2025.8. 8 / ガーデニング(GARDENING)
今回、6月のイングリッシュ・ガーデンのツアーで訪問したアユンデル・キャッスルのガーデンには、数枚の黒看板に手書きの文字。
その場でじっくり翻訳すると、時間がかかるのと、わからない単語もあるから、私はいつも写真を撮っておきます。
最近のガーデン探訪。ここがこうなっていることの意味を説明するというか。
様々なテーマが表現されているので読んでみると大変に興味深いことがたくさんあります。
そして、そこに綴られた文章は、こう始まります。
オーガニック・キッチン・ガーデンへようこそ。
この庭園は、有機農業とパーマカルチャーの原則に基づき、化学肥料や農薬を使用せずに管理されています。
limnanthes リムナンサス(ポーチドエッグプラント)のような植物は、ミツバチやハエドリバエなどの受粉昆虫を引き寄せ、その幼虫はアブラムシを食べます。
マリーゴールドは白蝿を寄せ付けず、強い香りのニンニクはキャロットバエを遠ざけます。
このような混植により、自然と共に働き、化学物質不使用の作物を生産できます。
すべての作物はこの城で使用されています。
忙しく庭を巡っていると、見過ごしてしまいそうなびっしりの文字、しかし、見逃すのは、もったいない。
スマホはありがたいことにすぐに削除もできるし(その割にはちゃんと削除してないけど)とりあえずフィルムの写真と違って写真は撮り放題なのでいろいろ撮影すると便利です。
イギリスのガーデンセンターに行くと目につくのが、プラスチックの苗ポットを使わない商品構成。
プラスチックのジョウロも減りつつあり、使いやすさの点でどうしてもプラスチックのじょうろがないと私は困ってしまうのですが(ブリキのじょうろはどうしても重いです)
ただ、多少割高でも、この姿勢に対して共感をしたいと思うところがあります。
私たち旅行者は苗を買うことができませんからやっぱり写真を撮ってしまいます。
それでこの写真を撮って気づいたのですが、本来土が見えてる場所に枯れ草が詰めてあります。
これも良いですね。私は夏の間植木鉢に入った植物たちの裸の地面 裸地を太陽にさらさないように卵の殻を置いたり、種のついてない植物の枯れ草を置いたりしています。
ハサミで刻んでおくと葉っぱが絡み合って案外風で飛ぶ事はありません。
トムスチュワートスミスさんのプランツライブラリで苗を売っていました。
欲しいけど買えません。このポットも土に還る素材でした。
ロンドンのキューガーデンを訪問した際、こんな看板を目にしました。
園芸チームからの報告。
「遊びやゲームのためじゃありません」って、どういうこと?
なるほどそういうことですね。
(写真がどうしても横に回転してしまいますが直しようがなかったので失礼)
私これが遠くから見えたときに、なんだろう。
なんだか。現代アートなどなら嫌だなぁと思ってしまったのですが
実はとても樹木のために大切なことをしていたのですね。
説明は大切ですね
RHS ガーデンに入った途端目についたこの看板、読みにくいけれど
いつもの夏なら干ばつの話題ですが、逆に?
「イギリスその他の地域と同様、北西部も平均を上回る降雨量を記録しています。これにより、
一部の地域が水浸し状態となり、例えばこの南の境界線付近でも同様の事態が発生しています。
この問題に対処するため、私たちは土壌構造を改善し、蒸散作用を通じて過剰な水分を除去する
さまざまな緑肥を播種します。
まず、土壌が自然に一定程度乾燥するのを待った後、除草を行い、ファセリア、マスタード、クローバーを散布播種します」
そうなんだ。どのような方法で土壌構造の改善をしたのでしょうか。それも知りたかったな。
まさに大雨が降るかと思えば干ばつが続き世界中が厳しい状態です。
しかし、英語はなんというか、絵になりますが、日本語でうまく素敵な雰囲気で説明するのってビジュアル的にはちょっと難しいと感じてます。
デザイナーとしては、うまく伝わるように、うまくできるようにしたいものです。
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