お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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今年の浜名湖花博2024 この時を目指して、丸2年、ガーデンデザインの準備をしてきました。

それが昨日完成!....?いえ、庭作りに完成はないと思うし、生きていく植物を日々育みながら、

予測のしにくい気候の変動に対応していくのは簡単ではなく、いつだってプロセスだと

思いますが、....出来ることは全部した。やってもらった。

というべきか、できた。とは言いにくいのですが、皆で力を合わせて頑張ってきました。

今年のはままつフラワーパークを訪ねるのが難しくても、いつかは、ここを皆様に見て

いただきたいと思った次第です。(少なくともこの3年以内??)

このあとは、気温が整って桜が満開になってくれて、その後、4月下旬にはフジが咲いて....。

写真の「フラワー・フォレスト」は枝垂れ桜が中心の花木の庭で、多種類の草花が

前後左右、足元にも広がるようにデザインしています。

初めてイングリッシュ・ガーデンに出会った時から、美しい草花に包まれる感覚に感動を覚え

没入感のある庭づくり、背丈のある植物や上から下がってくる蔓性植物などを使って庭を作るイメージが膨らんでいました。

次第に大きくなっていく植物の育ち方を想定しながら、見たい眺めに近づいていくための計画です。

2年前にデザインと植物探しを開始して、一昨年の時点では思う枝垂れ桜が20本は揃わなかった。
目指してきた Immersive garden 没入感のあるガーデンとは、30年以上にわたって追求してきた
植物との関わりにおける私のデザインテーマでもあり、それゆえに、もっとも没入感を感じさせてくれる枝垂れ桜の花の森。
まったくゼロからのスタート。フラワーパークのどこのエリアにするかも、選ばせていただけた。
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また、花木の植わる花型のベッド(花壇)は4弁あり、その花びらの形の間に立って頂くと、
左右に花、そして枝垂れ桜は(今はまだ咲いていませんが)被写体の人物のすぐ横で
咲いてくる。
だれにでも、没入感のある写真を撮って頂けるようにデザインを。
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ロゴタイプのデザインにも同じ形の花びらをつけました。このガーデンには4弁の花びらのベッドが
19箇所、1箇所だけ、5弁の花もあるので、よくみると、5弁の花もひとつだけ付いています。
世界にここだけの枝垂れ桜の景色。
私に全権のガーデン・デザインをご依頼くださった塚本こなみ理事長はじめ
フラワーパークの皆様に心からの感謝です。
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(この写真は2021年3月24日のはままつフラワーパークの昔からある枝垂れ桜の大木)
また、サクラ独特のアレロパシーへの懸念や浅い根張り、大木になるなど、共存共栄が難しい桜の木
そこで、最低5メートルは株間を空ける、人や車が往来する場所からも3メートルは空けるなど
桜の育成に関しては樹木医でもある塚本こなみ理事長にアドバイスをいただきながら
株間・距離を守りながら、配置設計を行いました。
私のプロとしての、デザイナー歴45年と、ガーデナー人生30年余りのノウハウを
全て注ぎ込んだ、人生で最後のガーデン・デザイン...にしようと思っていましたが、
終わりのない学びの末に、後もう少し続けていきたいと、この庭を作らせていただいて
また、意欲が湧きました。
ここも今年は一年目なので、最低でもあと2年はこの庭を育て見守りたいと思っていますが
圧巻の景色は枝垂れ桜の10年後をぜひ。
なので、ここを訪ねる体力だけは維持しなくちゃな!と。
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その頃にはこうして、チューリップの銘花🌷ファンアイクを咲かす事はないかもしれませんが。
それほど、温暖化の影響で、チューリップの育成栽培も少し心配になってきました。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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