花の作り方って、育て方ではなくて、今、今年の冬にむけて、

星の王子さまミュージアムで７mのクリスマスツリーにつける、ジャイアントフラワーを大量に

製作中。その花を作るのに、改めて観察しながら、どうしたら、花らしくなるのか。

それでいて、一輪の花を作るのに、なるべく難しくなくて、時間がかかり過ぎない作り方を

研究をしています。でも、花を観念的に作るには限界があり、なるべく本物の花を見たり

写真でも、それから、絵画にでてくる花も参考にします。

こんなにたっぷりの花弁を作るのは気が遠くなる。１輪だけならまだしも、一旦作ると同じようなものをいくつか連作しないと、構成が難しくなるから。

（一個一個全部違うものを同一画面にまとめるのは難しく、ある程度同じようなものが連続したほうがまとまって見えるのは庭にも言えることですね）

今年は花のクリスマスツリーで行きたいと思うとご相談を受けた途端にひらめいたイメージでした。六年ほど前、バッキンガム宮殿のイベントを訪ねた際に見たペーパージャイアントフラワーの

ことがずっと記憶にあったからです。しかし、素材は、紙だったので、三ヶ月近く屋外で

雨や時には雪、霜も降りる環境で耐えうる素材を探して行きました。東急ハンズやDIYショップ。

ポリエンチレン的な素材を見つけて試作を繰り返して。

ホッチキスで仮止めして、最終的にホットメルトで固定。花びらのカーブはホットカーラーや

電気コテなどいろいろ駆使。即座に冷やして形状記憶パーマみたいに。

ふうう！ここまできましたが、やっと８〜９個。７０個以上は作らないとならないので

作り方のノウハウが完成したら、助っ人を募集しないと間に合わないかもしれません。

いままでのクリスマスツリーは昼行灯ではないですが、電飾のコードが、のたうち回って

昼に見るとあまり素敵じゃなくて。

しかし、夜はクローズしてしまうミュージアム、昼間に眺めの楽しさを感じられるものがあればと

思っていました。しかし、まだまだ作り方の研究段階。花びらはすべてはさみでチョキチョキ

私がひとりでくつろぎながらも、ちょっと飽きたりしつつ、黙々と何百枚と切り抜いています。

そう思うと、１輪で数百枚はありそうなバラとか。とても真似ができないですね。