お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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9月になりました。本当に厳しい8月でしたよね。自宅の庭は、水やりが精一杯で今、荒れてます。

公開中の庭園は、みんな本当に頑張っています。小さな庭でも大きな庭でも、景色は景色ですが。

広いのはホントーに大変!

その景色をまとまりのあるinteresting な眺めにしたいとは、誰もが思いますよね。

しかし、さまざま種類の植物が植る庭。景色がまとまらず、とっ散らかりがちです。

多種類の植物を採用しながらも景色をまとめる。Integrate インテグレートさせるには

植物の生長の過程やさらには地面の乾湿みずはけの個性も周知していないと完成しないのですが

行儀良く、大きくなりすぎない倒れない。そういう安定的なその庭にあったパフォーマンスをする

お気に入りの宿根草が決まっていると助かります。

今年は本当に厳しい年でした。長雨と日照りがやってきて。なので春まではいいけれど、9月にはもう見る影のない宿根草なら、来年は諦めます。そこで

ディスカンプシア セスピトーサ 'ゴールドタウ' Deschampsia cespitosa 'Goldtau'

今年の中之条ガーデンズで、かなり行儀よく、大変良い雰囲気で活躍しています。

この2年間は、この土壌で何がうまくいくのか実験の意味もあり

カラマグロスティス カールフォスターは私としてはもっとも好きな品種だし、ここでも自宅でも完璧。

エラスグロティス トリコデス ソルガストラム インディアンスチール パニカム プレーリースカイ

上記は現在様子を確認中。大きくなりすぎて引越し予定。

ディスカンプシア ノーザンライツ 大人しい。

ディスカンプシア フレクスオーサ まだ不明

パニカム チョコラータ  パニカム ノースウィンドパニカム ヘビーメタル は皆基本的には行儀は悪くは

ないのですが、水分が多すぎたりマッチング良すぎて手に負えないほど増える恐れもあり。

何十年と草花と付き合うなかでも、出会ったばかりの地面や地域ではまたその個性を知るまで

ちょっと時間がかかりますね。10月23日、24日はメインの植え込み作業をしますが

それまでの間、台風が心配です。

ところどころ水が滞留するような場所があって、そこでは最悪の結果。

しかし、そうした湿土でも安定していたのが、ディスカンプシア 'ゴールドタウ'でした。

先日のイコロの森のウェビナーにも出てきた、湿地っぽい場所でも行儀のよいグラス。

それがこの品種で。「同じ原理だ!」と膝を打った次第。今年は少し 'ゴールドタウ'の面積を増やす予定。

ただし。相変わらず花が満開じゃないと一般的には興味を持ってもらいにくい観光庭園の現状はあるので、ほかにもたくさんの球根花、花付きの良い宿根草も発注中です!


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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