材料(作りやすい分量)
りんご(紅玉、フジなど) 3〜4個
レモン汁 1〜11/2個分
グラニュー糖 りんご1個につき大さじ3
「紅玉なら皮付きで、フジなどのしっかりとしたりんごなら皮をむいて、くし形に切って、芯を切り取ります」
平鍋に並べ入れ、レモン汁、グラニュー糖をふって、しばらくそのまま置く。こうしてりんごから水気を出すのがポイント。
りんごの上にオーブンシートをかぶせて、中火にかける。少し透き通って、グツグツと煮えてきたらペーパーをはずして煮る。
「ひっくり返すときは、りんごがまだ硬いうちに。ブクブクと泡立ってきて、鍋底に汁気がちょっと残るぐらいに煮詰めたら、火を止めます。鍋を揺すって、汁気の様子を見るといいですね。りんご、特に紅玉は弱火で煮ると煮崩れます。強めの火でサッと煮ること、あまり触らないことが上手に煮るコツです」
りんごの甘煮を重ならないようにバットに移す。このとき、鍋に残った煮汁もゴムベラで掻き取って入れる。
「煮汁はペクチン。とろりとしたうまみのもとです。りんごが冷めたら、たくさん作ったときは冷凍庫で保存します。冷凍しておけば、暖房の効いた部屋で、溶けかけたのをシャーベットみたいに食べてもおいしい。解凍して、りんごかんや焼き菓子を作ったり、いろいろに楽しめて便利です」