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おしゃれな部屋は、
なぜおしゃれに見えるのか。
Dinosのバイヤーが語る、
「椅子を引き立たせるインテリア」

リード文

今回は、1枚の画像をもとにして、この空間は「なぜおしゃれに見えるのか」という視点でインテリアコーディネートのコツをご紹介します。教えてくれたのは、ディノスのバイヤー兼カタログのコーディネーターでもある、経歴9年の担当者。

インテリアコーディネートがもっと楽しくなる、「なるほど〜」なお話をお届けします。

今回は「椅子を引き立たせるインテリア」です。お気に入りの椅子を主役にするにはどうしたらいいのでしょうか。ぜひご覧ください。

画像

ほかの家具の「存在感を消す」

デザイナーズアイテムというと「チェア」がいちばん多いですし、魅力的ですよね。好きな椅子をいろいろ集めたくなりますが、最後に「テーブルはどれにしよう」となって、見つけるのが大変に感じるときがあるかもしれません。

このダイニングルームも複数カラーの椅子を揃えたシーンです。テーブルは真っ白を合わせています。

基本的にテーブルは

基本的にテーブルは床や壁の色に合わせると馴染みやすくなります。このシーンは、壁が白、床も木目ですが白っぽい色をしているので、テーブルも白がすんなりマッチします。あともうひとつ理由があって、ここに白いテーブルを合わせることによってテーブルの存在感を消すことができ、椅子を引き立たせることができるからです。

さらに、より椅子が引き立つようにするために、右側の収納家具、観葉植物をのせている台も白で揃えています。

ダイニングテーブルは“どーん”っと、すごい存在感がありますよね。だからやっぱりコーディネートをするときに「テーブルをどうするか」と主役的にとらえてしまいがちなのですが、今回はテーブルの存在感を消すことによって、「ほかで遊ぶ」というおしゃれの仕方をしています。

ペンダントライトも同様に、白で存在感を消しています。存在感を消すならシーリングライトでもよさそうですが、なにもないとやっぱりコーディネートとしては物足りないので、できるだけシンプルな形で、主張しすぎないものを選びました。

椅子の色が複数になってしまった場合は、

椅子の色が複数になってしまった場合は、変えられない床の色に合わせるとテーブルを選びやすくなります。

床がダークブラウンの場合は、テーブルもダークブラウン。床がナチュラルブラウンなら、テーブルもナチュラルブラウン。そうした色合わせをすると、椅子も自然と引き立ってきます。

「フォーカルポイント」に
椅子の色を取り入れる

アートパネルが掛かっている壁は、フォーカルポイントの位置です。

フォーカルポイントとは、部屋に入ったときにいちばん最初に自然と目がいく場所のことで、そこに絵画や観葉植物、鏡などでアクセントをつけると部屋をおしゃれに見せることができます。なので、フォーカルポイントを作るか作らないでは、部屋の印象が全然違ってきます。

その壁には、抽象的なアートパネルを飾りました。部屋に一体感が出るように、4脚の椅子の色とリンクする色合いを意識して選んでいます。

そしてその前には

そしてその前には観葉植物を置いています。アートパネルを見たときに同時に目に入ってくる大きめサイズで、アートパネルの邪魔にならない位置。こうすることで奥行きや立体感を出し、よりいい雰囲気に仕上げています。

「小物」の色でまとまり感を出す

こんなふうに椅子の色が複数あっても、小物でまとまり感を出すことができます。

このシーンでポイントになっているのは、ブルーの小物です。テーブルの上や収納家具の上に、椅子のブルーに似た小物を置いています。アートパネルの中のブルーもそうですね。

また、右に置いてある収納家具は、

また、右に置いてある収納家具は、白地にブラウンの配色を使ったデザインなので、ブラウンの椅子をその前に置いてリンクさせています。

このように椅子と同じ色味の

このように椅子と同じ色味の小物を散りばめておくと、空間にまとまり感が生まれます。

ここではブルーを使っていますが、ほかの椅子の色で合わせても構いません。

お部屋の印象を明るくしたいときはオレンジ。シックにしたいならブラックまたはブラウン、というようにお好みのイメージで選ぶといいですね。

「観葉植物」を多めに置く

この椅子はダイニングチェアなのにスチール素材を使っているところが珍しく、洗練された雰囲気を演出できるデザインです。なのでオフィスっぽくならないように、観葉植物を多めに置いています。

こだわったのは、葉の色。

こだわったのは、葉の色。淡いグリ−ンじゃなくて、ちょっと濃いめのグリーンを選んでいます。

理由は、この椅子は1976年に発表されたもので、当時は濃いめのグリーンがトレンドカラーだった時代。また、収納家具の上に置いてある白いライトもそんな時代にリンクするように、どこか懐かしさや落ち着きを感じるデザインにしています。

観葉植物もライトも、

観葉植物もライトも、この椅子の原点の時代を取り入れたコーディネート。さりげなく薫らせる程度ですが、そんなことを意識して選んでいます。

家具の色にバラつきを感じさせない方法

家具の買い足しについてですが、床材はブラウン系が多いので、とりあえず似たブラウンの家具にしておけば無難のように思えます。でも、ちょっとずつ色味が違う家具が並んでいると、あまりおしゃれには見えません。だからといって家具の色をぴったり揃えるというのは、本当に最初から造り付けで作らない限り難しいものです。

そんなときはどうすればいいか。色に強弱をつけることを意識してください。主役にしたいメインカラーを決めてメリハリを作れば、それ以外の家具の色味がたとえ完全にぴったり合っていなくてもだいたいなんとかなります。なので、家具を買うときは、どの色をメインにするかを決めてからがおすすめです。

終わりに

バイヤーのお話はいかがでしたか?いろいろな椅子を揃えたいという「椅子が大好き」な方、たくさんいらっしゃると思います。

もし、集めた椅子の色がバラバラになってしまったらこのコラムをヒントにコーディネートしてみてください。色味がごちゃつかず、お気に入りの椅子が映えるダイニングルームは、きっと満足度の高い空間になると思います。

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