本園芸協会

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「強剪定」とは、太い枝を短く切りつめたり、多くの枝や芽を切り落とすような剪定のことをいいます。
「強い剪定」、「深い剪定」ともいいます。

大きくなった樹木をコンパクトにするために、この剪定が行われることがありますが、強剪定は切り口が大きくなるため木へのストレスが大きく、回復力が弱いと枝が枯れてしまうリスクもあります。
また、強剪定をすると切った時の樹形は小さくなりますが、その後に切り口付近から生えてくる枝は徒長枝が出やすくなったり、混み合いやすいため、樹形を乱す原因ともなります。

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これに対して「弱剪定」とは、元の樹形を大きく崩さず、芽を残して枝先を剪定することです。
「弱い剪定」、「浅い剪定」、「軽い剪定」ともいわれます。
混み合った枝の数を減らしながら、すこちらは木へのストレスが比較的少なく済み、その後の生長も枝が穏やかに伸びるため、樹形を崩すリスクもありません。

長い枝を切るときは、芽の上3~5mmの位置で、切り口に水が溜まったりしないように、滑らかに切りましょう。

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樹木に負担の大きい極端な剪定を避けるような、枝の手入れを行うようにしましょう。

それでは、楽しいガーデニングライフを!

日本園芸協会

日本園芸協会は、花や緑とともに過ごす心豊かな生活と園芸文化の発展に寄与することを目的として、「ガーデニング講座」「ハーブコーディネーター養成講座」「植物画講座」など数多くの通信講座を開講しています。昭和47年の設立以来の受講生数は80万人以上。趣味として、職業として、ボランティアとして、受講生の目的は様々ですが、通信教育で身につけた知識や技術をもとに心豊かな生活を楽しんでいらっしゃいます。

公式サイト日本園芸協会

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