お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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11月の京都と言えば紅葉の名所が思い浮かびますよね。

でも、混んでいるなら行きたくないと、ずっと(ざっと40年程)思っていました。ひとが多い景色はとにかく苦手です。

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でも、少し早い時期なら、そして今の時期なら大丈夫かもしれない。

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・・・なので、ピーク前か、後に行くのがベストだと。

それも天気予報が晴天を保証しない日でも。

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今回は、嵯峨嵐山のさらに奥、高雄の高山寺から西明寺、神護寺をすべて歩いて。

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高雄、高山寺周辺はまさに紅葉の名所です。で、嵐山も含めて、道路が渋滞しそうなら諦めようと恐る恐る近づきましたが、

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天気もあまり良くないので、この日は、まだまだ、道路もガラガラでした。ひともほとんどいない。まばらな、本当に少しだけ。そこでまっさきに尋ねた高山寺( Kohsanji )

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明恵上人が日本最古の茶園の栽培を始めたことでも知られますが、一昨年の台風で厳しい景色でしたが、宝物多く、有名な鳥獣戯画(今はレプリカのみ展示)以外に、この度の修学旅行でもっとも影響を受けたのが、この鎌倉時代(1206年ころとされる)

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国宝「石水院」にある明恵上人愛玩、仏師湛慶作とされる「子犬」

どこから見ても愛らしく、このような立体をいつか自分でも作れないかと考えてしまう次第。その直後

こちらのご住職に突然夫が「それはアルニスのジャケットですか」と聞かれ、しばしパリのおしゃれ談義。京都の山のなかで思わずの交流。

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ちなみに、俵屋さんでも魅了された子犬に見えてしまう狛犬。この後もまたあちらこちらでこのような動物の木彫に魅了される。

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その後西明寺、神護寺へ。ここまでトータル3時間にわたる徒歩で、

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最後は360段の神護寺への石段の登り降りで、膝がヨレヨレに。

でも、素晴らしいので、足が萎える前にぜひ、お訪ねください。

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混み合う前の高雄徒歩制覇。もうまっすぐは降りられないので、カニ横降り。

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ちなみに去年は、11月20日ころに京都↑でした。紅葉ズバリの中旬すぎ。コロナ禍、車で京都へ、人との接触を避け人の少ない場所を選びつつ、真っ赤な紅葉を堪能。

しかし、怒られそうですが、葉っぱが真っ赤だ。という以外、植栽デザインされた美しさが吹き飛んでしまうので、すべてのモミジがまっ赤じゃなくていい。

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などと、勝手なことを思って、その後、仁和寺へ。御室桜が有名ですが、建築の荘厳さに感動すると同時に、

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板襖絵に感銘。しかし、ほかの現代の日本画の襖群は、どれもちょっと???でした。今は、酒井抱一とか狩野探幽級の方がいらっしゃらないのか。

つづく


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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