お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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もう、ず〜っと太陽を浴びていないような気がしますし、気温が低く、植物たちも、もう、

秋がきたんじゃないかと勘違いしてるような咲き方の花もあります。(ダリア'ガッツァリア'やアスターなど)

上の写真は、Lilium regale リーガル・リリーとピンクアナベル。同時に咲く場所に植えてあり、開花を楽しみにしていましたが

イギリスにいる間に美しい状態は終わってしまい、この写真を撮ったのは帰国した日。6月20日頃でした。

リーガルリリーは、このラッパの外側からみるとくすみのかかったピンク色なので、ちょうど色調が合う!

と、思って一緒に植えたもの。百合の中でも最も好きな品種で、30年近く欠かさず育てています。

中国の高山原産のユリで高温多湿はどうかと心配でしたが、もう、長いこと我が家の半日陰の場所で毎年咲いています。

春には必ず、有機肥料。バイオゴールドの追肥を与えています。

なので、花数だけはたっぷりだし、元気ですが、花が重くてたおれる。

あらかじめ支柱をしてありますが、それでも倒れる。

アナベルも、首が重くて倒れる! これぞ共倒れ。

そういえば、イギリスから帰ってきた日は、蒸し暑く晴れていました。

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この写真はイギリス、コッツウォルズ にあるヒドコートで撮った写真。とても暑い日。

バラの咲き終わりの頃に取りました。日本では6月中旬。イギリスでは、7月上旬に咲くユリです。

ここでも盛大に倒れていましたが、

ユリの背景の、カリフォルニア・ライラックの名前で通るセアノサス。これが実は、支柱役を勤めています。

倒れやすい草花、球根をこうした落葉性の花木の脇(背後)に植えて、伸びたら支えにするのです。

カリフォルニア・ライラックは、我が家の屋上にも長年生息する乾燥には強い品種です。

でも、多湿の場所ではサバイバルできません。

何しろ、あまり雨の降らないカリフォルニアからきたセアノサスゆえに。

その背景には、Aconitum トリカブトですね。

白花の。イギリスではmonkshood。お坊さんのかぶり物(フード)と言われています、

毒性が強いので、あまり積極的に公共ガーデンに植えるチャンスがありません

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こうして、光を感じる景色。このところ、ずっと見ることができていないので恋しくなって

選んでみました。

あ〜あ。今日も雨です。今週は、7月18日に公開ガーデンワークで、星の王子さまミュージアム夏の仕上げの植栽管理へ。

20日は中之条町ガーデンズ(宿根草パレットガーデンをチェックに)を

予定していますが、お天気、どうかな。梅雨明け予想まであと1週間でしょうか?


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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