「まず、型を用意します。角ざるの大きさに合わせてオーブンペーパーを切り、角ざるに入れて筋をつけて取り出し、筋に合わせて折ります。これを角ざるに戻し入れて、上から重石としてバットを数枚乗せてしばらくおく。こうすると、ペーパーがしっかり角ざるに密着するわけです」

「スポンジケーキの生地を作ります。中ボウルに中ざるを重ね、さらに小ざるを重ねて、小麦粉を入れてふるいます。粉ふるいがなくても、ざるを使えばいいわけです」

「湯せんの用意をします。大ボウルにざるを重ね、底から１cmぐらい水を入れてIHにかけ、水を40℃ぐらい（お風呂の温度ぐらい）に温めます。ガス火を使う場合は、大きめの鍋に水を入れて火にかけ、40℃ぐらいに温めます。このお湯に卵の入ったボウルを浮かべて、湯せんで温めながら泡立てるわけです」

「中ボウルに卵を入れて泡立て器でほぐし、湯せんのボウルに浮かべます。泡立て器で泡立てて、ふんわりしてきたら、グラニュー糖を３回に分けて加えて混ぜ、トータルで４〜５分泡立てます。卵が人肌（30℃ぐらい）に温まって白っぽくなり、しっかり立ってきたら湯せんから外します」

「湯せんから外したら、今度は熱を冷ましながら、泡立て器で７〜８分静かに混ぜます。泡立て器を持ち上げたとき、生地が子犬のしっぽのようにぷらぷらする状態になるまで泡立てます」

「牛乳を加えて混ぜやすくしてから、薄力粉を中ざるでもう一度ふるいながら、３回に分けて加えます。粉を入れたら、ボウルを左手でまわしながら、シリコンヘラでボウルの周囲から生地を返し、生地を折り込むようにして粉と卵をなじませます。粉気がなくなったら次の粉をふるいながら加え、練らないように注意しながらヘラで同じように混ぜ、残りの粉も同様にして粉気がなくなるまで生地に折り込みます」

「オーブンペーパーを敷いた型に生地を一気に流し入れ、角のほうまで行き渡らせて、表面をそっと平らにならします。175℃に予熱したオーブンで20〜30分焼きます」

「スポンジが焼けたら角ざるのまま冷まします。熱が取れたらペーパーをそっとはがし、一口大のコロコロに切って器に盛ります」

「クリームといちごを用意します。生クリームにグラニュー糖を加えて氷水にあてながら、ゆるめに泡立てます。いちごはヘタを切り、食べやすくカットして、レモン汁とグラニュー糖でマリネします」

「いちご、生クリームもそれぞれ器に盛って、スポンジと共にテーブルへ。めいめいで好きに取り分けていただきます」

「このショートケーキはほかの果物で作っても。スイカや桃、メロンやバナナもおいしい。リンゴのような固い果物よりも、果肉が柔らかめの果物が合います。一種類だけでなく、数種類のフルーツをミックスしてもいいですね。一年中楽しめる、わが家のショートケーキです」

レシピ動画あり

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