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専門家「風景」をつくるガーデニング術

冬の夜を美しく彩るイルミネーションライトを使ってみて

居場英則

師走の12月に入り、今年も残すところあとわずかになりました。

12月に入ってから、我が家では、来春に向けてのつるバラの誘引作業を始めました。

寒風吹きすさぶ中での作業は辛いですが、来春の風景を夢見ながら、週末の休みを使って、

コツコツと作業を積み重ねているところです。


一方、12月はクリスマスシーズン。

街には、美しいイルミネーションやライトアップが見られる季節です。

我が家では、これまで季節を問わず、夜の風景をデザインするため、

前庭に面した建物外観をライトアップしてきました。

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上の写真は、我が家の前庭、5月のバラ開花シーズンの夜の風景です。

画面右側の引き込み電柱の下あたりから、左斜め上に向かって建物全体を照らし上げています。

今回は、通期のこのライトアップに加え、このシーズンならではの「煌めきのある光の風景」を作ってみよう、

ということで、ディノスさんの取り扱い商品の中からイルミネーション・ライトを使わせていただきました。

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今回、使わせていただいたのは、こちら↑の商品。

ローボルト LEDクラスター 400球(シャンパンゴールド色)」です。

室内でも、屋外でも使えるLED照明です。

このLEDクラスター照明は、発光部分が160球のタイプと400球のタイプがあるようで、

今回は、よりボリューム感のある400球の方を使わせていただきました。

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早速、箱の中から器具を取り出してみました。

400球のLED照明ですので、コードの長さは全部で約6.8mもあるそうです。

緑色のコードが照明部で、黒いパーツが変圧器とコンセント、光センサーとなっています。

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まず、変圧器と一体になったコンセントを、建物外部にある屋外用のコンセントに接続します。

屋外コンセントは、このように雨風を防ぐようにフードが付いています。

今回の「ローボルト LEDクラスター」照明は、この変圧器部分で、100Vから12ボルトへ電圧を変換します。

ローボルトなので、漏電や感電など、万が一の際にも安心です。

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続いて、付属のパーツを取り付けます。

こちらは、光センサーを設置するための樹脂製のフック(センサー受け)で、

外壁の割り肌調の大理石タイルの目地部分にネジを打ち込んで留めています。

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変圧器から分岐した光センサーのケーブルを、ここ(センサー受け)に引っ掛けます。

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このような感じになります。

光センサーには帽子のようなキャップが付属していて、

キャップを被せたままにしておくと「常時点灯」になります。

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キャップを外すとセンサーが働き、暗くなったらLEDライトが自動点灯し、

明るくなったら自動で消灯します。

通常はこのような状態でセッティングしておきます。

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屋外用コンセントに、変圧器を内蔵した電源アダプターを接続し、

光センサーを壁に設置した状態です。

光センサーが適正に反応するよう、太陽光が当たる場所に設置します。

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続いて、LED照明が連なる照明器具本体の方を接続します。

グリーンのコードに、LED照明がクラスター状(房状)に束ねられています。

1カ所に8本ほどのマイクロLEDライトが仕込まれています。

その先端に、黒い樹脂製のパーツから飛び出た透明の電気ケーブルがあります。

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その先端部がこちらです。

金属製の2本のピンが突き出ていますので、それを先ほど設置した電源アダプターに接続します。

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金属製のピンの部分を、電源アダプター側から飛び出たコネクターに接続します。

凸部と凹部を合わせて、その周りをカバーするキャップを締め込むと雨が入りにくくなります。

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LEDライトのケーブルを取り付ける前に、まず点灯テストを行います。

無事、点灯しました。

光の色は、シャンパンゴールド。

我が家の庭には、この温かみがある電球色が似合うかと思います。

他にも、ホワイトとアイスブルーという寒色系のライトもあり、

全部で3種類のラインナップの中から選べます。

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さて、このLEDクラスター照明をどこに設置しようかと考えた時、

頭に浮かんだのが、こちらの高木です。

前庭に何本か植えている高木の中で、一番建物に近い位置のアオダモという

落葉樹で、細い株立ち樹形が特徴で、高さが約5mあります。

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正面から見たところです。

野球のバットの材料にもなる木で、硬いため成長が遅く、

枝が太くならず、スッキリとした株立ち樹形で前庭の風景を飾っています。

落葉樹なので、冬は葉っぱを落とし、その華奢な樹形が際立ちますが、

その樹形をイルミネーションライトで浮かび上がらせてみよう、という計画です。

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マイクロLEDが取り付けられたディテール(細部)です。

一カ所に付き、8本ほどのライトが取り付けられています。

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束ねてある線を扇形に開いてみました。

なるべくLED照明同士を離して広げてやる方が、より華やかに光るのではないかと思います。

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早速、アオダモの枝に取り付けていきます。

LED照明のコードを枝に巻き付けるのに、以前、使わせていただいたディノスさん取り扱い商品の

イギリスのHaxnicksブランドの「ソフト・タイ」を使ってみました。

これならLED照明のケーブルやアオダモの木の両方とも傷つけずに、しっかりと優しくグリップしてくれそうです。

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このように、枝の外周を斜め上に向かって、らせん状に巻いてみました。

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当初、LEDクラスターライトは扇形(二次元的)に開いていましたが、

球体のように三次元的に光が放射されるように広げた方が良さそうです。

開き方は自由に調節できますので、いろいろ試して自分好みの光らせ方を

工夫できるのもいいですね。

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少し引いて写真を撮ってみました。

株立ち樹形をぐるっと回り込むように配線を取り付けていきます。

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概ね配線がセットできたところで、試しに点灯させてみました。

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横位置で、もう一枚。

まだ明るいので、よく分からないですね~(汗)。

夕暮れまで待つことにしました。

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そして、夕暮れ。

周りが暗くなった段階で、点灯させてみました。

実は、アオダモの下からアッパーライトも当てています。

こちらもディノスさん取り扱いの商品で、

ハイパワー・ソーラー・アップライト」です。

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アッパーライトの光はまんべんなく全体を照らし上げますが、

今回のイルミネーションライト(LEDクラスターライト)は、

一粒づつの光の輝度(煌めき)が大きく、

光の束というか、光の流れが空間の中で目を惹きつけます。

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反対側から見たところです。

煌めく光の粒の自体は良いのですが、やはり木の大きさに対して

イルミネーションの量が少なく、バランスが悪いですね。

また、一般的な樹木のイルミネーションでは、

このようならせん型に取り付けずに、一本一本の枝に沿って光を流すように

設置されているように思います。

400球のLEDライトで、長さも約6.8mもあるのですが、

正直、このままでは、少し非力な感じがします。

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そこで、同じものをもうひつ増設することにしました。

実は、とあるガーデン雑誌さん主催の『トワイライトフォトコンテスト』に応募したところ、

最優秀賞をいただきまして、その賞品として同じこの「ローボルト LEDクラスター400球」を頂いたのです。

光の色も、3色あるうち同じ「シャンパンゴールド色」だったので、一緒に使い光量を倍増させることにしました。

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そこで、急遽、ネット通販で取り寄せたのが、こちらの商品。

屋外用の延長・分岐コードです。

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本体の電源アダプターに付いているコンセントが、防雨・防滴タイプのため接続部が太く、

フード付きの屋外用のコンセント(2口)には、ひとつしかつけられなかったため、

屋外でも使える延長ケーブル(3分岐、長さ3m)を購入しました。

約2,000円くらいでした。

コンセント接続部分にキャップが付いており、3つあるうちのひとつは今回使いませんが、

その部分はキャップを付けた状態で、雨露を防げるようになっています。

そして、2つ分のイルミネーションライトを、同じ前庭のアオダモの木に取り付けてみました。

今回は、前回とは設置方法を変えて、らせん形ではなく、枝に沿う形で取り付けました。

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夕方のマジックアワー(日没後の空が青くなる時間帯)を待って点灯させました。

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一本、約6.8mのケーブルを3つ折りにして3本の枝に沿わせました。

それが2セットありますので、全部を6本の枝に沿って光らせています。

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反対サイドから見たところ。

窓から漏れる室内の光、建物の壁面で光るブラケット照明、

シンボルツリーの足元から照らし上げるアッパーライト、

そして、今回のイルミネーションライト。

それぞれの光の質が異なり、重なり合うことで、夜の風景を作っています。

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このシンボルツリーのアオダモの木は、9本の株立ち樹形で、

高さも約5mありますので、イルミネーションライトを2セット使っても

枝のすべてを光らせることはできませんでしたが、

以前のらせん型に光らせるよりは自然な感じがします。

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光らせる枝数をもう少し減らして、枝の先端から枝垂れるように光らせるとか

さまざまなバリエーションは可能かなと思います。

また今回は樹木に巻き付けてライトアップしましたが、

アーチや建物壁面などに取り付けたり、もちろん外部だけでなく

室内でも使えますので、工夫次第で様々な使い方が可能かと思います。

また、冬だけでなく、春のつるバラが満開の季節に点灯させるのも良さそうです。

これからいろいろ試して、自分好みの光空間を探していければと思っています。

省エネのLEDライトなので、消費電力は白熱電球のおよそ1/10、

寿命も約4万時間と言われていますので、長く安心して使えます。

光センサーがついていて、暗くなれば自動で点灯し、

明るくなれば自動で消えてくれますので、消点灯を気にしなくても良いので便利です。

これからのクリスマスシーズン、来客をお招きしたり、

道行く人に暖かい気持ちになっていただくアイテムとして、

このイルミネーションライトはとても効果的です。

僕のおススメガーデングッズとして、是非、皆さんにも試していただけたらと思います。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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