お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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北海道 銀河庭園は、今まさに霜が降りてしまう前の最後の最高の輝きの時を迎えていました。

今このときだけの美しさ。嗚呼、これこそ終わりある美。

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ヤマキフラットレッドだったかな?咲ききる前の姿、無言で眺める。

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銀河庭園では、春に植えた2000株のダリアの球根たちが、今まさに、満開の時を迎えていますが

また来年に備えるべく、この後は掘り上げて、それぞれの名前札を間違えないように同定しながら

土を振るって保存箱へ。2000株!考えただけでも気の遠くなる大量の仕事。

その成果は美しく咲いているうちに、少しでも多くの方々に見ていただけたらと。

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農薬を使わない約束の庭なので、病気の心配も常にありましたが、こうして健康的に咲いた。

台風が近づけば、重たい頭、長い茎でぽきっといってしまう懸念も常に。

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ダリアのガーデンウォークではみなさまとガーデンデザイン説明付きのガーデンウォークを

楽しんだ後、アフタヌーンティを。専属パティシェによる、すべてオリジナルのお菓子たち。

甘みのセンスが抜群。あまり、甘すぎるのは苦手なので。どなたかが「あ!ダリアの花びら

色によって味が違う!」と。本当にそうでした。

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銀河庭園でオーガニックに育つ、ルバーブのパイやバラのジャム入りモンブランetc

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おもてなしの空間には、朝から庭のダリアをアレンジしてこんなかんじに即興で活けました。

ガラスのなかにはアクアリウム的に少しだけウドの実など。

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こちらのアレンジには、ウドの実とフェンネルの黒っぽい葉っぱを。

ダリアって、派手系の色味がある分、黒蝶とかブラックパールのような黒っぽい花や、その脇役も

大人っぽい黒系の脇役を加えても暗くならないので。そのアレンジが、すっごく楽しいです。

後ろに見えているのは、空き瓶に挿したモダン・シンプル・アレンジ。

このインテリアの家具が北欧モダンっぽいので、あえて花瓶も飾りのないデザインで。

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顔よりも大きなダリア!

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今年から始めたゲート脇の赤いダリアシリーズも大好評です。今年は特に濃いめの赤が

ファッション界でもトレンドカラーなのでこれは、今の季節感にぴったり。

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ビビッドだけを集めた空き瓶に入れたアレンジはゲートに入ってすぐの場所。

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かと思うとこんな繊細な色調のダリアもあります。

パステル系の花と、ビビッド系は同じ場所に持ってこないよう気をつけました。

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要するに彩度の高い花と、彩度の低い花を一緒に飾らないとか。そういった組み合わせ。

パステルは、あくまでもパステルグループで。

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このダリアはローズ茜。という名前。本当に、なんとも言えないような茜色。

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かなりお恥ずかしいですが、この自撮りドヤ顔は、このローズ茜と同じ色のカーディガンと口紅にこだわったからです。

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日が暮れかかったときには、背景の秋色に馴染んで残念ながらこの時はもうすでに太陽が

向こうの山の陰に行ってしまった後でしたが。こんな色彩。滅多に見られるものではありません!

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というわけで、一体何枚の写真を撮ったのか、わからないほど。

またインスタにもあげていますが、今しか見ることのできない、このダリアの見事は

今月いっぱい霜が降りるまで(天候次第で)見頃を迎えている銀河庭園。有終の美。とはこのこと。

ぜひにぜひに見学に行ってくだされたし。晴れた日は最高です。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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