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専門家植物を上手に育てる!園芸・ガーデニングQ&A

いい土ってなに?"団粒構造"のお話

日本園芸協会

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土には、粘り気の強い粘土質やサラサラの砂質など様々な土質がありますが、ガーデニングにおいては、粘り気が強すぎる土は排水性(水はけ)が悪く、逆にサラサラの土は保水性や保肥性(水もち)が悪い、などのデメリットがあります。

理想的な土質は、植物の根の作用やミミズなどの土中生物の作用によって、土の粒が小さな固まりになっているような状態で、こういった状態の土を「団粒構造をもった土」といいます。
植物は根でも呼吸をしていますから、この団粒構造により、土に空気の通り道があることがとても重要なのです。
また、団粒構造は、土の中に水や肥料のたまり場も豊富にあるため、乾燥や降雨など外界の変化からも影響を受けにくく、植物に必要な環境を守る役にも立っています。

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お庭の土づくりにおいては、自然の状態で団粒構造をもっていることはほとんどありませんから、その地域の庭土(黒ボク土や赤色土など)をベースにして、必要に応じて湿度を調整するための砂を加えたり、さらに団粒構造を促すための腐葉土や堆肥などの有機質を加えてよく耕し、団粒化したガーデニングに適した土にする必要があります。

それでは、楽しいガーデニングライフを!

日本園芸協会

日本園芸協会は、花や緑とともに過ごす心豊かな生活と園芸文化の発展に寄与することを目的として、「ガーデニング講座」「ハーブコーディネーター養成講座」「植物画講座」など数多くの通信講座を開講しています。昭和47年の設立以来の受講生数は80万人以上。趣味として、職業として、ボランティアとして、受講生の目的は様々ですが、通信教育で身につけた知識や技術をもとに心豊かな生活を楽しんでいらっしゃいます。

公式サイト日本園芸協会

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