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専門家「風景」をつくるガーデニング術

「植物に優しいバルコニーラック(カバー付き・4段折りたたみ式)」を使ってみて

居場英則

今回は、ひとつ前に書いた「折りたたみ作業台(ラタン調テーブル)」に続いて、

またディノスさん取り扱いの商品を実際に使わせてもらってのレポート記事を

書いてみたいと思います。

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今回使わせていただいたのは、こちら↑の商品で、

植物に優しいバルコニーラック(カバー付き・4段折りたたみ式)」です。


我が家では、室内(主にリビング)で、たくさんの観葉植物を育てています。

我が家のリビングは、冬場少々寒いこともあって、冬越しできない

観葉植物もあります。

ずっと加温しておくのも、安全上や経済的にも懸念があって、

現在は、耐寒性の高い観葉植物ばかりになってしまいました。

それでも、やはり冬場の寒さで弱ってしまう品種もあるため、

今回使わせていただけることになった、この「バルコニーラック(簡易式温室)」

に期待しています。

(この記事を書いたのが冬だったので、写真の背景が少し今(夏)の様子と

違うのは、ご容赦ください。)

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届いた時の様子がこちら。

コンパクトに収納された段ボール梱包で届きました。

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箱には、「パンタグラックハウス」(折りたたみ式の温室)と記載がありました。

組み立て後のサイズは、幅86㎝、奥行き36㎝、高さ121㎝と、結構なボリュームの大きさになります。

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梱包を解いて、中身を出してみました。

折りたたみできるメインのフレームと、メッシュ状の棚板が合計3枚、白いビニール製のカバー、

それに、組み立て用の取扱説明書が入っています。

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こちらが、簡易温室の構造体となるメインのフレームです。

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横から見ると、こんな感じで、スチール製で、黒い粉体塗装の仕上がりで、なかなか良いです。

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メインフレームは、電車のパンタグラフのように、折り畳みできるような構造になっています。

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メインフレームの一番下と、中間に「サポート」と呼ばれる、フレームが動かないようにするための緊結用の

可動フレームが付いています。

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この「サポート」フレームを、本体のネジの部分に引っ掛けるようにして固定します。

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先に、一番したの「サポート」を固定して、パンタグラフ状に組み立てて、段ボールの上に立ててみました。

組み立てると、結構なボリュームが出ます。

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中間部分にある「サポート」も、ネジに引っ掛けて固定します。

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これで、本体(構造体)は組み上がりました。

サポートを固定すると、がっしりと安定して、転倒や倒壊の心配はありません。

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続いて、植物を乗せるためのメッシュ状の棚板を取り付けます。

全部で2種類、3枚あります。

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まずは、底の部分の棚板(平型)を取り付けます。

底の部分に取り付ける棚板だけ、形状が異なります。

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続いて、メインフレームのトップに、もう一方の棚板(平型)を取り付けます。

取り付けると言っても、フレームに合わせるように置くだけです。

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最後に、中段に棚板を取り付けます。

棚板3枚を取り付けることで、面で固定することができ、より構造が頑丈になります。

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フレームと棚板の取り付けが完了した様子です。

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アングルを変えてもう一枚。

この後、温室化するために、ビニル製のカバーを掛けることになりますが、

例えば、夏場だとカバーは必要なくなるため、このフレームだけで、バルコニーに出して

鉢植えの植物を置く棚としても使えます。

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こちらは、ビニル製のカバーで、しっかりとした厚みがあります。

少々の風や引っ掛けでは、破れなさそうな頑丈なカバーです。

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広げてみると、こんな感じ。

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カバーを、組み立てたフレームに被せていきます。

カバーのファスナーを全開にして、上の方から被せます。

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こんな風に、フレームを覆ってくれます。

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カバーの下部には、メインフレームに固定するためのヒモが数か所付いています。

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このヒモをメインフレームに引っ掛けて固定します。

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カバーの下部のヒモをすべて、フレームに固定しました。

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カバーのファスナーを締めて、メインフレーム全部を覆うと、こんな感じになります。

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斜めから見るとこんな感じ。

結構なボリューム感ですが、形がシンプルですし、デザインも嫌味がなく、

奥行き(36㎝)が意外にコンパクトで、場所を取らないように思います。

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カバーのファスナー部には、留め具(バンド)が左右に2か所づつ、合計4ヶ所設けられています。

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カバーのファスナーを開けて、中が見えるようにしたところ。

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カバーの前面を開けておきたいこともある場合、留め具(バンド)を使って、

ビニル製のカバーを巻き留めておくことができるようになっています。

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もう少し引きで見ると、こんな感じ。

細かいところまで配慮されています。

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ビニル製のカバーを開けたまま使う場合は、こんなイメージになります。

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こちらは、実際に、我が家の室内(リビング)に置いている状態です。

本棚前の廊下部分に置いて使っています。

奥行きが36㎝しかないため、廊下を圧迫せず、使い勝手が良いです。

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中には、寒さに弱い植物(サンスベリアなど)を収納しています。

一番下の段には、使っていない鉢などをおもり替わりに置いています。

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中に入れている植物のアップです。

水遣りの際には、カバーを開けるのですが、ファスナーの開閉もしやすく、とても使い勝手が良いです。

冬場は、このまま室内で使おうと思っていますが、春以降は、カバーを取って、本体をバルコニーに出して

植栽棚として活用しようと思っています。

想像以上に使い勝手が良く、一年を通じて活用できるので、今後も使っていきたいと思っています。

冬場の簡易温室としての利用を検討されている方には、おすすめの商品です。

(追記)

現在(夏)は、カバーを外して、植物棚として、2階バルコニーにて使用しています。

水遣りも楽ですし、とても使いやすいです。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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