5月初旬はフジの季節。
日本全国にフジの名所がたくさんあります。
そんな藤の名所を、GWに巡ってみたいと思いつつも、なかなか行けていないというのが現実です。
ところで、少し前のブログ記事で、僕が住んでいる地域の公園のメンテナンスを住民有志の
「グリーンサポート会」で、雑草刈りやフジの剪定・誘引などを行っていると書きました。
今回は、その近所の公園のフジが、今年の開花期にどうなったのかを、紹介してみたいと思います。
こちらは、ゴールデンウィーク初日の4/29の公園のフジ。
何とかキレイに咲いていました!
近所の公園は、隣接して2か所、西町公園(通称:上の公園)と東町公園(通称:下の公園)があります。
こちらは、上の公園と称している西町公園のフジ棚です。
この町ができた当時(おそらく40~50年前)からある公園で、青くペンキで塗られたフジ棚も、
その当時からあるものです。
今年の冬の剪定・誘引作業の際、この手前の青いペンキのフジ棚に誘引していたフジは、こぶ病が蔓延していて
ここ数年、様子を見てきましたが、全く咲く様子もないため、思い切って株元から切ってしました。
その代わりに横に植えた新しいフジの木のツルを引っ張って誘引しました。
なので、今年はほぼ花は望めないと思っていました。
近寄ってみると、青いフジ棚の方にも結構、花穂が付いていました。
青いフジ棚(パーゴラ)の下に潜ってみました。
ルーバー状のフジ棚から、いくつもの花穂が垂れ下がっています。
予想以上にうまく咲いています。
この調子で、来年はフジ棚全体に花を咲かせるように育成したいものです。
横から見たところ。
左側の青いペンキのフジ棚の支柱の足元から生えていたフジは株元で切ってしまい、
代わりに、右側の茶色いパーゴラの支柱の足元に植えてあるフジを、青いペンキのフジ棚方向に引っ張るように
誘引しています。
その様子がよく分かるアングルです。
こちらは、そのフジの木を中央に置いて撮影したアングルです。
まだ植えて5年ほどの若木ですが、とても勢いがあるのか、たくさんの花穂を咲かせています。
実は、新しく作ってもらったこの茶色いパーゴラ(フジ棚)には、もう一本のフジの木が誘引されています。
元々は、隣接する下の公園(東町公園)に植えられていたもので、下の公園の整備のため、
昔に植えられたフジは処分される予定でしたが、何とか残して欲しいと行政に嘆願したところ、
元の位置での存続は難しいが、上の公園への移植なら可能とのことで、移植してもらったものです。
フジの移植は難しいとされていますが、何とか活着して、むしろ、下の公園で放置されていた時より
元気を取り戻したようです。
この移植したフジを、新しく作ってもらった茶色いフジ棚につる誘引するとともに、
その半分を「立ち木仕立て」として育てています。
その立ち木仕立ての部分(樹の右半分)も、なかなか良い感じに育ってくれています。
移植したフジのツルの大半は、新しく作ってもらった茶色いパーゴラ(フジ棚)の方に引っ張って誘引しています。
こちらも、いい感じに花穂が垂れ下がって咲いています。
淡い藤色の花がとても美しいです。
こちらは、下の公園と呼んでいる東町公園のフジ棚。
こちらの公園は、周辺の旧UR団地の再開発に伴って、公園の新たに整備されました。
その関係で、前にあったフジ棚は撤去されてしまいましたが、そのほぼ同じ場所に新たなフジ棚が作られました。
このフジ棚の両側に2本、フジの若木が植えられました。
それから数年が経ちましたが、ようやくフジの花がそこそろ咲くようになりました。
フジ棚の下にはベンチも設けられ、座って上を見上げると、フジの花がたくさん垂れ下がって見えます。
ここ数年、住民有志のグリーンサポート会で、花後の夏剪定(6月と8月の2回)、冬季(1月)の冬剪定および
つる誘引、施肥などのメンテナンスを行ってきました。
その成果がようやく出始めています。
関わってくださった住民の方々も、今年のフジの開花の様子をご覧になって、きっと喜んでくださっていると
思います。
新たに整備された下の公園(東町公園)の様子です。
住宅地の中に、いろんな花が咲く公園があると、暮らしにも色どりが出ます。
住民の憩いの場所であり、小さな子供たちの遊び場でもある地域の公園が、より美しいものになればと
思っています。
ちなみに、こちらが、再開発で整備される前の公園にあったフジの木。
この当時は誰がメンテナンスをされていたのか分かりませんが、見事なフジ棚です。
将来的には、これを超えるようなフジの風景をつくれるように、努力していきたいと思っています。
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