お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

ガーデンスタイリング

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毎年、セミの声を聞きながら秋の庭の設計が、始まります。

暑い時期なので、実際の庭の現場施工はなく、真夏、もちろんメンテナンスは熱中症に注意しながらも

新たに作る庭はガーデナーは計画の時期です。秋〜冬の施工の準備。

イギリスだと冬の間、寒くて雨が降って暗いので、家のなかでアームチェアガーデナーですが、

日本の温暖地では、夏は暑くて熱中症の危険もあるので、エアコンの効いた部屋で主にデスクガーデナーとして。これはもちろん写真ですが、図面上でこれを描いていました。よく聞かれますが

この完成図は、あらかじめ、脳裏のビジョンに見ています。要は前の年の段階で。

そうはいっても現実に手に入る植物でそれを組み合わせるので、ほぼパズル。

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去年の今頃もパズル。頭をこんがらがせながら、安曇野のチューリップを考えていました。

で、ほかの庭もあるので、さらにこんがらがる。

今年は、去年より一箇所減って、また別に一箇所増えたので、差し引きゼロか。

これ以上自分が関わる庭は増やせないと肝に銘じてはいます。

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今すること。今年の春の成果を写真で反芻しつつ、反省しつつ、じゃあ、来年は、ああもこうもと。

写真は、安曇野三郷公園のチューリップのころ。発注時期が遅れたので、ごく限られた品種からしか選べなかった。しかも、今年も去年と同じチューリップの品種が手にはいるとは限らないので、組み合わせの成功例をサンプリングしながら。

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この景色...、チューリップの数が若干まばらなのは、この隙間にぎっしりと宿根草が植わっているから。(たまに不発球根もありますが)宿根草、チューリップのころはまだ生りを潜めている。

安曇野は、すべてのチューリップの掘り取りをせず、来年の生き残りを楽しみに。

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ここからはままつフラワーパークの写真。はままつフラワーパークはほとんどのチューリップを撤収。園芸種のチューリップは翌年の開花確率が怪しいのと、毎年変えている設計が狂ってしまうことがあるので「掘り取り大会」で市民のみなさんに譲ったり...。

去年の植え方で、よかった組み合わせを参考に、さらなるもう一歩として、今まで使ったことのない品種を入れていく。今年の発注には、黒系のチューリップを増やしました。合計400球くらい。

クィンオブナイト、パープルフラッグ、カフェノワール 、ブラックヒーロー

昔から黒系、濃いパープルのチューリップが好きでしたが、自分の庭で楽しむなら良いのですが

一般的にウケが悪い。というトラウマがありました。

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でも、やはり、そろそろ、やりたいと思うようにやってもいいのではないかと、

時代や価値観は変わっていけるはずだと信じて、グラス類もあまり植えないようには

してきました。私はロンドンに住んでいた頃の20年以上前から、グラス系が大好きだったのですが(要するにダン・ピアソンさんが注目され始めた1997年以降)

しかし、それで帰国後は、あまりにも「これ雑草?」などと言われ続けてきたので

しばらく断念していた。しかし、今ようやく、いいという人が増えてきた。

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(黒チュー。去年はちょっと、遠慮して、足らなかったと、確信したので。一部の人に

黒は地味だとか言われても、実は、赤や黄色の花色を引一層引き立てて、景色のバランスがとりやすいんです。だから黒い花だけのフィーチャーではない。

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こんなかんじで。

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チューリップには原色でパンチのある品種が多いけれども、微妙な色調もあり

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来年は、さらに房咲きチューリップなども多用して、美しい世界を作りたいと思います。

ただし!時期は限られ、はままつフラワーパークでは、桜の咲くころから、私の担当するする

スマイルガーデンは、フジの咲くことに見頃を迎えること、主に遅咲き種を選んで、4月中旬から下旬。

中之条では、花桃の咲くころの早咲き種をメインに選んで4月中旬?

毎年、桜や桃の花の開花のズレと同時に変わるので、さあて、どうでしょう?フジの開花は4月27日前後から。

その季節にしか、見られない花の競演。来年はお出かけいただけたら嬉しいな。

そして、再来年が同じように美しいかどうかは、誰にも保証できない。行けるとき

ぜひ、ご見学においでくださいませ!


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。

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