お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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秋と春では光の質が違います。家にいる時間が長いせいか。いつもよりは忙しくないからか

今日は私の書斎の眺めから...。これは比較的新しい夫の作品です。春の光で柔らかく見える石膏の作品。

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家が建ってここに住み始めて13年ほどになるか。長い間眺めてきた部屋の眺めや持ち物なども、光の当たり方でずっと新鮮に見えます。

日々日々、デスクワークが多く、じっとしている時間が多くなってきているのですが、時々、立ち上がって視点を変えると、ふとしたときに見つかる。ああ、これ素敵じゃない?というもの。

春の光で印象的に見えるもの。

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庭も美しい瞬間がありますが、家の中にある好きなもの。もともと持っていたもので、あって当たり前みたいなもの。これが不思議に美しく見える瞬間があります。

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20年以上家にいるときは必ず目にする、椅子に座っているカエルのぬいぐるみ。

このカエルは息子が0歳の時に彼のお友達として、ロンドン、ノッティングヒルにあった小さなおもちゃ屋さんで買った。だからこのカエルも今年で21歳。あれから来る日もくる日も目にしていましたが、「あ、そうだ」カエルにもマスク作りました。

打ち合わせにいらっしゃる来客用イスに座ると、存在感増して。

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そのお友達の MEEKEST MEEK ちゃん。この子も15歳以上か。

へんなぬいぐるみを見るとつい手がでてしまう。今は絶対買わないけれども。

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壁の絵はすべて、ロンドン時代に自分で描いたもの作ったものとか、

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コラージュとか。このフェアリーの人形は

自分が作ったなかでもっともよくできたものだけれども。一度プレゼントした人から借り戻され中。いつか返したいけど、置く場所あるかな?コラージュの上に見える額縁は

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カラバッジョの「とかげに噛まれた少年」の模写。模写をやっていたのは1992年〜95年頃まで。額縁はイタリアのものをオーダーした。ネーデルランド絵画を描いていたときはダッチ。オランダの額縁。イタリア絵画はフィレンツェの額とロンドンの額縁屋は時代と様式に対し厳密でした。

この絵は特にヘタでお恥ずかしいが、この絵を描いていたロンドンの家の静けさをもっとも強く思いだす作品なので恥ずかしげもなく飾ってある。

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キータッセルの面目躍如。ちゃんと鍵のかかる本棚です。

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次亜塩素酸水パウダーを水に解いたスプレーを持ち歩くのに、夫が用意したセット。

なんだか紛らわしいグラフィックですが。ミニスプレーをポケットに入れておいて常に使う用。

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フレンチウインドウの外は小さな庭。今までの月日。本来4月は出張の多い月だったのであまりこの小さな庭を眺める時間がなかったんですが。

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最近は毎日ここにでて雑草をまめにとっています。以前は、低い壁の向こうは隣人の暮らしが互いに丸見えだったのですが、今はこのフェンスが入ったことで本物の「ガーデン」になったと思います。

ガーデンとは、基本的に囲まれた場所を指すもので、他者と接しないプライバシーがあってこその安息の場所。と思いますが、ベランダも、外界との距離があると、物理的に高い塀や囲まれた場所でなくても、プライバシーや人との距離を保てますね。

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嬉しいのは去年の春に咲いていた球根が生き残って今年もまた蕾をつけていることです。

東京の高温多湿の環境では腐りやすいアリウムですが、

このベジトラグで通気が保たれ、厳しかった去年の夏を越しました。

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まだやぶ蚊もいない。安心して庭に居られるのも今のうちかもしれませんが。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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