2025.5. 9 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
2025年5月3日、4日、5日、三日間、パシフィコ横浜で国内最大級のフラワーイベントが
大盛況のうちに無事終了しました。
お越しくださった皆さま!ありがとうございました!
今回は、私、吉谷がメイン展示をプロデュースさせていただき、去年の8月に
始まって、なかなかにハードなスケジュールをこなしてきましたが、
今までにない、新しい形のフラワー・フェスティバルになったかと思います。
何がこれまでにない新しい形だったかと言うと
Why We Garden? なぜ庭を作るのか?
という大きなタイトルをもとに、さまざまなガーデニングに関連した質問から答えを導きつつ
みなさまと一緒に答えを考え、自分なりの考えをも、導くようなスタイルで。
ここ2年ほど、こんなタイトルで、講座を開催してきました。
2年前の夏、コロナ禍から4年ぶり、久々のイギリス訪問で
RHSウィズレーのサイエンスオブガーデニングでこの言葉と出会って以来...。
なぜ? なぜ? なぜガーデニングが良いのでしょうか?
なぜ、土壌微生物が必要ですか?
良いと思っていることでも、具体的に、何故?と聞かれたら、改めて考え直す必要がありました。
私自身、精神的にも肉体的にも、ガーデニングによって自分自身が支えられてきたことを実感しているからです。
1992年、今から30年以上も前のことですがイギリスのガーデニングと出会って、私の人生は大きく輝きだしたように思っています。
そして、そこで出会ってきた、たくさんの仲間たち。
私が名誉会長を務めるジャパン・ガーデン・デザイナーズ・アソシエーション、
JAGのメンバーに声をかけ協力してもらい、様々なガーデンのアプローチを試みました。
雨庭の研究をしているガーデナーの松下さんの展示は「雨庭」
植物の生産をされているナーサリーのみなさまにもご協力いただき
中之条ガーデンズのナチュラルガーデンのヘッドガーデナー、森山さんには
中之条ガーデンズから秋の時点で収穫をしてもらっていたドライ植物で展示を。
これも大評判でした。
さまざまな問いに対し、真剣に考えてくれる方が多いのに驚き、そしてそのことに感動しました。
もちろん植栽のデザインも凝っています。
私の好きな銅葉&ホワイト・フラワー。そして、
バーガンディフラワー。これは、アネモネ ミストラルです。
今回はイラストも私のオリジナルですが。(原画からCGまでかなり頑張りました!)
正面のエントランスはこんな感じで華やかに。
回り込んでいくとナチュラリスティックな緑の世界になります。
あえて花をたくさん咲かせていない、ナチュラリスティックガーデンの雰囲気に。
加温や冷蔵庫処理をした高炭素消費と言える栽培方法をあえて取らない考え方で。
蜜源植物としてバレリアナ、セントランスなど。
和紙を使って、紙粘土と水彩・リキテックス・ガッシュ彩色、蝶々も手作りで。
室内なので、実際には蝶はきませんが、今の時期、セントランサスに群がる蝶がすごくハッピー。
この事は代々木公園のナチュラリスティックガーデンの私が実践していることとして
まさに多様な生物の存在によって自然界の調和が生まれることを実感しています。
ただね。子供たちが蝶々を捕まえるのに虫取り網を振り回すので、それで
花がずいぶん折られてしまうのです。そこがちょっと....汗
初日は、横浜市長のアテンドもありました。深く理解と共感をいただけけて、かなり嬉しい吉谷でした。
しかし二日間でこれだけのことを仕上げたのでもうヘトヘトです。
この↑写真はカメラマンのみきさん。なんか、プロの写真は違いますね。
でも精神的に嬉しいと、やっぱり元気が出てしまうのですね。
この写真その他も、いつも手伝ってくれている大用さんの写真で。
続く....あ!講演会の写真は、ディノスでもお馴染みの素敵な寄せ植えを作っておられる、土屋ますみさんが撮ってくれた写真です!
皆さま写真をありがとうございました!
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