お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

ガーデンスタイリング

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「それは、美しいのか 」というテーマで

年の瀬も迫ったので、今年を振り返る。

どころか、この20年を振り返ってみたいと思います。

この20年で、20世紀から21世紀に。来春には、平成から新元号になりますものね。

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私個人は、人生がガラリと変わったイギリスの生活を経て1998年9月に帰国。それから20年。

つくづく感じるのは、ガーデニングのトレンドや人々のライフスタイルが、変わったということ。

それから、国際バラとガーデニングショウも、今年の第20回で幕を閉じました。

なにかが変化しているのは確実。あ、42歳だった私が62歳になったのも大きい。

きっと、これを読んでくださっているあなたも、20歳年を経たのでいろいろと変化があったことでしょう。

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写真は、取材で何度も通ったウラートン・オールドホール。

マダムがデザインしている個人の庭です。

写真を撮ったのは10年以上前のことですが、その年を遡って1997~8年に尋ねていた景色と同じような眺めを維持しているのに、とても感心しました。

個人の庭。それだけで、忍耐力を感じる。自分の信念を貫いているようにも思う。

庭は、さりげないようで、その人の美意識がむきだしになる。経済力も。

と、怖いようにも思う場所です。

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さて、トレンドといっても、何を美しいと思うのかは、個人差もあり、一概に言えないことがいっぱいありますが、ほとんどの人は、花は、美しいと認めると思います。(写真は、オランダの Vlinderhof)

「花の美」に流行などない。と言いたいし(まあ、ちょっと飽きたりはするかも)

結果、皆、好き嫌いで好きなことを言うのだし、Pietさんが映画で語っておられたように

「流行とは関係なく、自分の好きな植物」が大切なのだともいえる。

私個人は、年とともに手間のかからない草花が、自分の味方だと思えるようになってきています。

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昔から好きで、今も好きなプリムラ・アウリキュラ(オーリキュラ)。

ロンドンでは、アウリキュラ協会に入って、何十種類も育てていましたが、日本では夏越しで失敗しがち、ストレスフリーの土で夏は日陰で夏越しができるので、2年目の春も開花。でも、この夏に消失。

失敗の原因は零れ種で居ついたバーベナボナリエンシスを(写真に見えてる)抜かなかったことにもあり。

ストレス少なく、丈夫に育つ宿根草や球根植物が好き。ときめて、だんだんそっち方面にシフトチェンジ。

手間をかけるからこそ、美しい、楽しい。という園芸の本懐から、外れてきているかもしれないと言う自覚はありますが。

ただ、園芸の本懐といっても、本質的には、その美を愛でることにあり美への、愛の深さは負けない気はするのですが、「どこまで自己犠牲?」って、大げさですが、夏の暑さや体力の衰えには、素直に降参ということです。

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なので、20世紀のイングリッシュガーデンを象徴するようなバラとデルフィニウムは、イギリスの庭でも、21世紀に入って減っているようにも思えます。

写真は倒れがちなデルフィニウムに、樹木の枝を交差して差し込み倒枝防止をしている景色。

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今の気分というか、雰囲気でいうと、とにかく支柱がなくても地面から力強く伸びる宿根草に注目。

来年はますます、元気な植物を選んで、元気に育てる工夫をしていきたいと思っています。

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先日、講演会の時に、ルドベキア サブトメントーサ 'ヘンリーアイラーズ' の話題を。

今年のオランダ旅行で見て、気に入ってしまい、花だけでなく、この茎の立ち方が美しいでしょう?

パリコレのモデルさんみたいにすっと立ってる。

それを手に入れ、自宅庭でも育ててみようと、寄せ植えを作ったお話をしました。

(一番上の写真。今、撮ったもので、来年秋の'園芸ガイド'誌に夏の結果を掲載予定)

やはり、このルドベキアは丈夫で、倒れることもなくよく育っていると、すでに育てている方から報告を受けて嬉し。

また、丈夫な背後には、バーベナ・ハスタータ 'ブルースパイヤー'によく似た品種が。

ただ、この組み合わせだったから、この景色だったから、このシチュエーションだったから。

一目惚れしたかもしれません。普通に圃場に咲いてたらどうだっただろうか。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。

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